サリンジャー博士さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

サリンジャー博士

サリンジャー博士

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ドント・イット(2016年製作の映画)

3.6

酷すぎる邦題、作品となんの関係もない人たちだけで構成されたジャケット、そしてトレーラーで見たのと全く違うストーリーという地雷要素のトリプルコンボだったのに、奇跡的におもしろかった作品。タイトルが原題の>>続きを読む

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

4.2

ルイの語り口調が最初から最後まで平時と変わらないのに対し、内容はかなりドロドロで最後の方なんか下手なホラーよりよっぽど怖い。物語が進むにつれて事件の全容が明らかになっていき、大人たちの危険すぎる恋愛模>>続きを読む

ドリームキャッチャー(2003年製作の映画)

3.5

SF版「IT」。舞台も「IT」と同じデリーの町で、メンバーに黒縁メガネの男の子がいるのもみんなでいじめっ子を追い払うシーンがあるのも同じ。ただ本作は彼らが大人になってからの物語がメインであり、戦う相手>>続きを読む

スーサイド・ライブ(2017年製作の映画)

3.5

設定がすでにバカっぽいのでもっと不謹慎で笑える作品かと思ったら、バカみたいな設定だけどテーマのはっきりした真面目な作品だった。しかし自殺番組という設定があまりにもぶっ飛んでいるために「そんな無茶な…」>>続きを読む

THAT/ザット(2016年製作の映画)

2.5

もちろん「IT」を意識しているが、赤い風船とピエロなのかも怪しいおじさんがそれぞれの怖ているものを使って怖がらせてくるという点以外の設定は全く別物。というか予告では「誰かではない、"あれ"よ」となって>>続きを読む

ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.3

ストーリーは微妙だが、強制自然死という概念のおもしろさと笑ってしまうような死のピタゴラスイッチだけで十分楽しめた。お気に入りは先生がオーバーキルされるシーン。なんの前置きもなく予知能力を手に入れ、まる>>続きを読む

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.2

前半のコミカルで楽しい内容からは考えられないバイオレンス&シリアスな後半の展開にびっくり。アナ雪を初めて見た時の驚きに近い。正直前半コメディータッチな内容だと思っていたので頭がついていけなかった。
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クワイエット・ボーイ(2015年製作の映画)

3.5

なんとなく避けてたけど、意外とよかった。尺もちょうど良くずっと画面に張り付いていられる。
とにかくオチが良かった。小さな農村での「みんな知り合い」な関係と息子の失踪事件とが密接に絡み合って、規模は小さ
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キラー・メイズ(2017年製作の映画)

3.4

めっちゃ凝ってるNHKみたいな作品。人は死ぬけど血は出ません、グロ描写もありません。ただし突然の下ネタはあります。
設定からしてアホっぽいし、内容も例に漏れずめっちゃアホ。むしろそっち方向に振り切って
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スペル(2009年製作の映画)

2.5

サム・ライミが合わないのかな。
ストーリーは良いのにオーバーな恐怖描写でむしろ冷めてしまった。怖いというよりアトラクションみたい。怖いはずなのに派手すぎて全然怖くない。残念。オチもなんとなく予想ついた
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ヴィレッジ(2004年製作の映画)

4.1

近年怖い映画におけるどんでん返しは形式が定まりつつあるが、この作品はそれらのどれにも当てはまらない。シャマランはやはり裏切りの天才だと感じさせられた。まるで叙述トリックをそのまま映像にした様な作品。鑑>>続きを読む

ラプチャー 破裂(2016年製作の映画)

3.2

主人公がとにかく凄い!ストーリー自体はなんとなく消化不良だが、主人公のサバイバルセンスや苦手なクモも与えられた時の狂いっぷりに思わず見入ってしまう。主人公の絶叫と対比する様に不動な施設職員の様子はもは>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.2

最初は展開が早すぎてダイジェストみたい…と思ったけど、最終的に面白かったのでよかった。今までのマイティソーシリーズよりもよりコメディー要素が強く、しかし最終決戦のバトルシーンはかっこいいのでとても好き>>続きを読む

Re:デッド(2018年製作の映画)

3.6

全体的に安っぽいしストーリーもめっちゃいいというわけじゃないのに、なぜかおもしろいと感じてしまう不思議な作品。
ループ系ホラーとしては「ハッピーデスデイ」シリーズが同じ年にDVD化されて高い評価を受け
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ヘルアトラクション 絶叫館(2017年製作の映画)

3.6

拷問特化型ホラー。見てるだけで痛いけどそこまでグロくないので、ゴアやスプラッター初心者でも見れそう。拷問部屋の小道具や死体の山などのセットがかなり凝ってるので、話の広がりはないけど結構楽しめた。「ハロ>>続きを読む

