foochthepopさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

淵に立つ(2016年製作の映画)

3.6

不穏でヒリつくサスペンスドラマでありながら、ところどころファンタジー

浅野忠信の演技が冴えてた
古舘寛治は生理的に苦手な役者なんだけど、こういう役は本当にハマると思う、やるせない

筒井真理子は、あ
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.0

趣味爆発

ガールズトークの生々しさは個人的に好き

カーアクションが本当に凄かったし、本来なら目を覆いたくなる話だとしても、それを気にさせない爽快なエンタテインメント作だと感じた

最後らへんなんて
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つむぎ(2004年製作の映画)

3.1

フレッシュな頃の蒼井そらのピンク映画

ピンク映画なんだけど少し叙情的で、だいぶ映画らしい

四角関係?の人間関係がフツーのポルノにはないドラマ性を生んでいて、ストーリーが割と気になったし、地味な女教
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ハイエナ・ロード(2015年製作の映画)

3.3

アメリカンスナイパー×アルマゲドンとでも言いたくなるカナダの娯楽映画

当事国としては、娯楽じゃない!ここで描かれたことは我が国における史実も同然だ!と怒られるかもしれないが、個人的に、シリアスな戦争
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ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

3.5

アフガン戦線の映画は、何でもありなテロリスト/ゲリラ兵に少数精鋭コマンドで立ち向かうものが多く、ドンパチを楽しめる

また現代の戦争を描く映画では、民間人か否か、武装/非武装の判断がカギとなり、それが
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

映画の基本はエンターテインメントである、という原則や理念(勝手に思ってるだけだが…)に則った映画。

つくづく、ロードムービーと頑固親父(シャーリーは親父ではないが)は相性が良いなと思った。

メイン
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.6

上映75分の大半を主演の2人の会話で回していたが、観ていて違和感がなかった

特に菅田将暉の自然な、「強者にペコペコしてその陰でイキる、根は繊細な大阪の若者」感を完璧に表現する演技に脱帽した

話の展
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バッド・ルーテナント(2009年製作の映画)

3.7

ニコラス刑事モノというと午後のロードショー的なよくあるアクション映画を想像しがちだが、これはオフビートというか結構にラリった秀作だった

こんなクズだけどユーモラスでかっこいいけどやっぱクズだなあって
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野火(2014年製作の映画)

3.7

題材が塚本晋也の作風とマッチした好例だと思う。

ザラザラ、ドロドロした映像。

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.2

ユダヤ人迫害、お洒落で超頑固なクソジジイ、ロードムービー、故郷、旧友、後悔

グッドストーリーの要素が満載で、しかし根っこはラテンの明るさとご都合主義なもんだから、とても良い、涙出た

93分という潔
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

人間ドラマであり、古典的ホラーであり、サイケなファンタジーでもあった

ホラー映画オタクが色々なアイディアを詰め込んで作ったような映画

無数の伏線が散りばめられていたが、ビビってそれどころではなかっ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

久しぶりに監督が相当な気合を入れて作ったんじゃないかと思われる

実力派俳優で固めた中でも特筆すべきはやっぱり安藤サクラ

結局彼女に持ってかれて、あのシーンが一番「家族」とは何かと感じさせた、映画史
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ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

4.0

場内の大半はご高齢の方々で占められ、序盤はおば様方のお喋りがやや気になったものの、次第にシリアスなムードが漂い始めて集中できた、初めてのポレポレ

タイトルに衝撃を受け、評価の高さにも興味を惹かれ、こ
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.7

タイの極悪刑務所でキックボクシングをする話、実話

なかなか話の中身や描写がエグく、ゴロツキ共の迫力がモノホン感満載でサイコー
絶対何人か前科あるでしょ間違いない

自宅で観る意義はあまりないかも

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

バカ万歳、サメ映画万歳

ピザ食ってコーラ飲んでこれ観てセックスしたら、めちゃくちゃ元気出そう

馬鹿なアメリカ人が馬鹿なアメリカ人のために作った、今までのサメサメパニックのスケールをデカくしただけの
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.2

展開が最高で、純粋に面白かった

Gmailとかのフリーメール使ってるの、SNS等の利用においてはやはり危険だよなあと考えさせられた
SNSのパスワードを突破する場面、その手口が当たり前のもので何の新
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.5

何の映画かと言われたら、幼馴染3人組でヨーロッパ旅行を楽しんでたら特急でテロに遭遇して取り押さえて表彰された
という、ただそれだけの話ではある

垣間見せるちょっとした人間ドラマがあるから96分観続け
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.6

