真昼の幽霊さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

アシスタント(2019年製作の映画)

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この映画で描かれてるようなことを肯定はしないが、こんな状況の会社でもそれなりに良い映画を作れてしまったりするのが皮肉。日本なんか労働環境がもっと悪い上にできあがる映画もゴミばかりときてるからさらにタチ>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

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キートン版バットマンを小学生のときに観た世代としては(あんまり覚えてないけどテーマ曲だけ記憶にある)たまらんもんがある。そして最後に…。

「それでいいの?」と思うところはあるけど、やっぱアンディ・ム
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

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FPSとインド映画の集団戦闘シーンに影響されたっぽく感じる。

きょうのできごと a day on the planet(2003年製作の映画)

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よくできた映画なのかはわからないし、もっと言えばそんなにいい映画ではないんだろうけど、折に触れて思い出す映画。

全然いい映画じゃないよ、なぜなら…とどれだけ理論的に諭されても「まあそうなんだけど、そ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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劇的なことは起きないがなぜか飽きない秀作。監督はアケルマンとか小津、そしてやはりソフィア・コッポラの『SOMEWHERE』から影響をうけているようだが、個人的にはエリック・ロメールのヴァカンス映画のよ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

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最近の是枝監督の映画には「なんか優等生的にまとまるようになってしまった」と感じていたのだけど、今回はとてもよかった。それはやはり坂元裕二の脚本によるところが大きいと思う。

ドラマではたまに瑕疵に思え
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

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ドルビーシネマで鑑賞。

観ているうちに「そうか、デイムはかつてのロッキーみたいな負け犬ポジションなんだな」と思う。でもデイムがロッキーと違うのは若干闇落ちしちゃうところ。彼はロッキーを裏返しにしたよ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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ドルビー字幕版で鑑賞。

最近のはプレイしてないけどマリオシリーズで育った世代としてはいろいろ感無量。任天堂のスタッフがあれだけ製作に関わってるから、そりゃまあ変なことにはならない。

単純にアニメー
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一文字拳 序章 -最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い-(2018年製作の映画)

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自主でここまでアクションを見せることができるだけでもすごい。80年代オマージュも楽しく、CMとかいちいち出る字幕も面白かった。火がつく演出はどうやってるんだろうと思ったけど、ガチでやってるっぽくて驚い>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

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成田悠輔にこの映画を語らせる愚策がすごい。映画本編よりもそのことのほうが印象深い。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

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ブレンダン・フレイザーの演技を堪能する映画。ダーレン・アロノフスキーは前作が全然好きになれなかったけど今回はなかなかいいと思う。

『マ・レイニーのブラックボトム』とか『ファーザー』とかもそうだけど、
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

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撮影は素晴らしい。特に暗闇から主人公が現れるシーンとか。モノクロではなくなったけどコントラストが強調されたショットのひとつひとつが絵画か写真のよう。

ただ、物語は今見ると微妙にも感じる。これは元ネタ
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

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寝不足で序盤に数分寝てしまったけどそのあとはギンギン。ブレット・モーゲンはカート・コバーンのドキュメンタリーもよかったけど、単に題材の人物の半生を追うんじゃなくてしっかりと作家性を出すのが特徴。ドキュ>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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序盤はかなりよかった。人を殺す重みの表現、しつこいがありそうでなかった気がするアクション描写(跳躍)、やけに速いテンポの編集、ついてこれなきやつは置き去りでいいと割り切ったトップギアで始まる物語。>>続きを読む

The Son/息子(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

チェーホフの銃ってやつだけど、わかりやすすぎるかも。残酷なようだけど、ああいうタイプの人はどの道(たとえあのとき病院に残ったとしても)命を絶つんだろうなと思う。本当に残酷なことだとは思うけど。

本国
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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劇中の観客と映画館の観客が同時に涙するという、噂にたがわぬ傑作。演奏シーンのCGには違和感があったし手元とのリンクも微妙だった気はするが、さまざまな手法を使って「これはすごい演奏なんです」と説明しよう>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

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話そのものには特に感銘を受けないが、とにかく鈴木亮平がすごい。オネエな鈴木亮平、アニキな鈴木亮平、キャッキャウフフな鈴木亮平と、鈴木亮平のビッグバンアタック状態(意味不明)。

かなり濃い部類の監督で
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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「言葉でなく映像で語れ」というアドバイスがあんな残酷な形で回収されるあたりはとてもよかった。才能があるからこそインパクトはあっただろうし。

途中までは「これがアカデミー賞作品賞でもいいんじゃない?」
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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今年のアカデミー賞はゲロまみれ!(批判じゃない)

つまるところ、序盤の戦闘におけるあるキーワードがこの映画のミソではないだろうか。エンドクレジットにもあるし。

崇高さとくだらなさが交じり合った本作
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