うめさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

うめ

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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

1.7

物足りない。テレビドラマみたい。
香川照之の大げさな演技が
物語を薄っぺらくしてる。
CUREの萩原聖人ではなかった。

ワム!(2023年製作の映画)

3.1

アンドリューの偉大さが初めてわかった。
それだけでも見る価値があった。
それにしても、
だんだんかっこよくなっていく
ジョージマイケルはすごかった。
一度、ライブで見たかった。

母と暮せば(2015年製作の映画)

1.3

吉永小百合も山田洋次も晩節を汚すのはやめるよう誰か言うべき。おそらく山田洋次で吉永小百合で、そこに二宮くん付けて、ついでに教授を音楽担当にすれば、金出すヤツはいっぱいいる、という皮算用なんだろうけど、>>続きを読む

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

4.0

関東大震災から100年の今、
もっとも見るべき作品かもしれない。
福田村事件をまだ見てないが、こちらもかなり重要である。

なぜ朝鮮人がターゲットになったのか。
情報ネットワークが整ってない時代、
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.3

思いもつかなかったラスト。
参りました。脱帽。降参です。
よくできてるし、いい役者ばかりで面白いけど、まあこんなもんかなと思ってたら、とんでもなかった。僕が知る限りこんな展開見たことない。
映画の論法
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あなたがここにいてほしい(2021年製作の映画)

3.5

昭和の時代にはあった「せつなさ」がこの映画には全編に渡って貫かれている。素朴で美しい。ストーリーや演技はもちろん、映像や音楽がまた美しく、せつなさが沁みてくる。役者も知らないし変な先入観がないせいかも>>続きを読む

少年の君(2019年製作の映画)

4.3

実話というのは驚き。純愛物語として普通に見れる。それも主役の2人がとにかくいい。感動した。中国映画を甘く見てた。ツラいラストが待ってるのではと心配したけど、そうじゃなくてホントに良かった。苦しくなるシ>>続きを読む

無聲 The Silent Forest(2020年製作の映画)

3.4

つらい。つらすぎる。
弱者に対する虐待は日本でも後を絶たない。
なぜ繰り返されるのだろう。

この作品が優れていると思ったのは
音のないシーンの多さ。
無音の世界でのやりとりが続く。
そこには見るもの
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ファミリーファミリー(2019年製作の映画)

3.3

ある小学校の先生に、貧しい家の子どもの中には耳の中にゴキブリの卵がいる子もいると聞いたことがあって、映画がよりリアルに感じた。
こういう家族がいま全国至る所にいる。
こういう大黒柱もあちこちにいる。
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地獄の花園(2021年製作の映画)

1.4

当たればいいという感じの映画。
新感覚というのは釣りでしかなかった。

キャラクター(2021年製作の映画)

3.0

あまり期待してなかったけど面白かった。
まるで韓国のノワール系を見ているようなグイグイくる感じ。日本もやればできるじゃん。
ただ主要人物に深みがないのは残念。
熱演は認めるが奥が浅いのは脚本のせい?
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警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件(2022年製作の映画)

2.2

この事件、もっと描くべきことや調査すべきことがあるのに。加害者にも被害者にも警察の捜査にも多くの謎が残る。
一見、刺激的だが甘い内容。
警察に気を遣いすぎ。

痛くない死に方(2019年製作の映画)

2.9

興味深く見た。
ただ、主に2つの家族のケースを題材にしているが、この2つのケースでよかったのか疑問が残る。
それに、
在宅はいくらかかるのだろう。
途中でやっぱり入院させたいと思ったらどうするのだろう
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ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

3.5

こういう軽くて楽しい映画は
やっぱり韓国は優秀。
深すぎず浅すぎずちょうどいい感じのライン。
日本もこういう大人も若者も楽しめるちょうどいい映画があるといいんだけど。
ホームレスの国際サッカー大会なん
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男の優しさは全部下心なんですって(2019年製作の映画)

2.3

住むところがなくパラサイトする女性に、
男の下心をうんぬん言われてもなあ、と思う。
どっちが下心なんだよーって感じ。

自立してる人がほとんど出てこない中、
食べていくのも生きていくのもしんどかったら
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日本列島(1965年製作の映画)

3.0

熊井啓気迫と執念の名作。出演する俳優たちにも覚悟を感じる。どうしても伝えたい、闇の中に消し去ってはいけないという思いがみなぎっている。あの頃、新聞やテレビのニュースはきな臭い事件や事故が溢れていた。時>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

「怪物」がどうしても納得できなくて、
この作品を見てみることにした。
仲のいい幼なじみというけれど、
12歳になってじゃれ合うような、
一緒のふとんで寝るような男の子たちの気持ちはやっぱりわからなかっ
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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

4.5

「我々はいつ果てるかを知らない 
だから人生を枯れない井戸のように考える 
だがいかなることも限られた数しか味わえない 自分の人生に深く影響を与えた
幼少期のとある昼下がりを
幾度思い出すことだろう?
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バード・ボックス バルセロナ(2023年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

