あのくもさんの映画レビュー・感想・評価

あのくも

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

映画の評価軸として「知的でスリリング」というジャンルがあったことを久々に思い出す。エンリコ・フェルミが出てきて割と変な見どころがあったのが個人的に俺得(二重表現)。

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

4.3

「なんかダラダラした連中がダラダラと頑張って、ユルい危機が到来してなんとなく解決してハッピーエンドな映画」という現在まで作られてるジャンルで今もなお最も高い完成度を誇る。80年代的なオプティミズム。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

なんか薄味の観光案内みたいだった前作より全然好きだな。心がちゃんと砂の惑星に旅立てていたように感じる。
大仰で意味ありげに撮っているだけと言われてるけど、ちゃんとスケールの広い画面を活かした画作りにな
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鶏の墳丘(2021年製作の映画)

4.0

心地よさがすごかった!!
なんも難しいこともなく、ただ単に生ポリゴンCGの質感と色彩の美しさ、それに電子音とASMR風の音響のリズムと心地良さに浸る短編アート映像の繋ぎ合わせ(にしては83分って尺とし
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さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスター(1978年製作の映画)

4.3

未だ浅学ながら物申すのですが「愛が地球を救う」というストーリーを世界で初めて映像化した可能性が高いのでは…?

ボビーに首ったけ(1985年製作の映画)

3.6

脚本、演出、作画どれをとっても高クオリティな作品ですが(ボイスアクターの演技を除く)、それ以上になにか表現としての純度が高いなーって思えるアニメーション。
「ふわふわ生きてる若者の気分で動く話」と「オ
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神の道化師、フランチェスコ デジタル・リマスター版(1950年製作の映画)

3.7

結構しかめっつらしい顔して臨んでしまったが、多分これ修道士たちの男子校ノリを楽しむユーモア映画という面が大きいような…?
不条理な事態に遭遇しても、いやこれは教えではこうなっていて〜って教義に回収しよ
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宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター(1977年製作の映画)

2.7

TV版のダイジェスト構成である点を斟酌しても、映画としてはなんかずっと戦ってばっかで正直おもんないだろこれ。シリーズだと多分もっとキャラの個性とか描写があってドラマがあるんだと思うが…。(一番の不満・>>続きを読む

人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)

4.0

正確なデッサンで美しく抑制的な芝居を描き続けてきたからこそ、最後のエモーションの爆発が生きる。あと何気にアクターの方も名演技では。
これはもうマジでどうやったって二度と作れない種のアニメだから世界遺産
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.3

こういうスーパークールに愛と暴力を描いた映画もっといっぱい増えないかな、超好き。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.1

デヴィッド・フィンチャー、映画撮るの上手(うま)星から来た映画撮るの上手(うま)星人かよ。
狙撃手は映画的ということがよくわかる冒頭20分と、別に狙撃手じゃなくても車運転したり銃構えたりするおっさんを
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

言われたことをやってただけの男が初めて自分の意思でやると決断したのが「真実を語ることを求められる法廷で、妻への愛は本当だったと告白すること」なのが面白い。(結局は自己保身のために動いて報われないのもい>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

貴(たかし)、ありがとうな。

モラルより行動が先or行動よりモラルが先

RWBY Volume9(2023年製作の映画)

4.8

全てが台無しになったあとの未来を生きるために必要な第一歩、それは自分が何者であるかをしっかりと見定めてそれを受け入れること。
自分のオールタイムベストの一本です。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.9

まーじで題材的には陳腐だしゴシッピーや露悪寄りな面は全く好きじゃないのに毎回見るたび「ほんまよぉく出来とるわ〜」と感心してしまう…。
アニメーションの表現としてビューティフルドリーマーをやや更新してる
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.4

理不尽な目に遭っても「でも俺らの目的も不純だったよな」で自らを顧みて正義の心を失わない純粋さに学ぶ点はある。

ルーキー(1990年製作の映画)

3.7

テレビでやってるのを3分だけ見た、夜の撮り方がきれいで山田康雄の声がいい。

マジンガーZ対暗黒大将軍(1974年製作の映画)

3.8

対デビルマンに見られた異常な構図は大人しくなった代わりにこちらは美術が異常に良くてこれまたリッチな画面を楽しめる。
兄と弟のドラマは涙なしには見れない。

マジンガーZ対デビルマン(1973年製作の映画)

4.1

美しい映画と言ったら流石に何か言い過ぎだけど、異常に画面の構図が良い…面白い。それがまたシネスコの大画面で映えること!
マウントみたいになっちゃうけどこれ本当に映画館で見ないと意味ないっすよ。(次いつ
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がんばれ!!タブチくん!!(1979年製作の映画)

3.3

6割くらいタブチへの中傷で作られている
アニメーションの出来◎

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.7

陰口糞野郎とは一刻も早く縁を切った方が精神的にも人生的にも良いです。
ホントなんで人生が一番苦しい時に何年もあんな扱いを受けなきゃいけなかったんだろ、今考えてもマジで意味わからん。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

なにかがすご過ぎたのかどうかは分からんけど、劇場に傘忘れた…。

<夕方追記>
でもまあ星つけるとしたらこんなもんだろう。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

3.4

ビューティフルドリーマーに似てるという前情報だけ知っていて、でも「他のことは特に考えずに気心の知れた仲間とずっと一緒に暮らしてえ〜」みたいな欲望って割と一般的だからそれだけじゃビューティフルドリーマー>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.2

後編もあるなんて聞いてないよ〜!これ単体じゃあんま評価できない…。
前作の時から違和感あったけど映像自体の新鮮さで無視できてたが、スパイダーバース式のコマ落としの表現があんま好きじゃない可能性が高いこ
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.7

主人公が物語で失敗して、それを乗り越えて得た教訓をなんか普通に無視してもう一回同じ過ちを繰り返してラスト迎えるのが衝撃的で面白かった可能性がある。まあ教訓話に縛られるみたいなのも良くないし、サプライズ>>続きを読む

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

3.5

序盤の箱が震えて光るのをみんな怯えて見守るのとなんか成金のシュモクザメみたいな金キラキンの敵ボスが笑いのツボに入ってしまって若干集中できんかった。よう知らんフラッシュ、サイボーグ、アクアマンのこと結構>>続きを読む

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.6

なんかすごい丁寧にやるところと説明や展開吹っ飛ばすとこが両極端で終始割と戸惑う映画だった。スーパーマン側がバットマンと戦う動機が、母親を人質にしてけしかける、みたいないつでも楽ちんに出来るやつだったか>>続きを読む

雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

3.5

まずアニメ的に美形でない登場人物をストーリーと描写でしっかりと魅力のあるキャラクターとして造形できている、という高いハードルを越えていることに感心。
ストーリーとかはぶっちゃけ知ってる話だなみたいな感
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

小学校の頃の三者面談?的なやつで担任の教師に「女の子とばかり遊んでるのが心配」とか言われて若干腹を立てたのを思い出して、それでまた心が怒りに支配されるところだった。(怒りの再生エネルギー)
とはいえ映
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.3

「オタクが喜ぶちょっとした小ネタなぞには惑わされないぞ」というくだらない観客としてのプライド、序盤のパルテナの鏡で無事死亡。

世界の終わりから(2023年製作の映画)

4.0

「世界を終わらせたい」という感情、「事故が起きずに両親が生きてて良かった」で解決していいのか!?という疑問符はつくが、120分をちょい超える映画としてのボリューム感はこんくらい(メッセージの射程、ビジ>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.5

ここまで人をコケにしてたら逆に面白いまであるかもしれん

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