どいやさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

どいや

どいや

映画(323)
ドラマ(0)
アニメ(0)

インソムニア(2002年製作の映画)

4.0

かっこいいアルパチーノと、くたびれたアルパチーノの両方に出会えるという意味でも貴重な作品。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

ランチョーみたいな心持ちの人間になりたいなとしみじみ感じる作品でした。

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.4

ストーリの自然な流れの中で変わる風貌により、時系列の遷移がそれとなく示唆されていたのが面白かった。ストーリーそのものでなく、その魅せ方によってでも作品に個性を出せる点は、映画ならではの良さだなと感じる>>続きを読む

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.8

アメリカの人種観だけでなく、宗教観や政治思想も会話の隅々に現れていた。途中の警官が、ユダヤ系のミスデイジーに対しても不遜気味な態度だったのが、より踏み込んだ描写だったと感じた。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

企図された起承転結に丸まって無い良さ。
東アジア的な概念が物語の中心で良い味を出していて、韓国を舞台に含めた意味が出ているな〜と感心した。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.7

ワンカット撮影と必要最低限の会話が、戦場のリアリティを際立たせていた。
最近のオッペンハイマーしかり、教科書等文章でしか見聞きできない事柄の理解を深めるにあたって、このような作品の果たす役割は大きい。
>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.4

インターステラー観た時を思い出す感動だった。
設定は実際のメキシコのお盆的な習慣に由来してたりするんだろうか。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

一言でアイシュタインを当事者に引き込んだオッペンハイマーと、引き込まれたアインシュタインの、2人の最後の表情が忘れられない。
もう一度映画館で観たい。

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃステキな映画だった。
冷戦下のスパイ話のはずなのに、人物間の関わり合いの美しさが際立つ作品。
ただ、固有名詞多めでハイコンテクストな進行だったためかわからないままのところも多かった。もう一
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

3.7

いくら監督になれなかったからって007をあからさまに引き合いに出しすぎだと思う。
それこそ名前が出てきた007、ジェイソンボーンが好きな身からすると自分にはあってなかったかな。でも好きな人がいるのもわ
>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.9

90分間ずっと同じ部屋、ほぼ変わらない構図で繰り広げ続けられるのに、議論の進展と人間模様で全く飽きない。
面白いのもそうだけど、それよりも、凄い作品だなーという感想でこの点数。

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

4.3

カーアクションはグリーングラスが1番!
マットデイモンまた体型戻して続編作って欲しいな。

怪物(2023年製作の映画)

3.8

女子生徒や他の5-2の生徒がなぜ先生を売るような行動を取ったのかわからなかった。
最後の2人は現実か幻か。答えがない方がいいね。

第三の男(1949年製作の映画)

4.5

二転三転のストーリーが面白かったし、寄り道もなくスッキリとしていて見やすい。
演出・カットも拘られていて、
ハリーとホリーが見つめ合うところ、
スモークからホリーの影が現れるところ、キャロウェイとヒロ
>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.1

カジノロワイヤルから本作まで、ストーリーの繋がりが上手いことできてるなと。
特に前半はシリーズらしさ全開だったし、パロマとフィリックスも良いキャラしてた。
ただ、孤独に静かにキレてるボンドが1番かっこ
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

話が面白かったのかそうでなかったのか、自分でも良くわかってないところがあるが、いずれにせよIMAXの良さがトップクラスに出ている作品だと感じた。
ハビエルバルデムの演技は相変わらず凄すぎた。

007 スペクター(2015年製作の映画)

4.3

シリーズはヴィランのキャストが本当に上手いなぁとクリストフヴァルツを観て改めて思った。
ボンドは孤高のままであって欲しかった感があるのと、組織・ボスの深掘りをもっとしてほしかった感は否めないが、多様な
>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

単品だと面白いとは言えないが、2〜3で大化けしそうな予感もする作品。
いくつかの本で、東洋・アジア文化は、よく理解されないまま、何か特殊なものに通じてるおれカッケーでしょ的に消費されていると読んだこと
>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

4.3

全体的に静かな映画なはずなのに、
絶えず、遠く無いところで日常ではあり得ない異音が響き続けている。
塀の向こうなど話題にも上がらず、自らの優雅な日常生活にしか目が向いていないことの異常さが、さも当然の
>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.5

ハビエルバルデムの配役が的確すぎた。
本作に限らず、強者・一流が持つ孤高性・孤独性に強く惹かれるところがある。

月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.7

面白かった...
切なさ、友情、陰謀、不気味さ等々多くの要素をサムロックウェルほぼ1人で表現。
伏線回収もすごく綺麗だし終わり方もダラダラな引き伸ばしがなくスッキリしてる。
音楽も良かった。本でも絵で
>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.4

ボーンとか007みたいなダークでスピーディーなテイストが好きだから小学生向けスパイ映画みたいに感じた。
ヘンリーカヴィルとサムロックウェル好きだからちょっと残念。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

ミステリーじゃなくて、事件を起点にした人間模様を描写した映画って感じ。誤解を生むから、ポスターはもっと映画を理解できた人に作ってほしい。

大音量の音楽は、ダニエルがちゃんと家に帰れるための目印(耳印
>>続きを読む

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.5

他人から見た自分、自分しか知らない自分、その決定的な違いがすごく上手に描写されている。主人公だけじゃなく、各登場人物の孤独や悩みもありありと伝わってくる。有名税とかいう言葉を平気で使う人に見てほしい映>>続きを読む