緑青さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

アクションが前2作とだいぶ方向性を変えてきていて、どっちかというと香港アクション風のテンポの良い振り付けとカメラワークに見え、大変わたしの好みだしなによりハル・ベリー姐さんが天才だった。あの銃撃アクシ>>続きを読む

カンフーハッスル(2004年製作の映画)

3.9

相変わらずこの監督の設定する「酷いこと」は徹底的に酷い。泣きっ面に蜂・蛇・熊、くらいまで追い込む。エモーショナルで無茶苦茶なアクションも、「強さ」を示す静寂も健在。前回にも増してストーリーはどっちらけ>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.9

愛しかない実写化、しかもフランス版、ギョッとするようなギャグに満ちている、結局めちゃくちゃカッコいい、ホント最高だった。
疲れている時こそシティーハンターを摂取しよう、何もかもどうでもよくなるぞ!!!
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男たちの挽歌 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

4.4

なんども配信と円盤で観たが、映画館で観られて本当によかった。音の解像度が違う。繰り返される黒と白の対比が美しい。
私はたぶんこの映画のことを生涯好きだろうと思う。

少林サッカー(2001年製作の映画)

4.4

マジの天才が本気で撮った映画。
ずっと笑い転げていた。だってかっこよすぎる。一体何を食べたら少林拳でサッカーを無双しようという発想が出てくるんだろう。しかも最後少林拳じゃないじゃん!!!!!
「酷いこ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.8

行く人/残る人のお話。
ケネス・ブラナーは何者なんだろう。役者としてのイメージもかなり強い(超上手いなと思わせる)んですけど、監督作品を観るたびに同じ人が監督やってるの?といつも不思議、マイティソーと
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地上の星たち(2007年製作の映画)

4.1

アーミル・カーンさんもともと大好きですが今回も本当に素晴らしかった。地上の星たち、『きっと、うまくいく』に続いてほんとうに良い邦題をお持ちだ。出演作にハズレが極端に少ない役者さんだとつくづく思う。彼の>>続きを読む

ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦(2020年製作の映画)

3.3

夏休みにみんなで一週間くらい合宿して記念に撮ったんかな…と思わせる映画。言いたいことはたくさんあるがみんなで見れば一度目は楽しい。こういう映画ばっかり観ていたらたぶん人生が不安になってくる。カメラの品>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

アレスとサンティーノを演じた役者さんがもともと大好きで大変嬉しかった、お元気でしたか!
前作より「裏社会」がより先鋭化してバトルロイヤルの度合いが増した印象。いやどうすんのここから?!とドキドキした。
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モービウス(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞後一言目の感想は「うおおおおお一緒に死んですらやらない……!!!!」だった。グリーンランタンとかジャスティスの誕生と同じでやたら狭い人間関係の内部で全部が完結するくせにやってることの規模(広義)が>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.4

冒頭の見せ方が好き。アクションも軽快。
おじいちゃん・父・息子が大いに盛り上がって絆を深める、率直な感想は「お好きにどうぞ……せめて職場から帰宅したお母さんにもありがとう言えよ必ずだぞ」です。

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.7

英語版のタイトルロゴそのまま、この映画の主人公はダンブルドアだよ!!!!!という印象。かなりシンプルなストーリーだと思ったんですが、正直「このふたりのロマンスが凄い」以外の感想を失いかけた。一緒に観た>>続きを読む

記憶の夜(2017年製作の映画)

3.9

必ずしも好きなタイプのお話じゃない(怖いし)のに最後の10分で「そんなの反則だろ」という圧倒的な芝居を見せつけてきます 凄かった 本当に凄かった そんなのは泣くよお兄ちゃん

スーパーティーチャー 熱血格闘(2018年製作の映画)

3.9

個人的に好きな映画。初見時にダバダバに泣いてしまったんですが多分そこまで泣く映画じゃない。でも良いです。すごく良い。
ドニー・イェンの映画に通底する「おもしろいことや正しいことこそ罷り通るべきだ、だっ
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.7

改造市内周遊バスに猛烈に揺られつつ爆速で疾走してるみたいな感じ。ゲームを知らずに観たので「いや何もわからんが!?そうはならんやろ???!」とときどき叫び、その度に「なっとるやろがい!!!」と映像にねじ>>続きを読む

密偵(2016年製作の映画)

4.0

ある種のスパイ映画。これを超える芝居にはそうそう出会えないだろうという独白を観た。凄まじかった。イチオシは朝食の卓を囲みながらコン・ユが放ったぎりぎりの台詞です。とにかく良い。私はこの手の映画を見る時>>続きを読む

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃおもしろかった。とても良かった。想像の500倍陳情令とX-MENだった……(感想には個人差があります)。
ムゲンを観て「なるほど中国的カッコよさってこういう感じが一種の典型なんだね……!!
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.8

これを作った人は天才。
超狭い会議室にがんばってみんなで入るところでなんか死ぬほど笑ってしまった。
突然始まるミュージカルが最高なので皆さんそこまでは観てください。
あの信じがたいほどよく回るトマトを
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ナショナル・シアター・ライブ「ロミオとジュリエット」(2021年製作の映画)

