foochthepopさんの映画レビュー・感想・評価

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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.0

多分直近作を3作連続で観てるんだけど、話の面白さでいったら一番つまらんかった

でも、毎年のように新作やるのって、アイディア搾り尽くされてるんやろな
キャラも世界観もほとんど変えらんないし

そんな中
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千年女優(2001年製作の映画)

3.7

これは性愛の情念が欠けた人間のレビューなんだけども、ほんのごくわずかな接点によって運命的な恋愛に身を焦がすような彼女の半生に移入できず、少し冷めた目で観てしまった
目まぐるしく舞台が移り変わる前半〜中
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.7

なんかモヤモヤと引っかかる点と、素直に素晴らしいと賞賛したくなる点とが同居した映画

酷評してる人たちの気持ちはとても良くわる

が、まあ違和感に目を瞑れば強力なエンタメ作品だと思う

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.0

話として面白いかと言われると、個人的にそんなことはないと断言してしまう、
しかしこの映画の諸シーンやエッセンスは、多分脳裏に焼き付いて消えないんじゃないかと思う、そんな映画だった

人の生/性を映画に
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.0

人を育てるのに重要なのは、相手をリスペクトして受け入れ、大切な人に愛を伝える姿勢なのだ、と感じずにはいられなかった(東洋人的には、直截に「愛」を伝えることって難しいことだから悩ましいけれども)

そし
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

3.6

味がある、ナチュラルなローカリティーと様式美が共存する映画

飽きるほど綺麗な景色を見せる一方で、humorousに「人間(の営み)」を感じさせる

非常に地味ではある

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

まず88分で楽しませてくれたことに感謝を申し上げる(短い映画が好きなので…)

気軽に観れて、そこそこドキドキして、少し悲しい気持ちになった

映画として観る分にはオチは想定できたけど、実際にこんなシ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

良い

岸井ゆきの、「愛がなんだ」を観て上手な役者だなーと思った
美人ではないけど惹きつける何かがあるというか
本作を観て好きな女優だと思った
泣くのうまい役者って良いよなあ

そして僕は三浦友和が好
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.6

家族を取り込む(のが自然と感じさせる)には、マーティンのキャラクターをもう少し魅力的なものにした方がいい気がした

話としてはそれほど

でも、伏線とか映像表現のこだわりとか、すごいのはわかる

上記
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.7

設定を設定として飲み込める人でないとこの映画を楽しむのは難しい



不条理な設定に「そうはならんやろ」みたいに感じちゃったら面白くないだろうな

最後の方、重要な特徴みたいなのを共有できないとカップ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.6

まあまあ面白かった

が、別に観なくても良いレベルだと思った

法廷サスペンスとしては物足りない(オチはベタベタ)

電車で(スマホ)観るには濡れ場がじっとりしてて気まずかった

アザーズ(2001年製作の映画)

3.8

途中で気付いたけど、久方ぶりの2週目だった…

悲しくて美しいホラー

ホラー的表現を極力抑えつつも、マイルドにじんわりと怖さ不気味さがあるの好き

ニコール・キッドマン好き

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.4

「少年の君」が良かったので、当然のごとく観てみたが、別に観なくても良かった

個人的には少しペラく感じた

小悪魔っぽい周冬雨は一見の価値あった

はりぼて(2020年製作の映画)

4.0

報道の使命の一つに「権力の監視」があると、東海テレビは「さよならテレビ」で訴えた

一方、「はりぼて」のチューリップテレビは、監視に留まらず追及まで行った(少なくとも映画の中では、彼らの粘り強い取材が
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1944 独ソ・エストニア戦線(2015年製作の映画)

3.6

映画としては佳作って感じだけど、悲劇の歴史に想いを馳せずにはいられない

少年の君(2019年製作の映画)

