KAJI7さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

KAJI7

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流されて…(1974年製作の映画)

3.4

高飛車なマダムと粗野な使用人が無人島に流されて…

70年代のイタリア映画です。
企画物のアダルトビデオみたいなストーリー展開…でも面白かった…笑笑
エロスと社会批判の塩梅が絶妙で、まさにイタリア映画
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.0

最後まで読ませてあげてよ…!!!😭

ロメロの未発表作です。流石の映像ギミックで表現には抜かりの無いロメロが高齢者差別をアミューズメントパークに準えて痛烈に批判する一作でした…。

ただ、それだけと言
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.6

圧巻……。
もしもダンテに未来世紀を想像する才能と映像の技術を与えれば、きっとこういう映画が出来上がるんだと思います。
荒れ果てた地に降下するガスマスクの男はさながら我々にアテンドされたウェルギリウス
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ミスター・ランズベルギス(2021年製作の映画)

-

ゴルバチョフ時代、エリツィン時代のソ連から独立を図ったリトアニア、その国家元首であるヴィータウタス•ランズベルギス氏の回想録でした。🇱🇹

リトアニアといえばバルト三国の一番南、美しき森と湖の国として
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FRIED DRAGON FISH(1996年製作の映画)

3.7

出し抜けに、ビワの実が一つ足元にこぼれ落ちた。
朽ちるのを待つ他ないそれを憐れんだ孤独な彼女は、初夏の冷たさの、その半分を請け負うためにゆっくりと身を屈めた。

だが、落涙のように見えたその種子は、実
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.3

という訳で、『A Ghost Story』のデヴィッド•ロウリーの新作を鑑賞してきました。
何となく飲んでた友達と2人で映画館入ってからどれ観るか決めたので、前情報も下馬票も何も知らずに観たのが惜しい
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

惜しい…!!!
非常に惜しいところにある映画でした…。

という訳で、みんな大好き新海誠監督の新作『すずめの戸締り』ですね。🗝🎡🌌
概要としては、列島に災害をもたらす「ミミズ」と呼ばれる災厄を封印する
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RRR(2022年製作の映画)

4.6

という事で、『RRR』ですね。🇮🇳
何年も続いた少年マンガの総集編のような、そのくらいの熱量とボリュームがありました…。長さを全然感じない、失速無しの笑っちゃうような畳み掛けは凄まじい完成度。どうなる
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友よ、静かに瞑れ(1985年製作の映画)

4.5

多くを語らないのに全てを物語る俳優、藤竜也の魅力が遺憾無く発揮された作品でした。
構造は要するに『桐島、部活やめるってよ』みたいな感じで、話は周りに嵌められて捕まっている「坂口」という学生時代の親友を
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.0

1950年代のベトナムはサイゴンが舞台のラブストーリーでした。英題は"The Scent of Green Papaya"、主人公の幼さを象徴するとても良いタイトルですね。
カンヌではカメラ•ドール(
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

"猫はムチで打たねば"

ロッテントマトの満足度が笑劇の0%とのことで有名な本作。🍅
比較的時間に余裕のある大学生のうちに観ておかないと後悔するとようやく決心がついて、TSUTAYAで借りてきたんです
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.3

職業体験、映画監督編。

50分で100分の映画でした…色んな意味で非常に体力がいる…。
まさに次から次へとごった返しのカオスって感じ。ギャスパー•ノエ監督作はこれと『climax』しかまだ観られてな
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麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

3.6

ダメ男達によるデンマーク版トレインスポッティングみたいな映画でした🇩🇰
ニコラス•ウィンディング•レフン監督の処女作にして、みんな大好きマッツ•ミケルセンのデビュー作でもあるメモリアルな本作ですが、レ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

職業体験、日本防衛小隊編…🌍
という事で、『シン・ゴジラ』に続きましてはウルトラマンの名前を借りたインターンみたいな映画でしたね。全特撮ファン待望の逸品であると同時に、ウルトラマンをよく知らない世代も
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.3

剥き出しになった人間の本性を巡る果てなき旅を、まだ小さい子供の視点で捉えた傑作でした。
シネスコで白黒、しかもセリフも少なくて淡々とした筆運びの映画なのですが、生きていくしか選択肢がないのに、生きてい
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