megadakeさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

4.0

アガサ・クリスティ原作の孤島に閉じ込められた10人が順番に亡くなっていくクローズド・サークルのミステリー

正体隠匿系のボードゲームをしているようなワクワク感がありミステリー作品の醍醐味を味わえる
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.5

SF版七人の侍ザック・スナイダーカット
お得意のスローモーションの緩急のある映像はどのシーンも迫力があるけどガンアクションだと相性悪い気がする
宇宙人の造形が面白かったけど仲間にもっと異形が欲しかった
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屋根裏のアーネスト(2023年製作の映画)

4.0

引っ越した先にいた幽霊を使いSNSでバズった家族を描いた話

幽霊の話だが「ET」や「ヴェノム」のような他生物との交流を描いた様な展開でSFのような高揚感を覚えた
一風変わったホラー作品のクリストファ
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.0

物語的には上手くいってる場面でもどことなく気持ちの悪い、綱渡りをしているような不安感を感じる作品
一歩引いてみていたので序盤中盤と面白かったが終盤に向かうにつれ理解が追いつかなかった

個人的にはこの
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.5

群像劇であり、ロードムービーであり、クライムムービーでもあるが、そのどれにも当てはまっていない部分のある世界観に浸れる作品

また16mmフィルム撮影ゆえの青の美しさに見惚れ印象に残る一本
あまり本質
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.0

強盗現場にサンタクロースがたまたま居合わせてしまい、そこからの救出劇という流れなのでサンタらしいアクションが見られるのかと思えば序盤は割とそうでもなくガッカリしていたが
中盤のキャラのバックボーンを描
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

王道ホラーでよかった
クライマックスも前半の伏線がハマっていて「リアルスティール」見てるぐらい上がる展開だった

どこかで見たAIと愛をかけて「AIが暴走する」みたいなキャッチコピー秀逸やと思ってたけ
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.5

カルト宗教の3人が無人島で生活する様を描いた作品だが想像してた通りエロが多く、後半ほぼ裸だと思っていたけど、ラストの20分の展開が最高でここまで我慢してたものが溢れ出すように面白かった

原作未読のた
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夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.0

ウォンカの映画がこちらを元にしていると聞き見てみたがティム・バートン版と本筋は変わらなかった

時代的にしょうがない話だがお菓子がチープで美味しそうじゃないのが残念だった

ウォンカのキャラ自体はこっ
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Every Day(2016年製作の映画)

4.5

昏睡状態の彼女との最後の別れの一週間を描いた作品

バチッとハマッた配役がすさまじく、谷川昭一朗のセリフも印象に残る
haruka nakamuraの楽曲がここぞという時に光っていた
邦画によくある泣
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こどもが映画をつくるとき(2021年製作の映画)

3.5

3日間のワークショップで子どもたちが映画作りをする姿を描いたドキュメンタリー作品
グタグタだったり、パリっと集中したり、思わぬアイディアだったり、子どもたちらしさを感じられた

You Tubeで作っ
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13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

3.5

13歳の少女が突然30歳の自分になってしまう話

問題は突然30歳になってしまうことではなくて記憶が抜け落ちてること

ラストのテンポ良すぎて色んなことが気にならなくなる、大味だが終始あったかく前向き
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

前情報一切なくアニメもろくに見たことがなかったけど理解できる内容

テンポ良く進むシナリオ、ミステリの要素、ヒトコワと妖怪の異能、どれもバランス良く面白かった
ただ戦闘描写だけが置いてかれるぐらいダイ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

前評判に違わず面白い作品だった
変にひねった話ではなく時代設定を活かした王道的ストーリーに好感を持ち、従来のゴジラよりもCGを使った怖い描写に圧倒された
あと神木隆之介のあまり見ない男臭い演技もよかっ
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スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

3.5

アーティスト「スパークス」のドキュメンタリー作品

ドキュメンタリーだけどスタイリッシュ、あとアニメーションがカワイイ、さすがはエドガー・ライト
当時は今よりも知らなかったけど、これだけのバンドをサマ
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最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション(2012年製作の映画)

3.5

アイスランドにある世界で唯一のペニス博物館、館主の心残りはほぼすべての哺乳類のペニスはあるがヒトのモノはないこと、そこへアイスランドのプレイボーイの老人とアメリカから巨根が自慢の中年が立候補、どちらの>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

思わずしてヴィーガンの男性を殺してしまった肉屋がその死体をハムとして提供して人気店となる物語

カニバリズムでありながら全然グロく感じない不思議なバランス
フランス産のコメディ面白いなー
もし法律的に
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.5

