あのくもさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あのくも

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東京少女(2019年製作の映画)

1.2

長々と話す割に現状肯定と自己肯定しか内容がないのは閉口した。
「イタイ奴」だの「こじらせ系」だのとマイノリティ性を見出した評が目立つがむしろマジョリティ性の強い「無神経なほどに健全」という言葉が相応し
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ワンダラー(2019年製作の映画)

1.2

言葉だけで感情を表現しようと思うからこういうくだらない映画ができるんだよな。
でもちゃんと外国行って映画撮ったのは偉いと思う。

サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.2

白黒フィルムに降雨を刻みつけることに関する桁外れの執念を目撃。
頭からシッポまでとことん「光」と「時間」についての映画。
「好きなシーンはどこですか?」との質問に対してベーラ監督が「全編好きな映画だか
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天気の子(2019年製作の映画)

2.1

「日本の子どもが銃を持つ」ということの「重み」が描かれると思ったら、バックグラウンドで起こっていた銃強奪事件含めてそこはあんまり掘り下げがなかったのが残念。
あと作品全体に漂う「絵空事を信じない“大人
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.7

好きな画
スパスィーバ・スェルツェ〜♪
オーディション受けにきて整列させられた女性たちと画面の右上にいる牛
鏡にもたれかかるカチマレクとヴィクトルと講師のおばさん(名前失念)

ヴィクトルじゃない方の
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

3.4

いつも緑色の恐竜見て思っていた「同一規格の別の恐竜のおもちゃがあるのでは…?」って疑念が晴れたのが一番の収穫
クマの人生はマジで何にもいいことなかったな

Je t'aime(2010年製作の映画)

4.1

GLAYさんからの依頼を鑑みて形式的には押井監督作品ってことになってますけど、こちらはコンテと演出そして作画も担当している西尾鉄也氏のフィルムと考えるべきでしょうね。
そういう目で見ると、神山カントク
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.4

二回見てもマジで理解できなかったけど、なんでキングギドラが雪食ってんだよ

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.5

繰り返し描かれる茂みに隠れて見つめる目線、サングラス越しの目線、そしてカルチャーに耽溺して“汚染”された視点だからこそ目撃できる一つの真実。

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.6

「怒りは心を腐らせる」って仲直りの言葉としてこの世で最高の位置にあるセリフだな

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

私も父親と関係改善したい

イメージの本(2018年製作の映画)

4.0

一本の映画を監督することと同じように「映画」を監督し続けてるゴダールの最新作
もう色々分からなくなっちゃったけど今回も見終わったら不思議と元気が湧いてきたよ
「単純化した分析は分析対象への暴力を伴う」
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

1.8

チンピラに幻想持ってるインテリって本当しょうもねえな。(逆も然り)こんななら日曜ビッグバラエティの大家族ドキュメントの方がまだ“前衛的“なんじゃねえの。
SF映画は絵が全てだと思いこんでる立場からする
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

4.4

命の躍動。
TREX、見せない花火。

ちょっと失礼なこと聞くんですが、「もんじゃ焼きみたいな人!」って要は「ヘドが出るような男」の婉曲表現ですか…?

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.4

この手のテンポが早くてアッと言う間に終わる映画って、実はいつの間にか劇中で1週間とか経ってたりとかすることが多いけど、これはマジでほんの1日かちょっとくらいしか時間経過してない、そういう時間感覚の転倒>>続きを読む

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.7

野望か恋人かの二択で迷うなんて苦悩がそもそも前世紀の貧乏性的な誤謬なんであってさ、ネットde真実にカブれて短絡的な行動に出ずに、両方とも実現する方法をなんか考えた方が良かったんじゃない?
でもそんな不
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名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.5

思ってたより結構推理してたけど、思ってたより京極人間やめてなかった

運び屋(2018年製作の映画)

4.6

イーストウッドに教えられるまでもなく、スマホがなかった時代、家族みたいな共同体が強靭だった時代に確かな幸福があったなんてことは知ってるけど、人類が進んだ時計の針を戻すことなんてもう不可能なんだから、テ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.7

イリュージョンが起こる瞬間を丁寧に描くと映画にイリュージョンがなくなるのは仕方がないような気もする

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

5.0

傑作。今のハリウッドテンプレ映画で観れるものを全部載せ、潤沢な予算で実現したフェティシズム溢れる機械描写と世界観に脳髄をブン殴られる、これで129分の尺に破綻せず構成できたんだからこれ以上贅沢は言えな>>続きを読む

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.0

ええーっ!?みんなそんなにコレ褒めてるなら「アバター」ってもっと評価高くて良くない???

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.1

ファンタジー・フィクションを愛する者としての素朴なコミックへの幻想は、すごく美しい風景を見せてくれた上に着地も素晴らしいから付き合うに値するもんだと信じさせてくれるけど、結末に持ってくるインターネット>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.7

まあいい話っちゃいい話だけど信仰もないくせに無償で魂の救済だけは得たいっていうのも虫が良すぎるなと思う

人狼(2018年製作の映画)

1.3

「人と関わりを持った獣の物語」が単なる組織への不満を爆発させる「人の物語」になっていた、と言えば普段は原作改変に寛容なフリをしている押井ファンも「原作を汚された!」という高橋、ゆうき、士郎諸先生ファン>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.9

ハネケ翁がこの歳になってもスマホ動画の縦長画面やPCのチャット画面を「映画」にするためにレイアウトやタイミングに凝りまくってるのを劇場で目撃してしまうと、つくづく時代の要請と付き合うのも大変だなと(ハ>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.3

徹頭徹尾上流インテリの自意識の話にするならいいけど、社会派気取りたいなら「上流vs下層」っていう世間さま並みの二項対立の構図に乗っかった時点でもう映画はおしまいだよなって感じ

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

1.5

お前ら、よく見ておけよ。これが「あのころ」と「みんな」に支配された人間たちの姿だ。おれたちもいずれこうなるんだ。
逃げ出そうとしても無駄だぞ。

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

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のび太の物語から出木杉くんが排除されるように、出木杉くんの物語からはのび太ジャイアンスネ夫しずかちゃんは排除されて然るべきなんだよなあ

プロジェクトA子(1986年製作の映画)

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宮崎勤的なるものの十字架を背負う前の「おたく」が見ていた風景で満ちている非常に幸福度の高い映像作品だと思う

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 PSゲームソフト版(1997年製作の映画)

3.0

攻殻ファンの中でも士郎正宗原理主義者の「危険性」については、劇場公開されたわけでもない、個別にソフト化されたわけでもない、尺にして僅かな単なるゲームのカットシーンでしかないこの短編アニメを、実力をもっ>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

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スピルバーグの映画見てこんなに退屈な気持ちになったのは初めてだけど
「オタクにはオタクとオタクじゃない人の区別がつく嗅覚がある」みたいな話だけは真実味があるように思える
だけどたったそんなことで他人に
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