Godfatherさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Godfather

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免許がない!(1994年製作の映画)

3.7

運転免許がないことがコンプレックスの中年人気俳優・南条(舘ひろし)が、映画の撮影を中断してまで免許合宿に参加し、苦戦しつつも免許取得を目指す物語・・・そんなスカスカなストーリーで2時間も尺が持つのか?>>続きを読む

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

3.6

これ何がいいかってシェイクスピアを主人公としながら、ストーリーは「ロミオとジュリエット」や「十二夜」みたいな彼の作品とリンクしてるってとこだ。なので「ロミオとジュリエット」とは違うながらも悲しい結末な>>続きを読む

海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

4.5

「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレとエンニオ・モリコーネがやるんだから良いに決まってる!とワクワクしながら観に行った映画だ。普通そんな風に期待いっぱいで観る映画はがっかりさせらせ>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.0

・フレンチトーストを作るシーン(これ最高w)
・ビリーと買い物に行って○○色のほうがいいよって言われるシーン
・ビリーがテッドを挑発してアイスを頬張るシーン
・テッドがクビになって必死に就職活動するシ
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

4.2

ちょっと前に「男に性欲がなかったら」的な話でミソジニーとミサンドリーがTwitter上でバトルしてたけど、実際はこの映画のエディとアンバーのような感じになるんじゃないかなって思った。この二人には共通項>>続きを読む

ミザリー(1990年製作の映画)

4.3

原稿を書き上げたポールがボンネットの雪を木に投げつけ、愛車のマスタングで雪山を颯爽と駆け下りる、このオープニングがかっこいい。そこで流れる曲もむちゃくちゃかっこいい。調べたら「 映画ミザリーのオープニ>>続きを読む

下妻物語(2004年製作の映画)

4.2

ジャージの国・尼崎からはじまりクライマックスの牛久大仏の戦いまで、一瞬たりともダレるところがない映画だ。全編ミュージックビデオ風の映像もいいし。下妻市というこの映画を見なきゃ一生知ることもなかったよう>>続きを読む

おませなツインキー(1969年製作の映画)

3.8

昔TVで観たときは私も中学生くらいだったせいか、劇中で子供扱いされてるツインキーもけっこうお姉さんに見えていたのだが、今改めて観るとどう見ても児童にしかみえず、相手役のスコットは38歳の官能小説化とい>>続きを読む

WASABI(2001年製作の映画)

3.0

当時WASABI観に行くといったら「それ面白くないらしいよw」って言われて、実際観たら意外と悪く無いじゃん!とそのときは思ったのだが、20年ぶりにみたらやっぱりあんまり面白くないなw
当時旬だったジャ
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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

4.0

デジタルリマスター版というだけあって、映像が超鮮明でまるで70年代にタイムスリップしたみたいだ。

正直この映画はあんまり好きじゃなくて、桃井かおり演じる情緒不安定な女や武田鉄矢演じるチャラ男の方が面
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陽はまた昇る(2002年製作の映画)

4.0

経営不振の日本ビクターの不採算事業で、開発などまったくできず修理ばかりやってる横浜工場。そこに事業部長として左遷された定年間近の加賀屋が、部下を一人たりともリストラしたくない一心でホームビデオの開発を>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995年製作の映画)

4.1

これが作られた頃、「フォレスト・ガンプ」の過去のニュース映像にトム・ハンクスを出演させたりするCGの技術が話題になってて、山田洋次監督もやっぱりアメリカ映画はすごいなみたいなこと語ってたんだけど、本作>>続きを読む

少林サッカー(2001年製作の映画)

4.2

20年ぶりにみても変わらぬ面白さ。サッカーに興味ない自分が見てもずっと笑いっぱなしだ。

これ香港映画なのに香港のどこで撮ったのかわかんないな、と思ったてたけど撮影は上海でしてたんだな。あの串団子みた
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.0

初めて観たカンフー映画以外の香港映画はこれだったかもしれない。
タランティーノが絶賛したというので観たが、これってパルプ・フィクションと同じ年の公開だったのか。

物語はけっこうハチャメチャだ。特に第
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.2

『サマータイムマシン・ブルース』はヨーロッパ企画の舞台版、上野樹里主演の映画版、どちらも文句なしに面白いが、強いて言えば舞台版の方が好きかな。やっぱり大学のサークル的アホなノリは演劇の方があってる気が>>続きを読む

旅するジーンズと16歳の夏(2005年製作の映画)

4.0

ブリジットとリーナのパートは正直退屈だ。
カルメンのパートはまあまあ。
でもやっぱりティビーとベイリーのパートが一番面白い。
夏休みにみんなが旅立っていくなか、ティビーは一人地元に残ってドキュメンタリ
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

4.1

ロード・ムービーに外れはないという法則を裏付けるような作品がまた一つ。

自閉症のウェンディを演じるダコタ・ファニングが上手い。
映像もウェンディの肩越しにウェンディ目線で描かれてることが多いので、な
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

