NANAcさんの映画レビュー・感想・評価

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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

2.6

普通に面白くなかった。
なんだかんだいいつつ、前作までのアリスのキャラは重要だったんだなと。
ゾンビ映画的なとこは前作までと似てるけど、キャラに個性と魅力がなかったのが敗因かな。なんたかんだいいつつ、
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バイオハザード IV アフターライフ(2010年製作の映画)

3.3

もうだめだ。私の好きだったバイオハザードは戻ってこないのな。悲しい。

バイオハザード III(2007年製作の映画)

2.8

ひどかった。絶対監督変わっただろと思ったけど、やっぱり別の監督だった。

ミラジョボビッチが派手なアクションをするだけのハリウッド映画に成り下がってしまって、悲しい。
前作まで(特に1作目)は、作り込
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バイオハザード(2002年製作の映画)

4.2

思ってたよりもすごく楽しめた!
ホラーだから怖いんじゃないと身構えてたけど、全然そんなことなかったし。

私はゲームは苦手だからできないけど、原作も面白いんだろうなあと思えた。
ゲームの雰囲気を残した
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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.0

ラスト15分がちょっと圧巻だったので、前作より評価上げた。
1作目より2作目のほうが良いってのは珍しいパターン。

そして、年取ってからの北大路欣也しか知らないので、てっきり村岡さんが北大路かと思って
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.8

誰が誰だか、顔の見分けもつかないし名前も覚えれない。ストーリーもさっぱりついてけない。途中でギブアップ状態だった(笑)
山守の親父以外、主人公の名前すら覚えられなかった(笑)
とりあえず、山守の組長と
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何が彼女をそうさせたか(1930年製作の映画)

3.8

無声映画ってどうやって進むんだ、くらいの知識で観始めたけど、普通に面白かったし問題なく楽しめた。

というか、無声映画ならではの演技とか面白さとか演出もあるんだな、と知った。
お嬢様に仕える女中の顔芸
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2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

5.0

最後で置いてかれちゃったけど、全体的な満足度があまりにも高いのでヤケクソの満点評価。

映像があまりにも美しくて、音楽が最高すぎて、なのにストーリーもめちゃくちゃ面白かった。
私の大嫌いな派手な感情演
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グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

このワチャワチャした感じ、だーいすき。
群像劇、好きなんだよねーー。

脚本の、群像劇のつなぎ方もうまいし、俳優の演技がすごく良かった。
ただ、ちょっとストーリーが微妙、というか、え???って感じで腑
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人情紙風船(1937年製作の映画)

4.3

長屋のワチャワチャ感が好き過ぎた笑
隣の部屋との距離感ゼロすぎるし、すぐギャラリーが聴き耳立てるし、この市民生活感、見てる分には楽しくて大好き。自分が住むとなったら地獄笑
なんでわざわざ晴れの日に首吊
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無法松の一生(1958年製作の映画)

4.5

めっちゃくちゃ良い映画なのは完全同意。音楽良かったし、映像も良かった。ほんと文句なし。なんだが、、、、、
ただ、こういう感情を揺さぶられる系の映画、しんどくて苦手なんだよな、、(個人的な問題)
前半の
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続 青い山脈(1949年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

すごい映画だった。色んな意味で。

敗戦後、日本の古い封建的な価値観を否定して、急速に西欧の自由な価値観を取り入れようとする、焦りにも近い当時の日本の空気感を感じた。映画の中身というより、この映画があ
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

期待してなかったが、すごく良かった。やっぱり食わず嫌いは良くないな。

何が良かったって、米ハリウッドでありがちな勧善懲悪!でなかったのが良かった。
ゴジラを人間の水爆実験の(ある意味)被害者という立
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座頭市物語(1962年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

市さんがとてもかっこ良くて素敵な人物だった。キャラ設定もすごく魅力的に作り込まれてるし、勝新太郎の演技は流石。これは人気出るわ、と納得。多少脚本が適当でも、市さんだけで映画を持たせられる。

そして予
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浮雲(1955年製作の映画)

3.5

やっぱり、成瀬映画は見ててあまり楽しくない。ただただムカつくかしんどい。

作品としてレベルが高いのは理解できる。高峰秀子と森雅之の演技はすごく良かった。目でこんなに訴えることができるのか、と思わされ
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洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

