ききけさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ききけ

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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.6

やばい、バカ面白すぎる。キューブリックめちゃくちゃ尖ってんな。

演出としては、中盤でのレーダーで緊張感を煽るの、とても良かった。

後半、核の画に博士の挙動に、もうブラックユーモアが効きすぎて腹がよ
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.2

こんな映画良すぎる。めちゃくちゃオモロい。全部オモロい。

チソチソリボルバーだいすき

エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.3

前半、好奇心に覆われてた自分を非常に恥じている。なんら野次馬と変わらなかった。久々にこんなに他人の人生を考えさせられた。想像力が欠如していた。

(1974年製作の映画)

4.4

鬱屈としてる日常だなぁ

言葉以上に画が語り掛けてんの恐ろしいや

鏡ってタイトルがまた。

最後の誘惑(1988年製作の映画)

4.4

人間一人の苦悩、煩悩を描くのが天才すぎる。

戦いの演説を躊躇い、手から自然と穴が開き血が流れるシーンには震えた。

ラストシーン、何回でも観たいな。

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.8

うわーーー!これはもっと前に観ておくべきだった。ありふれた綺麗な日常の描写からあそこまでデヴィッド・リンチは手を引っ張ってくれるのかーーーー!!

グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.2

これはすげえな。途中までは綺麗な映画だなあって見てたら内容がこれはイカれてる。

生とか愛だとか子供とか、そういう正のエネルギーとは反対に位置する狂気的な美しさ。何かに惹かれてしまう人間ってこうなんだ
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用心棒(1961年製作の映画)

4.1

画がいいんだよなあ。ワラワラと敵が並んでるところに、ちょっとヘンテコな奴らとかクソ背が高いバケモンとかいると、画になる。

このサッと現れて弱者を救う、みたいなヒーロー的構図は観ていて爽快だなあ。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.0

銃撃戦パタパタあるのに、人がそこで死ぬシーンが一つもない所に意志を感じる。

ラストショットがとても綺麗。海ってすごいんだよな。静かで暗くて恐ろしいイメージを醸し出すこともあれば、荒くてうるさくて暖か
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

4.0

もうめちゃくちゃ分からないのに、めちゃくちゃ面白い。革命的。

究極のエロスってこうなるのかな。

自由の幻想(1974年製作の映画)

3.5

これに真剣に感想を考えていることこそが最も馬鹿らしい。一言でいうとシュールレアリスムを映像化したもの。

確かに観ていて画は斬新で、現実が如何に阿呆らしいかということを皮肉に表しているとも見て取れる。
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ソレダケ that’s it(2015年製作の映画)

4.4

綾野剛の登場がカッコよすぎる。

街中に出現している黒白装束の千住の手下が、街と服とのコントラストで夢の世界のようで、しかしずっと見つかりそうで見つからないのが精神世界の追われている不安であるメタファ
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早春(1970年製作の映画)

3.9

青春版のアイズワイドシャット。

画が良すぎる。

ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この話は実話である、というテロップが流れる。

白い白い、奥が見えなくなるくらい雪に包まれた道を往く車のシーンから物語は始まる。その真っ白さは一見とても綺麗なもののように見えるが、その裏に残酷さをも秘
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.1

掴みがずるいよこりゃ。

クリント・イーストウッドもそうだけど、犯人の表情が本物すぎてすごい。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.2

キューブリックはやっぱりスリラーやな、堪らん。駄作と踏んでいたものの、時間の使い方が上手くて驚いた。ハルの見つめてくる視線、淡々と閉鎖空間で起こる心理的な圧迫、挙句に色覚まで使って不安状態にさせてくる>>続きを読む

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

4.5

えげつない。映画として完成系すぎる。これが60年代にあると言われちゃ堪らん。

ストーリー、音楽、衣装、撮影、構成が全て本当に美しい。

イギリスの話し言葉で隔たる階級社会を風刺しながら、これは男と女
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

脚本が酷過ぎる。話も薄っぺらい。

メアリーは話を通じてずっと情報操作されてる訳で、これを愛の話だなんて酷にも程がある。都合が良すぎです。

妹を救うタイムリープの際に子供が変わってしまってその後に慎
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

脚本が完璧すぎる。

そしてフェイ・ダナウェイ、眼力が凄い。

ジャック・ニコルソンへのMTVインタビューで、「あの時はハッピーエンドってもんが逆に珍しく感じられる時代だった、話を全て包み込んでしまえ
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キングダム・オブ・ヘブン(2005年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

主人公補正で主人公が不自然な程に生き延びたり、蛇足が長すぎる点とかを加味しても尚素晴らしいと思わされるシーンがある。このワンシーンに宗教戦争ってものの真意が隠れているようにも思われる。何万もの兵がエル>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

演出、色使い、何もかも全然古臭くない。新鮮だ。夢の演出には驚かされる。

ヒッチコックはかつて、サスペンスとは文字通り観ていて不安定な状態に、宙ぶらりんの様な状態にさせることだと言っていたが、どこから
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.9

ただ一つの部屋で、人命と正義というのがのしかかった途端に、緊張感とドラマが生まれる。