真昼の幽霊さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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個人的にはランティモスは初期の血も涙もない作風のほうが好きだけど、前作よりは好き。

エマ・ストーンは2つ目のオスカーもありそうなぐらいの熱演だし、マーク・ラファロは彼にしては矮小な役柄で、かといって
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フィンガーネイルズ(2023年製作の映画)

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現代かと思いきやマシンのモニタは古いしスマホは出てこないし写真はフィルムカメラで撮る。この映画の撮影自体もフィルムのようで、ときおりちかちかするノイズがなんかいい。

でも特に面白いとは思わなかった。
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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ブラックコメディのようでいてなかなか深みもある、よくできたジャンル映画。
殺されるやつらの人選にはなんとなく作り手の私情が入ってそうで笑ってしまう。
応援上映をやればよかったのに。もちろんミーガンを応
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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合唱部の後輩のボンクラ感が山下敦弘の映画って感じ。ネイティブ以外だと芳根京子が一番関西弁がうまかった。

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

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神父のほうの話はソン・ガンホかキム・ユンソク主演で劇映画化されそう。

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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ベトナム戦争ものと『ブレードランナー』と日本のSFマンガとかをごっちゃにした感じで、監督のオタク趣味がふんだんに盛り込まれてる。

ツッコミどころは多いし定番の妙な日本語もちらほらあるけど、娯楽作とし
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

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言わんとすることはわかるが絵本を読むシーンの顛末で笑ってしまった自分はまだまだ青いのかもしれぬ。

向かいの窓(2019年製作の映画)

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なるほどねとは思うが、この手の話はどうも「なんでそんなに無防備に生活をさらしてんねん」とツッコミたくなってしまう。

終わらない週末(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

議事堂襲撃事件がもっと大規模に周到に行われていたら…みたいな話。アメリカの国旗がバックに映されるシーンも示唆的。

現実味があって、こういうのが一番怖い。「わからない」ことが一番怖い。直接的な暴力表現
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Saltburn(2023年製作の映画)

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「ザ・クラウン」のカミラ役で知ったエメラルド・フェネル、前作に続いてこれでもはや巨匠感すら漂う。女優業とのバランスはどんなあんばいになっていくのだろうか。

バリー・コーガン、今回は翻弄される側かと思
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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音楽のセレクトとか三浦友和とのやりとりとか、本当に素晴らしいところはいくつもある。だからとてもいい映画なのだけど、主人公が掃除するトイレがどこも綺麗で、結果的には外国人の見たい日本になってしまってる気>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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『パディントン』シリーズの監督だから期待して観たけど睡魔に襲われてしまった。やっぱり自分はファンタジー向いてないのかも。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

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原作を読んだのは自分がちょうどトットちゃんぐらいの歳のときだったと思う。だから細かい部分はほとんど覚えていないのだが、なんとなく原作から感じたエッセンスはちゃんと映画に昇華されていたように感じる。>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

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確かに杉咲花はよかったけど映画全体がそれほどいいかというと微妙な感じだった。

ヤジと民主主義 劇場拡大版(2023年製作の映画)

5.0

自民党がクソなのは当たり前なんだけど、そんなクソにのさばらせてる国民が一番バカなんだよね。本当に恥ずかしい国だよ。

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

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ハネケの『愛、アムール』もこれと比べりゃ優しい話だったんだなと思ってしまう。

ナポレオン(2023年製作の映画)

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リドリー・スコットの映画なのに眠くなってしまった。たぶん戦闘シーンがやりたかっただけなんだろう。それがこの監督の良さともいえるし弱点とも言える。
なんせ主人公が主人公だしホアキン・フェニックスが演じて
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

5.0

ここでも多くの人が言及してる横溝正史的な土着ホラーのテイストで始まり、原作者・水木しげるの戦争体験やそこから本質的には何も変わっていないお上の腐った体質(これは何も過去の話ではなく、日本国民は今も生き>>続きを読む

(2023年製作の映画)

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海外での酷評ほど悪くははないけど、アドリブと思われるふざけ合いはあれ必要だったのだろうか。松本人志の「伝説の教師」の寒さを思い出した。