好きだった!
まず、映像が好きだった。何なんだろう、見返してもよくわからないんだけど、全体的にお洒落で華があると思った。ストーリー関係なく、映像だけ見てても楽しかった。映像に華がなくて地味な成瀬との違
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めし(1951年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

島崎雪子と上原謙が、非常にムカつく嫌な女と男だった。世の中のたくさんの家庭でよくある出来事とはいえ、こういうのを映画で見ても楽しくないなあと思った。映画の中でもつらくてリアルな現実を見せられると、映画>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.0

色んな意味で非常に面白かった。

まず、市川崑の表現技法があまりにも自分に合わなくて逆に面白かった。崑カットと言うらしい、チカチカ切り替わる早いカット。一瞬だけ別のカットを差し込んだり。これが視覚過敏
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

自分はまだミュージカル映画が理解できてないな、と終始思ってた。何をどう観れば良いのか掴めてなくて、楽しめなかった。急に踊り出して、歌い終わったら笑って無理やり通常に戻って、は?って思ってしまった。自分>>続きを読む

流れる(1956年製作の映画)

3.8

むむむ、成瀬巳喜男とは相性が悪いかもしれない。何となく華やかさがなくて地味だからか、どうもパッとしないしピンとこない。詰まらなさがある。
リアルな市民の日常を描いてるのはわかるんだ。ただお金の話が多い
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麦秋(1951年製作の映画)

4.0

色んな監督の映画を観たあとで小津に戻ってくると、小津スタイルがすごくよくわかる。
ローアングルとか固定されたショットとか、独特のテンポの台詞の掛け合いとか。ああ、小津だ、ってなる。

今回特に感じたの
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

普通に良かった。
会ってはいけない二人の決闘、というわかりやすいラストに向かって最初から一貫してストーリーが進む、分かりやすさと簡潔さ。これくらいの短さでコンパクトに必要な内容を全て入れ込んだ映画も良
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赤線地帯(1956年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

バッドエンドに近いというか、基本的に誰も救われない物語なんだけど、不思議と後味が悪くない。むしろエネルギーを貰った。
私も諦めずに、生きていかなきゃいけない、という気持ちにさせられた。ありがとう。また
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駅馬車(1939年製作の映画)

4.0

初・西部劇。
今の自分とは違う時代・違う国で、本当にああいった生活や文化があったんだと思うとすごく不思議。幕末・明治なんかは今の日本の延長線上にあるから、まだイメージがつく。けど西部劇の世界は異国過ぎ
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

雪姫の演技が下手だったのがとにかく悔やまれる。雰囲気重視のキャストだったのはわかるけど、それにしても、何故常に仁王立ちで叫ぶように話すんだ。このキャスティングがなければ、もっともっと素直に評価できたの>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いわゆる名作というのをあまり観ない人でも、普通にすごく楽しめる。ハリウッド映画を観ているのと同じテンションで楽しめる。

ところどころ展開で??となったり、ラブシーンいるかなと思ったり、ハリウッド映画
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

今まで観てきた映画の中でベストかもしれない。これは!!と思う心に残る映像と場面がいくつもあった。

まず導入部。「見よ妄執の城の跡~」の野太い声とともに煙と風と城の跡。そこから再び煙に包まれ、現れる蜘
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羅生門(1950年製作の映画)

4.0

三船敏郎が黒澤映画で欠かせない世界的な俳優なのは事前知識で知っていたが、実際に見たことはなかったし、どんな外見なのかも知らなかった。
多襄丸が出てきた時、なんかすごいイケメンで存在感があるのが出てきた
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祇園の姉妹(1936年製作の映画)

3.8

雨月物語・お遊さまほどは好きじゃなかった。
ただ、カメラワークが美しくて凄いなと思う。
京言葉がとても美しくて素敵で、でも台詞は半分くらい聞き取れなかった笑
登場人物の名前もWikipediaで確認し
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お遊さま(1951年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

全く予備知識なしで観たので、え、そういう展開?!の連続だった。ストーリーを全く知らないと、こういう驚きもある。

ショットの構図とか演出が、やり過ぎ感なく、でもわかりやすく色々と描写しているのを感じる
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雨月物語(1953年製作の映画)

5.0

ものすごい力強さの映画だった。正直ここまでとは全然期待してなかった。映像と台詞の一つ一つに力があって、圧力さえ感じる。

観ながら、自分の人生や経験と照らしたり、色々と考えが巡る。ただ与えられるのでは
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