少女と幼少期の母親が出会い交流する作品だがあまりファンタジー味を感じさせない境界が曖昧な不思議なセリーヌ・シアマ監督作

自分であれば幼少期の父親と仲良くなるということなのでイメージが全然湧かず、終盤
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.5

続編ということで前作同様のアクションを期待してたが能力が強すぎ、そして数も多いことから少し持て余してる印象

ただ前作同様のコメディとシリアスの塩梅は丁度良かった
派手なアクションと戦う見せ場が少なか
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.0

林業を営む男性と映画監督の交流を描いた安定の沖田修一監督作

役所広司のどの役でも「らしさ」はあるけど、しっかり違う演技が気持ちよくハマってしまった
タイトルと内容が伴っているこの優しい作品をこのタイ
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.5

久しぶりにドギツい作品に出会ってしまった
何回か止めてしまったし、見終えて考えてしまい落ち込む

たまに映る景色が美しくてここを歩きたいと思ったけど、作品の内容を思い出したくはない葛藤

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.5

前評判通り面白かった
ファンタジーとコメディとシリアスの塩梅が丁度良かったし世界観も良かった
変身魔法のワンカットの見応えあるし、魔法使いの覚醒はダイ大のポップやん
モンスターの造形もワクワクしたしブ
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.5

娘が殺人の容疑で刑務所へ入ったため、父が異国の地で犯人探しをする
人探しをするパートと家族を形成するパートに別れており、後半ではそのどちらを優先するか揺れる感情の微細な動きを丁寧に描いている

サスペ
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

4.0

村で暮らす犯罪者の息子の再生と破滅を描いた物語

すごく閉塞感のある映像と演出、色んなメタファーが散りばめられており、誰にも救いながない展開に見てて苦しくなる
作品としてすごい良かったけど、たまに映画
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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

3.5

イタリアの公務員が特権を手放さないために左遷させられるが意地でも辞めないという、日本じゃ作れないであろうお仕事ムービー

色んなパロディ満載、自国も他国も侮辱するブラックコメディもあり、テンポよく尺も
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.0

映像も音楽もセリフ回しも、どれも良い感じではあるがストーリーはいまいちハマれず
部屋で作業中に流していたい映像美

ずっと上野樹里やと思ってたけど違ってて、自分の認識能力の低下にショック

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.5

今作は西田敏行が出てくるだけでワクワクした
シリーズを通してみるとまとめに入っていて突出した部分を見つけられなかったが策略、謀略入り交じる中、仁義を通すことの美学がカッコよくてやっぱり好きな作品だった
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#マンホール(2023年製作の映画)

2.5

ワンシチュエーションものが結構好きだと思ってたけどコレはいまいちハマりきれず
多分リアリティラインがあわなくて、それアリやった何でもありやんっていうのが3回くらいあって結構期待してただけに残念だった

ゆれる(2006年製作の映画)

3.5

吊り橋から幼馴染が落ちてしまい、側にいた兄が突き落としたのかどうかのドラマ
コメディのような始まりから、少し不穏なまま物語は進んでいく
タイトル通り「ゆれる」心情によって事実が変わってしまうように感じ
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ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

4.0

100年程前の公爵が現代にタイムスリップするラブコメディ

順応しすぎやら、理解しすぎやら、元カレはとか本来なら気になるであろう部分が鑑賞中は気にならないくらい自然に見れ浸れる作品

広告の出し方が古
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天使とデート(1987年製作の映画)

3.0

結婚前の作曲家の元に天使が落ちてくるラブコメ

エマニュエル・ベアールの顔が美しすぎる、霧のようなエフェクトも相まってAIが作ったような天使になっている

悪友が本当に悪友でヴィランになるの笑った

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.0

前作同様、無情な暴力と殺人を継続して描かれており、ストーリーと共に正当な続編

怖いんだけど、もっと怖い掛け合いをみたいある意味ホラー的な楽しみ方のできる作品
たぶん「首」で見たかったのはこういうのな
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.5

オリジナルの死霊のはらわたの正当続編って内容 で舞台は山小屋から街へ
まるでジュラシックパークやプレデターのような舞台の変わり方

死霊のはらわたっぽい、ジンバルなしで追いかけてくる早送りのカットなど
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(2023年製作の映画)

3.5

北野武が描く本能寺の変

冒頭、タイトルが出る音圧で映画館に来ているのだと興奮
監督の初期作と比べると映像的なカットの上手さは上がりつつも、無情な暴力、コントのような笑いと色が出ていながら安定して面白
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