3.9

素晴らしかった。演劇と映像作品のぎりぎりのところを見事に歩く。
『ロミオとジュリエット』という戯曲は、作中で命を落とす全ての若者たちを、あらゆる意味で守るべきだった(守れなかった)大人たちに宛てた物語
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カンフー・ジャングル(2014年製作の映画)

3.4

シリアスの顔をしたカンフーレジェンドお祭り映画。エンドロールのためにこの映画作ったのではと言っても過言ではない。冒頭の入りとか途中の展開とかめちゃくちゃおもしろそうなのに脚本が途中で気絶している。でも>>続きを読む

スペシャルID 特殊身分(2013年製作の映画)

3.5

特殊身分=みんな大好き潜入ものだよ!!
冒頭から相手を煽りまくる六歳児のような元気いっぱい純粋ドニーさんが観られる作品。男女バディものとしてもかなり良。アクションとしてはMMAでばちばちにキメるという
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孫文の義士団(2009年製作の映画)

3.6

中国歴史物におけるドニーさんが気になり鑑賞。辮髪で甲斐性なしで肉体的には強すぎるドニーさん、普通に怖い。おもしろかった。
すごいシリアス展開なのにドニーさんが登場した時にびっくりくるほど盛り上がる曲が
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

映画っておもしろいな……としみじみ思った。
私はきちんと英語が運用できないのであれらがどの程度適切に使われていたのかわからないのだけれど、「治療」て元の英語だとどういう言葉遣いだったんだろう。字幕見な
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ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

3.4

1と連続して視聴。愉快な吹き替えが健在だった。規模感がでかくなり「それは死ぬやろ」と120回くらい観ながら思った。飛行機で観られん映画ナンバーワンの名をほしいままにしてほしい。
原作の小説があるらしく
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

3.7

親の勧めで吹替で観たんですが、おもしろすぎて笑っちゃった。だんだんマクレーンがカッコよく見えてくる恐ろしさ!!
素晴らしくよくできた映画、ただアクション一辺倒なわけでもなく、裸足のネタ振りとか、途中の
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サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)

3.8

おもっっしろかった。切実さと知性と正義感の織りなす物語というのはどうしてこんなに胸を打つ。3人友達っていいよね。持つべきものは友だちだよ。
構造的に弱者に置かれたものたちが団結して会社相手に勝つ、とい
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サスペクト 哀しき容疑者(2013年製作の映画)

3.9

スパイものだってどうしてだれも教えてくれなかったの……めちゃくちゃ刺さった……。
コン・ユ、「演技がうまい」という言葉すら不自然なほど存在で全てを説明していた。スタイルの良さを活かし切ってありあまる芝
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

4.8

最高だった。

 言葉で表現できなくて結局六回映画館に行った。百回観てもきっと飽きないから、あと九十四回観たい。
 ここまでの完成度の生粋の香港アクションをスクリーンで観る機会は、次は、いつになるんだ
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.7

全体的な印象としては、『MADMAX/哀しみのゾンビ半島』だった。
冒頭のカーチェイスで「えっ、そういうテンション?まじで?前作とだいぶ違うね?好きだよ?」となった。華麗なハンドル捌きによって後部座席
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龍が如く 劇場版(2007年製作の映画)

3.5

友人に薦められるがまま鑑賞。薦められた理由はすぐにわかった。コン・ユが素晴らしすぎた。ただただ朴さんが出てくるシーンが楽しみで観続けたし、最後まで裏切られることなく最高だった。コン・ユが出ているところ>>続きを読む

あなたの初恋探します(2010年製作の映画)

3.6

『龍が如く劇場版』のコン・ユを観る前に観てほしいと友人に言われて鑑賞。何もかもがこう、ちょうどいい感じの、比較的苦のないラブコメ。かなりずっと笑っていた。とてもよかった。
回想シーンをコン・ユさんが演
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かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート(2006年製作の映画)

3.9

声出して笑った。最高の映画。こういうのだいすき。タイトルの「かちこみ!」ですでに10点満点中12点だったのに観終わったら持ってけ200点!!!!みたいになる映画。
カンフーナルシストことドラゴン兄貴が
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クロース(2019年製作の映画)

3.7

永遠に、このふたりの掛け合いを見ていたい。この種の2人組は黄金の王道。

気持ちよく動く美しい2Dルックの3Dアニメーション、欧米の真骨頂だなと思った。脚本もかっちり丁寧。吹替もすんばらしいです。
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

誇張なしで全カット全ストーリー最初から最後まで「「マシュー・ヴォーン」」がぎっしり詰まった映画だった。誰ですかマシュヴォンにここまで好き勝手させたの。彼やりたい放題じゃないですか。無茶苦茶おもしろかっ>>続きを読む

トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

3.8

期待値ゼロで観たためか「えっめっちゃおもしろいじゃん」と素で思った。途中、はちゃめちゃにかっこいい多彩なアクションがてんこ盛りで、『ジョン・ウィック』シリーズのアクション監督だと知って納得した。脚本展>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.7

ロマコメの帝王の名をほしいままにするヒュー・グラント!!!!!!!あなたこそがファビュラスだよ……!!!!!!!!
「しがない本屋の店長のヒュー・グラント」って絶対観たいやつだよね。あのお店の従業員じ
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