4.1

期待したより良かった、良すぎた

メインキャストの演技がめちゃくちゃ良い

特に主演の周冬雨と書いてチョウ・ドンユイ
果てしない透明感と演技をするために生まれてきたかのような幸の薄さにやられた
それで
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

2.8

「嘘…欺瞞なのね」

タイトルからあらすじが推測できる良心的な作品でした

これはドラえもんワールドにおける人類補完計画や、人民寺院などのカルトに対する批判である(ちがう)

または、共産主義に対する
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.7

投稿ボタン押すの忘れてた:(´ཀ`」):

--------
アメ〜リカァアア↑↑↑↑な映画と言えば、と10人に質問したら1人くらい答えそうなトップガン

幼少期に金曜ロードショーか何かで観た記憶があ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.8

比べるもんでもないんだけど、敢えて言うと個人的にはスラムダンクよりも感動した

原作を読んでから久しく、大まかなプロットすら忘れていたけど、たぶんそれが奏功した

FIRST NOTEだけ軽く聴いてた
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

鑑賞後、3ヶ月以上経ってしまったので、今更言うこともあまりないので簡単に

良い意味で2.5次元として映像表現がバシッと機能した大傑作だった

振り返ると、途中から自分はややメタ的な姿勢で観てたと思う
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.8

こういう映画だったなんて聞いてないぞ!
百円の恋みたいなやつだと勝手に思ってた…

イーストウッドは何となく苦手意識あって遠ざけていたけど、沁みるドラマだった

八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.6

不必要に長い。
が、なかなか良かった。
尺の長さに対してラストが納得感薄いというか、あまりクライマックスに感じなかった。もっと丁寧に撮れたやろ。

宗教2世や孤独な死産などの問題が取り沙汰される現在、
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RRR(2022年製作の映画)

3.7

ナートゥが良かった

終盤の畳みかけ方は痛快そのもの

20世紀が舞台とあって世界観のファンタジー度がやや低いぶん、満足感で言うと個人的にはバーフバリに及ばなかった

小さめのシアターで観たのが悔やま
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音楽(2019年製作の映画)

3.5

個人的に、この映画のポイントは二つ

一つは、サブカルホイホイであること
声優として坂本慎太郎と岡村靖幸を起用しているので、その御大の名前と如何にもな絵柄にビビッとくるサブカルには、どストライクかもし
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

松坂桃李が悪いわけじゃなくて、視点の問題だと思うんだけど、前作では役所演じる大上の貫禄に丸め込まれた感があった

大上の方が綱渡りが上手いというか

だからこそ、この映画のメインは鈴木亮平演じる上林な
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サーミの血(2016年製作の映画)

3.5

勉強になった、シリアスなテーマの映画

場面場面でいうと、似たような気まずさや痛々しさは、陰キャなら経験しているかもしれない

もちろん同列に語るべきものではないけれど

ただ映画の魅力としては期待し
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.7

邦題のせいもあるけど、どうしてもホテルルワンダを彷彿としてしまう

ただ、ルワンダの虐殺は、史実として、ご近所さんが急に人殺しとなってお祭り騒ぎになるという悍ましい出来事だったのに対し、ムンバイの事件
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

1.0

何だこれ、沈黙シリーズかな?

端的に言って、製作が原作を1ミリもリスペクトせずに「ぼくのかんがえたさいきょうのころしやの、なんか売れそうな映画」として作ったような映画です

漫画「ザ・ファブル」の良
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.5

評判もまあまあ良いし、マドンソクがカッコいいし、少し期待してたけど、まあ普通だった(面白いのは面白いけど、何の驚きもなくて、観ないと損!って映画じゃない)

主役のキムムヨルが、時々武井壮に見えてしま
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

アリアスターに通じる趣味の悪さを感じた

黒人差別と見せかけて黒人差別ではない?!と思わせてるけど、
ニュアンスは常に黒人差別を滲ませたものだった

そういう構成や演出が秀逸だし、ヒロインのアリソン・
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