桂日之石さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

女は女である(1961年製作の映画)

3.0

これをみた一週間ちょっとあとにゴダールが亡くなるとはおもってもみなかった そもそも彼の映画のファンかといえばそうでもなく、この映画もいまの時代にみて面白いかといえば、個人的にはそこまでではない と>>続きを読む

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

3.0

堤真一ってコメディもシリアスもできていい役者だ 堺雅人は半沢直樹の土台ができている 原作を読んだのでみてみたが、個人的には原作の最後のところは肝だとおもっていたので端折ってほしくなかった 前から>>続きを読む

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.0

スターウォーズとかのオマージュなのだろうけど、日本人としてはドラえもんぽさもあり、敵のビジュアルがブラックオックスっぽくて今までおもったことなかったのにバズが鉄人28号にも見えた ソックスの声優のP>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

映画を含む芸術作品の役割として、エンターテイメントとして楽しませることも大事だが、世相を斬ることや自分の考えを表現することもひとつの重要な要素である スパイクリーがすごいのはそれらを両立させつつ、一>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.0

原作を読んだらかなり面白かったので映画版をみてみた 2時間ちょっとにまとめるには工夫が必要だとおもうが、抜き差しが非常にうまい 石神も工藤も想像していたキャラクターと違っていたが、映画版ではこれで>>続きを読む

一度死んでみた(2020年製作の映画)

3.5

余計なお世話だけど、なぜ広瀬すずはこの仕事を引き受けたのだろう 何年かあとに見返したら黒歴史とおもってしまうのではないかとおもってしまった それはともかく豪華なキャストで、それなりに楽しめた

3年目のデビュー(2020年製作の映画)

3.0

日向坂46の曲はひとつも知らず、メンバーもわからないまま見てみた 齋藤京子さんはテレビのバラエティで見たことのある人で面白くてキュートな人という印象だったが、やっぱりコメントが面白い それにしても>>続きを読む

或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.5

個人的な趣味としては、話の筋や映像美などよりも、いかに人物が魅力的にみえるかが、その映画を好きになれるかどうかに大きく関わってくるのだが、この映画はとても惹き込まれる もしいまの時代にあの眉毛の形の>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.0

みる前に想像した通りのアクション映画で、それ以上でも以下でもない クリスエヴァンスはいろんなキャラクターを演じられるいい役者ですね アナデアルマスが魅力的なのもよかった

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

4.0

なるほど これで一作目に繋がるわけか なかなかセンスのいい作りである そしてほとんど有村架純が主演に近い 個人的な趣味だが、武井咲に満足していなかったので余計に良かった

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.5

連続でみてしまったせいか少し飽きてきた それでもそれなりに面白い 一作目からおもっていたが薫役はべつの人がよかった 個人的な趣味としてはあまり好みではない

るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

4.0

志々雄真実、強すぎる 漫画でもこんなに強いのだろうか とにかく強い そして藤原竜也の演技はやっぱり好きだ あと漫画みたいにドーンと技の名前を出す案ももしかしたらあったかもしれないが、そうしない>>続きを読む

るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

4.0

こういうのは二作目で面白くなくなってしまうのが多いが、これはそんなことはなくますます面白くなってきた ただ一作目から少し気になっていたが、とくに薫のカツラがちょっとカツラっぽ過ぎるかもしれない 地>>続きを読む

るろうに剣心(2012年製作の映画)

4.0

漫画はずいぶん前にざっと読んだことがあったが忘れている ほんとにまったく覚えていないが、おそらく映画的に切り取って上手く組み直してある印象 期待していなかったが面白い

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

やさしい映画だ なにかに挫折したときや、暗い気持ち、悔しい気持ちになっているときにみると肩の力がスッと抜けるようないい映画

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.5

王騎だったりほかにも真似したくなる要素はあっておもしろいが、山崎賢人の演技が妙に舞台っぽい 羌瘣は悪い意味で漫画っぽい 1作目が良かったから観に行ったが、これだと3作目は劇場に行くほどではないかな>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

グロさや意外性もあっておもしろいけど、やっぱり終盤の警察の無能さが気になってしまう 悪役の彼はバンド SEKAI NO OWARIのボーカルらしい 名前だけは聞いたことがあって顔は知らなかったが、>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

丁寧に作られた映画というかんじはするが、悪くいえば平凡で盛り上がりに欠ける ソヨンとドンスが時間が進むにつれてどんどん魅力的に見えてくるのは監督の手腕によるものだろうか そこはさすがである