4.3

初期のインターネットを題材にした映画といえば『(ハル)』がこれより3年も早く作られてるけど、あれってあらためてすごい映画だったんだなと思う。『ユー・ガット・メール』はNYを舞台にしたメグ・ライアンとト>>続きを読む

クィーン(2006年製作の映画)

4.0

ブレア首相のそっくりっぷりもすごいが、なんといってもエリザベス女王役のヘレン・ミレンだ。話し方も物腰も本人そのものだ。

ちょうど今、安倍元首相の国葬で賛否わかれているが、ダイアナ妃が亡くなったときも
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

4.0

例によってルーカスがCG改変したものしか観られなくなっているが、追加されたのは冒頭の夕焼け空だけなのでまあ許容範囲だろう。

高校時代最後の一夜(?)を描いた青春群像劇。とにかく車とロックンロールがか
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デストイレ(2018年製作の映画)

1.1

50分程度の短い映画だが途中寝落ちした。とにかくすべてのカットが無駄にながい。俺だったら10分程度に再編集できるだろう。

最初の犠牲者のシーン(便器の中の目玉)で脱力する。
トイレに悪魔祓いをすると
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

4.0

癌で亡くなったシヴォーン・ダウドが生前残した原案をもとに、パトリック・ネスが小説化した「A Monster Calls」がこの映画の原作だ。
以前この小説を読んですごく感動したのを覚えているが、映画化
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

4.0

原作も読んでなくドラマ版もみてないが、カズオ・イシグロ原作ということで観た。カズオ・イシグロって「日の名残り」しか知らなかったが、こんな本格的なSFも書くんだな。

それにしてもこのクローン(だという
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ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

4.0

もともと1時間半くらいしかない短い映画で42分も差し替えたらまるっきり別の映画になっちゃうんじゃないかと思ったが、正直どこが変わったのかよくわからなかったw オリジナル版を観たのが大昔すぎていろいろ忘>>続きを読む

就職戦線異状なし(1991年製作の映画)

4.5

この映画の公開時はまだ高校生だったが、なんか大人って楽しそうだな!って思った記憶。

大学生になってレンタルビデオで見直したときは、実際に差し迫った就職活動を想像して憂鬱になった。

社会人になってス
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.6

日本がいかに難民を受け入れない国かということをロシアのウクライナ侵攻ではじめて知ったというくらい難民に関する知識が薄かったのだが、それ以上に日本国内で暮らす難民の暮らしについては知らなかった。

監督
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スナッチ(2000年製作の映画)

4.2

会話が面白すぎてなかなかストーリーが頭に入ってこない。パルプ・フィクションっぽい感じでもあるけど、それにブリティッシュジョークのエッセンスが加わったような映画。映像もお洒落。

爆笑ポイント目白押しだ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

戦時中の映画だが、前半は少しずつものがなくなっていくながでの暮らしの描写が面白かった。
わずかな米を工夫して膨らませながら干しイワシと野草だけで作る料理も、絵ではとても美味しそうに見えたけど実際どうな
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

学生の頃、映写技師のバイト始めたよと故郷の母に言ったところ、「火事に気をつけなさいよ、昔から映写技師はそれで失明したりするでしょ」と謎のアドバイスを受けて???となったことがある。
この映画を観たとき
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.7

今の映画と思えないほど70年代テイストあふれてていい。音楽もだけど。
なんかワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドっぽい雰囲気でもある。

ゲイリーとアラナは10歳も歳が離れてるようには見えなか
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(ハル)(1996年製作の映画)

4.4

「インターネット」は1995年の流行語だが、それまで一部の人にしか知られていなかった電子メールやチャットがWindows95の大ブームとともに一気に世間に認知され始めた、そんな時代に作られたこの映画、>>続きを読む

ペンギンズメモリー 幸福物語(1985年製作の映画)

3.7

同世代以上の人なら「SWEET MOMORIES」が流れるサントリーのペンギンのCMを覚えてる人も多いだろう。

CMと映画とどっちが先なのか知らないが、この映画にもペンギンが(松田聖子の声で)「SW
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.0

オリジナル版は観ていないが、予告編(紙ボートが雨に流されて下水口へ流れ込むシーン)がとてつもなく不気味で怖そうだったので観に行った。

実際見たら冒頭にあるその紙ボートのシーンが一番怖く、以後はなんと
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.5

私のなかでは岩井俊二といえば名作『Love Letter』を撮った人だ。
もう何度みたかわからないし、これをきっかけに日本映画の絵作りがグンとよくなった、そんな作品でもある。

岩井俊二の新作が『ラス
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東京日和(1997年製作の映画)

4.0

竹中直人が荒木経惟・陽子夫妻をモデルに映画した作品だが、どこまで実際のアラーキー夫妻に忠実なのかは知らない。
当時はけっこう酷評されてたように思うけど、これは2度も観に行った記憶があるので、自分的には
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.7

超名作だと言われているし実際そうなのだが、観た当時からあまり好きになれないのは刑務所の中の灰色の風景ばかりで気が滅入るからってのがあるんだよな。それが狙いなんだろうけど。

でも27年ぶりに観てやっぱ
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