理解するのは難しい。グロい映像も多々あり、変な緊張感持ちながら観ていた。ラスト、なんでああなったのかな。
設定は違うのだけど、どことなく「童年往事」に雰囲気が通ずる作品。アジャを中心に描いているけど、シウインや夫の視点も気になって観ていた。冒頭から、「シウインは幸せにも不幸せにも見えなかった」という語りが>>続きを読む
かなり久々に鑑賞。映画館で観られて嬉しいし、お客さんが結構入っているのも嬉しかった。35ミリフィルムの質感も楽しめた。
淡々とした主人公が、感情を入れる瞬間が美しかった。表情よりも行動で表す。仕事を>>続きを読む
観ながら、いまロシアとウクライナが戦争をしている事実を思い出してしまった。この作品ではナチスドイツの残虐性が描かれているけど、今はウクライナがロシアに酷い目にあわされている。ポーランドもそうだけど、存>>続きを読む
フランシスコみたいに、パートナーを自分の所有物のように思ってしまう人は一定数いる気がする。コミカルに見えたところもあったけど、狂気的な部分が多くて怖さもあった。ブニュエルの作品は生々しいというか、人間>>続きを読む
笑顔が出てこない系の作品。東北の寒々しい風景がしんどさを際立たせている。もう少し陽子の背景を知りたかった気もするけど、おそらくあえて描写していないのだろう。父との関係がメインなのだと思うけど、彼女と同>>続きを読む
ずっと観たかった作品。短くてストーリーもわかりやすいのだけど、あまり救いらしい救いがないというか、ちょっと消化不良な感じがしてしまった。空虚さがもう少し突き抜けてくれても良かったかな。
アンドレは、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
観終わった後、優しさについてずっと考えていた。「優しくなければ生きている意味がない」というセリフがあったのだけど、結局、人は人のために存在しないと意味がない(人の役に立たないと意味がない)と言っている>>続きを読む
話はいまいちよくわからなかった。私的な作品ぽいのはなんとなく理解できたけど。監督がミュージシャンとのことで、その雰囲気が表されているのかもしれない。幻想的なシーンもあったが、こういう風景に馴染みのある>>続きを読む
タイトルが好き。序盤を見てると主人公の嫌な奴感を押してくるのかと思いきや、意外にそうでもなく、丁寧に心の変化を描いていたと思う。兄弟、姉妹の存在は面倒くさいこともあるけどらやはり良いものだなと感じた。>>続きを読む
初タルコフスキー。難解なイメージがあったので敬遠してたのだけど、観て良かった。とにかく映像がきれいで他のかたも書かれているけど、絵画を観ているかのようなシーンの連続。ロングショットが多かったり、人が佇>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
人が自殺してしまうということは、残された近しい人たちにとって悲しいのは言うまでもないけど、残された人たちが自分を責めてしまうことが多いと思う。この作品だとレオだけでなく、家族がそれにあたるだろう。>>続きを読む
27年ぶりに鑑賞。いまは無き高田馬場のACTミニシアターで観たのをよく覚えている。
改めて観ると、息子や娘が冷たいなと思うものの、彼らには彼らの生活があるのも事実だし、仕方ない部分もあるのかなとも思>>続きを読む
シンプルなストーリーなのだけど、なんともいえない理不尽さを感じて、なんか悔しい気持ち。わりと今の世の中にも通ずるところがあるように思う。生きていていろいろ辛いことはあるけど、仕事が得られないことのつら>>続きを読む
かなり久しぶりに鑑賞。若いときに観たのと違うのは、自分がロバートやサラの年齢に近くなったこと。ロバートの女性関係のだらしなさについては、共感はできないものの、仕方ないと思ったのが正直なところ。自分の気>>続きを読む
オープニングの湘北のメンバーが登場するシーンが音楽含めてめちゃくちゃかっこ良かった。後から知ったのだけど、原作者が監督しているのね。
自分はスラムダンクのディープなファンではないので、正直言うと登場>>続きを読む
19年ぶりに鑑賞。天井の低いシネアミューズで観て、つらい気持ちになったのはすごく覚えている。改めて観ても、やはり感想としては「つらい」というのが率直なところ。昼間のシーンが多く光も多いのに、重苦しい空>>続きを読む
若干、人物の関係性がわからなかった部分もあったけど、全体的には楽しめた。人が殺されるシーンはどれも衝撃的なのだけど、カメラワークがそれぞれ凄かった。人が殺される雰囲気は観ていてだいたいわかるので、なん>>続きを読む