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.5

アイアンマンからずっとみてきて、おもしろくて次回作が楽しみというのが何年か続いたが、ドラマシリーズはまったくみていないこともあって正直なところだんだんついていけなくなってきてしまった

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

いい続編 クリードやコブラ会をみたときと同じような、時が経ってこその良さがある そしてなにより映像がすごい こういうのは映画館でみなくては、自宅のセコいテレビとスピーカーではこのよさは感じられな>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.5

続編をみるために久々みた 元々そんなに好きな作品かといえばそこまででもないのだが、いまみても、なのかいまのトムクルーズを知ってるから余計に、なのかわからないが、当時のトムクルーズはいまみてもかっこい>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

こういう人っているんだろうな 純粋でお人好しな人間は運がなければ馬鹿をみる 世知辛いがそういうものだ 久しぶりにみたが永作博美はずっとかわいいな

13階段(2003年製作の映画)

2.0

原作を読んだらおもしろかった 原作の解説で宮部みゆきが、原作者の高野さんが映画の仕上がりにやや満足感を欠いていて、私も高野さんのご意見に賛成ですと書いていたので気になってみてみた 私もお二人のご意>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.5

タイトルと内容が完璧 役者の演技が自然過ぎて、とくに水族館のシーンはどれもよかった 伊藤沙莉、いいなぁ みる人によって、またおなじ人がみてもみたときによって違うことを思いだしそう なんだか私も>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

3.5

結構リアリティある きっと何の悩みもないような人で宗教にハマる人って少なくて、藁をもすがるような気持ちのときにタイミングよく出会って、またタイミングよく悩みが解消されたりすると、信じ込むのだろう >>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.0

佐々木ほど陽に振り切った態度ではないが、こういう不器用な人間は、学生時代を振り返ってみると連想される人物が一人ぐらいはいる だからこそ、他人事におもえなくて、感情移入させられるのだろう

オールド(2021年製作の映画)

3.5

ドラマのLOSTをおもいだす雰囲気 ほとんど浜辺のシーンだけのわりにはそれなりに緊張感が続いたのはよかった ただ、もうちょっと練ってつくればもっとおもしろくなった気もする 丁寧につくられた脚本と>>続きを読む

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.5

結局は家族愛的な話なのだが、もうほとんどバカ映画ってかんじのリアリティのなさ とはいえ、気になってなんだかんだで見てしまう 若者たちが仲間で集まって、ピザとビールでも囲んでワイワイ見るのに向いてい>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

4.0

座間の事件は記憶に新しいが、死にたいから人に手伝ってもらおうという気持ちがまったく理解できない 主人公の奥さんのような事情がある場合は置いておいて、ひとりで死ぬ勇気がないなら生きるべきだし、人に手伝>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

シンゴジラみたいにリブート的なものを期待していたが、その意味では期待はずれの普通のウルトラマン あえて狙ったとおもわれる俳優陣の演技のわざとらしさも個人的には空振り もう少し現実の地続きの世界に見>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

脚本賞を取ってるだけあってとてもおもしろく構成されている 公式のあらすじ以外をネタバレとすると書けることがあまりないが、頭がいい主人公の映画はやっぱり好きだ

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.5

ヒールもそちらを主軸に考えるとヒーローになるのだろう アクションシーンもいいし、バカバカしさもちょうどよくて、それなりにおもしろかったが、横になってみていたら途中で寝てしまった 起きてから戻してち>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

4.0

はじめはどうってことないとおもっていた新型コロナウイルスだが、やばそうだなとおもったきっかけは個人的には志村けんだった ジュリーが意識的に寄せた演技をしたのかわからないが、どうしても志村けんを想像さ>>続きを読む

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.0

青春ものは苦手だけどこれは好き あまり話したことのない同士でも、こういう状況だからこそ仲間意識が生まれるのもわかるし、話せることもある それぞれに個性があって、全員がそれぞれひとりの人間として、き>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.0

映画がはじまって序盤のシーンは映像的にもいいな〜とおもった 記憶が定かなら、はじめてミュージカル映画って苦手だなとおもったのはウエストサイド物語だった気がする そのときに比べたらすこし耐性はついた>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

自分のなかではときどき見返したい作品のひとつ いまも話題になっているジェノサイドという言葉 気取ってるのかなんだか知らないが、日本人は横文字なんて使わないで集団虐殺とか日本語で言ったほうが感覚的に>>続きを読む