バードボックスに続けて視聴。
たしかに、前作ほどの凄さは感じない。
それは予備知識があるせいかもしれない。
ただ、
半分半分の主人公とは驚いた。
こんな体験は初めて。
怖さは失われたが、
胸を掻きむし
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.3

独特の怖さがある作品。

ゾンビでもなく、
殺されるのでもなく、
自殺したくなるという。
まるで黒沢清のCURE風。

また、宗教的な意味合いによって
神秘性が高まることで
敵がとてつもなく大きく感じ
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A2(2001年製作の映画)

4.4

知らなかった。こんな事実があるとは。
オウム事件は日本人に眠る
何か恐ろしいものを
目覚めさせたのかもしれない。
そして、森監督の凄さは前作よりも
この作品によく出ている。
相手の懐に入り込みカメラを
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

1.6

映画制作ドキュメンタリーをテレビで見て、
少し興味が沸いて見てみたが。。

テレビシリーズの良さは、
当時ウルトラマンシリーズにはない、
得体の知れない不気味さと恐ろしさにあった。
人間を改造すること
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夢みるように眠りたい(1986年製作の映画)

2.0

高い評価のある作品。でもよくわからなかった。
サイレント風でモノクロ。字幕を目で追うのが疲れる。なぜそうした手法でないといけないのか、解読できなかった。そして、どことなく大林宣彦的だなぁと思ったらエン
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あしたの私のつくり方(2007年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

市川準監督と聞いて鑑賞。

今ひとつ良さが出てなかった気がする。

とくにクライマックスの
2人がテレビ電話するシーン。

黒バックに語り合う。
そのシチュエーションもアレだけど、
長い説明くさいセリ
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「A」(1998年製作の映画)

4.3

オウム真理教のドキュメンタリーというより、
荒木浩のドキュメンタリーに見える。
オウムの事件や被害者はほぼ出てこないので、
邪教扱いされて迫害受けて
村八分にされるオウムの残党が
だんだん気の毒に思え
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千羽づる(1989年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

あまりにも悲しいこの話を
どう映画にするのかと思い見てみた。

感情を限りなく抑制した演技に
リアリティーを感じた。

余命一年と宣告されたとき、
両親が泣きわめいたり、
取り乱したりしなかったのは、
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マチルダ(1996年製作の映画)

2.7

優秀な子供に気がつかない大人の話。
さしずめ清兵衛と瓢箪。
スーパーチャイルドが大人の鼻をあかす
という意味ではホームアローンかな、
ダニーデヴィートだし。
それはともかく、
ちょっと変わった不気味な
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東京クルド(2021年製作の映画)

2.7

クルド人のこと、よく知らない日本人は多いんじゃないかな。トルコに行くとトルコ人の子供がクルド人の子供をイジメたりしてる光景を目にする。ひとくちに難民と言ってもいろいろ。バックボーンをもっと描いてくれる>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.0

12モンキーズみたいだなあって思ったら
ホントにそうだったからビックリ。

それはともかく、
静止画でモノクロ。
なかなか芸術の香りがして美しい。
、、、と思ってたら、
なんと、一瞬だけ動いた!

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忘れられた人々(1950年製作の映画)

4.4

手加減なし。
かなりキツいが
今見てもまったく色褪せない、
普遍的な作品である。

障害者から金を奪う子供たち。
弱い者いじめの構図。
ここまではよくある。
ところが、この映画では
障害者も薄汚く、欲
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

喪失感をどうやって埋めるか。
それが難しいのは大人でも子供でも同じ。
叔父と甥っ子、その母と父。
なんとなくつながっているが、
本当の気持ちはわかっていない。
追い込まれないと、わからないのかもな。
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.2

大変満足。すごいアクションシーンの連続。
どうやって撮影してるのかまったくわからず。
子供に関する背景も意外としっかり押さえてあって、ちゃんとドラマのキーワードになってる。
舞台が貧困国として知られる
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地の群れ(1970年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

見終わって衝撃で頭がガンガンする作品である。
社会問題を多く取り上げることで言えば、
大島渚もいる。
彼の作品にはナイーブな青臭さがあり、
笑いもあり、少しかっこいい。
でも熊井啓は違う。
タイトルの
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めぐみへの誓い(2020年製作の映画)

3.6

想像以上の作品。招待所のシーンや田口八重子氏に驚かされる。大鶴義丹もすごい。小松政夫も。何より火事。鬼気迫る。ここに怒りや苦しみ、悲しみ、あらゆる感情が叩き込まれている。そして伝わってくる。監督をはじ>>続きを読む

炎のランナー(1981年製作の映画)

2.2

ようやく見た。
なるほど、深い。
炎のランナーなんてタイトルにするから
ただのオリンピックものかと思ってた。

chariots of fire
原題のほうがいいのに。

愛国心って怖い。
オリンピッ
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