緊迫感があって、良いドンパチでした

ベニチオデルトロは凄みがあった

マフィアの娘がやたら美少女で惚れた

ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

3.5

うちの長男が観たいというので借りて観た
3つ下の弟を持つ兄としては、似た境遇の主人公に共感したかもしれない

話はどっかで聞いたことがありそうな内容で、予想外のことは起きず、無難に楽しめるホームコメデ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

結構前に観たけど、言うことはあんまりないから支障ないはず

かなり笑った
一番好きなのは監督がキレてアドリブでかますところ

盗作疑惑炎上のせいか、過大評価されてると思ったけど、監督の人となりは生理的
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アポカリプト(2006年製作の映画)

3.4

マッドマックス、猿の惑星、走れメロス、プレデター

前半は良く出来てるな〜と思ったけど後半はずっと追いかけっこで、終盤はちょっとギャグだった

話として特に面白くはないけど、ドキドキして先を見たくなる
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ジングル・オール・ザ・ウェイ(1996年製作の映画)

3.3

おバカなコメディで、クリスマスの日にダメ親父が子供のために頑張る話、と聞くと良い話っぽいけど、この親父不法侵入とか放火とか犯罪やらかすし、かなり暴力的で極めて利己的な人間

子供の頃なら大興奮だったと
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

3.8

能力を隠してひっそり生きるって設定が良い

ピクサーの強みだと思うけど、実は割と大人向け

4歳と1歳の息子が2人して観るのはこれとジブリだけ、凄い

あとイラスティガールはめちゃエロ

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.9

いかに当時のベトナム戦争が問題視されていたのかが分かる反戦映画

タイトルが秀逸で物哀しい

これを観た後に「男たちの大和/YAMATO」を観たことで、この映画がどれほど素晴らしい映画であるかを痛感し
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.6

楽しめたのは楽しめた。

なぜ猪ではなく鯨だったのか、あんだけなりたかったのに、理解できない。

あと、この監督の描くヒロインはズレてる女ばかりだと思う。

潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

3.6

普段ならプレイボーイな主人公に感情移入できないとかケチつけたかもしれないが、何故か素直な気持ちで鑑賞できた。

自伝の映画化という前情報がなかったのが奏功したかもしれない。

伝えることが難しいからこ
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.0

自分は脱走モノ好きなんだと気付いた。

この映画はスパニッシュバズがとにかく最高。

他にもクスリとくるシーンが多い。
バービー人形の彼氏ケンの衣装への愛なんて、おもちゃなのにwと笑ってしまう。

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花様年華(2000年製作の映画)

3.9

‪ロマンチックで、アダルトで、文学的で美しい純愛映画‬。
‪大味なラブコメとは異なる、じんわりくる感じのスルメ映画。ところどころ、遊び心があって、飽きさせない。想像させる。‬

‪主役の2人の、お互い
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娼年(2018年製作の映画)

3.5

展開としては原作に忠実なんだけど、セックスという行為に、原作における繊細さは感じられなかった。
それは三浦監督が撮ったからで、ある意味別物というか、エロスは捨てて人間ドラマを撮った映画化だと思う。だっ
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.5

作品全体を通して、表面的でスノッブな現代アート界隈を揶揄、あるいは批判し、「こういうの馬鹿馬鹿しくない?」と言われているように感じた。
美大生が美大生を馬鹿にしてるみたいな。

基軸となるのは、まさし
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.1

観終わった日は頭ん中で誰かがずっとバーフバリ!って言ってた。

個人的に「好きな映画」ではないんだけど最高に楽しかった。色々と雑ではあるし、演技が古い(大袈裟)んだけど、それで良いと思えるのがインド映
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ダイバージェント(2013年製作の映画)

2.5

思いつきを練ることなく設定したディストピア的世界で繰り広げられる子ども向けアクション。

中学生がデートで観るのにちょうど良いのでは。
ちょっぴりアダルトな要素もあるし、盛り上がると思います。

アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.5

何も残らないけど娯楽としては楽しめた。

ただし、確か大友の女(板谷由夏)だったと思うが、殺された彼女が映るシーンで、胸が呼吸で大きく上下していた。数分回しているなら分かるが、そんなに長くもないシーン
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.6

ゾンビ映画としては特別面白いと思わなかった。ゾンビ映画なんてそもそもが馬鹿な話なので馬鹿になるのが最適な方向性だと思っている。もう少し笑えた方が良いし、もう少しビビらせた方が良い。

この映画の見所は
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.5

戦後しばらくした現代で、遺品となった手紙を回収する描写があったりして、史実に基づいた映画であることを前面に出しているようだが、腑に落ちない。
登場人物の多くが架空の人物だからだ。
中村獅童はいつも通り
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