こういう作品に出会うと、長いこと映画が好きで良かったと思う。初めての映像体験と言っても言い過ぎではない。
マレーネのことをずっと頭のどこかで考えながら観ていた。おそらく、自分がマレーネ側の人間だからな>>続きを読む
初めて溝口健二作品を観た。芸術性が高そうなのでちょっと敬遠していたのだけど、もっと早く観ていれば良かった。映像の美しさが際立つ。自分には女性の撮り方が印象に残った。仕草とか悲しみ方とか。
男が富や名声>>続きを読む
観ていて少し恥ずかしくなってしまうようなセリフがあったりしたけど、監督はこういう映像を撮りたかったのだろうなというのがよく伝わってきた。主役の男性の関西弁がなんかぎこちなくてムズムズした。
「お互い>>続きを読む
「別れ」と「出会い」を描いた作品だと思う。エリザベートは夫と別れてしまったけど、悲壮感はなくて、恋愛も子育ても仕事もする。タルラの存在がこの映画のアクセントになっていた。
物理的に近いところにいないこ>>続きを読む
ベルファストが舞台。宗教の違いによる対立からさまざまな犠牲を出してきた街。舞台となる小学校では、こどもたちに「自分の頭で考える」ことを求める。正しいかどうかと言う前に、どのように考えているかを聞く姿勢>>続きを読む
なかなか観ていてしんどい作品ではあったが、観てよかったと思える作品。話の展開があまり読めなかったところもあり、緊張感を持ちながら観た。
全体的に「人の気持ちのわからなさ」が描かれているように感じた。>>続きを読む
いつも思うのだけど、選挙に勝つことがゴールになっている気がする。そもそも「改革」とか叫んでも具体性は無いし、特別やりたいこともないのだろう。何も実績がなくても自分の名前を何度も言うことと、後ろ楯があれ>>続きを読む
説明があまりない作品なので、最初はちょっと戸惑ってしまった。開放的な情景なのに、観てるほうとしては重苦しい雰囲気に支配されているような感じ。ただ、父と娘の間では楽しさを感じていただろうし、この時間が続>>続きを読む
初カネフスキー。とにかく「容赦がない」と観ながら感じていた。大人も子どもも関係なく、自分達が生きることで必死。環境がそうさせた部分があると思うが、怒鳴りあっている人たちを見ると、単純につらい気持ちにな>>続きを読む
絵描きのお姉さんが出てきたり、たくさんの音楽がでてきたり、目でも耳でも楽しめる作品。ちびまるこちゃんの登場人物をよく知らない自分でも楽しめた。一緒に観ていた息子が「小学生がひとりで電車に乗って遠くにい>>続きを読む
タイトルほどは憂鬱さは感じられなかったけど、ゆるさが妙に心地よくて楽しめた。大阪弁は、普段はちょっときついと思うときもあるけど、この作品では暖かさを感じられた。落ち着く感じ。悲しいこともあるけど、楽し>>続きを読む
オルガが求めていたものは、一体なんだったのだろうか?1人でも彼女を本当に好きになってくれる人がいれば人生変わったのではないか、と思った。無差別殺人を肯定できる論理はないが、耐えられない孤独さというのは>>続きを読む
セイリグとアケルマンのやりとりの言葉を1つも聞き逃したくない気持ちで聞いていた。セイリグがアケルマンの演出の意味を理解したいのに対し、言語化に苦しむのかあえて言葉にしたくないのか、説明に乗り気ではない>>続きを読む
楽しかったー。ゲームの世界を体験という感じ。キノピオ活躍してたな。個人的にヘイホーが好きなのでもう少し出番欲しかった。続編もありそうな感じ。
あと、息子と一緒に映画観るのも人生であと何回かな、とか考>>続きを読む
映画って楽しいものと思わせてくれる作品。ルグランの音楽の軽快さといい、カフェでのダンスシーンといい、目や耳で楽しめる。ストーリーもゴダールの作品のなかではわりとわかりやすい方なのかなと思う。フランツの>>続きを読む
ドワネルがしょうもないのだけど愛らしかった。訳のわからない理屈も含めて。ブックカバーのくだりも笑ってしまう。ドワネルは客観的に見ると、「よくわからない変わった奴」なのかもしれないけど、歴代の恋人たちか>>続きを読む
前から観たいと思っていたのだけど、我らが岸井ゆきのが好きな映画として挙げてたので観てみた。
重厚なドラマという感じなのだけど、ちょっと中盤は退屈だったかな。ダニエル・デイ=ルイスがなんとも怖いという>>続きを読む
人が優しい世界が描かれていた。細かく言うと気になるところがないわけではないが、人ってそもそも優しいはずなんだよな、と思った。人間の立場に上とか下とかないはずだし。金髪の彼がよく笑うのが印象的。よく笑う>>続きを読む