ドント・リサーチ 恐るべき素顔(2017年製作の映画)

1.5

全く印象に残らない薄い作品。ホラー要素もほとんどないし。
モーションとダメージのバランスがめちゃくちゃなので「お前あそこまでされて生きてたのかよ」とか「その程度で死ぬの…?」みたいなことが多発し、また
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バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

3.5

日本版タイトルとポスター、どうしたんだよ…。
すごく良い話だったんだけど、鑑賞中何度も「怪物はささやく」だ…と思ってしまい、結局その感じが拭えなかった。バーバラも巨人もいじめっ子も何もかも似てる。ラス
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ペイシェント・セブン(2016年製作の映画)

2.9

観賞後に本気で「はぁ?」と思った。6つのストーリーがオムニバス形式で紹介されるのだが、それらの関連性が全く無い。純粋に6つのショートストーリーを紹介するだけ。主人公が事情を聞く→回想→主人公が患者のこ>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.5

個人的にはアポカリプスで終わった方が良かった気がする。トレーラーで見てまさかとは思ったけど、これまでとは別人のように誤った選択を重ね胡散臭くなってしまったプロフェッサーと彼の元を離れていく仲間たちの姿>>続きを読む

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.8

やっぱりホラーかと思ったらまさかの展開。ラストの伏線回収でそういえば…ってなることが多くてすごくスッキリしたと同時に悲しくなってしまった。弟も妹もめっちゃ可愛かったのに…。
こういうタイプのオチの映画
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ハイルシュテッテン ~呪われた廃病院~(2018年製作の映画)

2.9

「グレイヴエンカウンターズ」と「コンジアム」に続く廃病院探索ホラー。設定は「グレイヴエンカウンターズ」だけど内容は「フレーム 危険動画サイト」という残念な作りで、ラスト10分くらいまで登場人物の区別が>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

主人公も観客も情報が制限された状態で、電話の向こうの声だけを頼りに事件を解決しようとするチャレンジ精神溢れる作品。極限まで無駄を取り除いた造りは低予算ながら安っぽさがなく、むしろちょうど良い緊張感とリ>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.2

シャマランは好きだけどブルース・ウィリスが好きになれなかった。伏線がどんどん繋がっていくストーリー自体は面白くて好き。ヒーロー映画として見るには地味過ぎるけど、ミスターガラスに繋がると思うと楽しみ。>>続きを読む

ケージ・ダイブ(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

弟がとにかくかわいそう。そして彼女がポンコツすぎる。
正直サメあんまり関係ないし、あのビデオを公開したのも違和感。結局海に置き去りにされたらみんな喧嘩するんだね〜くらいの感想しかない。
救難ボートの中
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デッド・サイレンス(2007年製作の映画)

3.5

ジェームズ・ワンとリー・ワネルなので安心して見れた。最初は腹話術なのにサイレンス?と思ったけど、なるほど。
今回も古い洋館あり過去の因縁ありのジェームズ・ワンらしい作品で、特に劇場のセットがすごい。め
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

幸せそうなシーンなのにずっと怖い音楽が流れてるからある程度覚悟して見てたけど、全部失った後の主人公のやつれっぷりが酷すぎて見るのがキツかった。ていうかビリーにそこまで恨まれてると思ってなかったのでびっ>>続きを読む

ジェサベル(2014年製作の映画)

3.7

過去の記録を漁ってたらヤバいことになる系ホラーが大好きなので良かった。序盤から不穏なお母さんのビデオレターがめちゃ怖い。そんなもの娘に残すな。謎解き的な要素も、オチのしっくりこない感はさておきじっくり>>続きを読む

MOST BEAUTIFUL ISLAND モースト・ビューティフル・アイランド(2017年製作の映画)

3.5

最初の「事実から着想を得て…」みたいなのがあるおかげで切りっぱなしみたいな内容にダークなリアリティを感じられた。無かったらめっちゃつまんなさそう。
ニューヨーク版カイジみたいな生活をしてる主人公がカイ
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ミューズ 悪に堕ちた女神の魂(2017年製作の映画)

3.3

設定がかなり作り込まれているダークファンタジー的な作品。詩を操り人々を苦しめる7人の女神とかいうジャンプみたいな設定がかっこいい。女神の掟とか心象とかがサラッと説明されるだけであとは放置気味だったので>>続きを読む

シャッター 写ると最期(2018年製作の映画)

2.5

ヤバいカメラで写真を撮られると死んじゃうロシア産ホラー。死亡条件がカメラで撮られることなのでカメラを壊せば解決するのだが、案の定登場人物全員がド天然なので次々と写真を撮られて死んでいく。100%作り物>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

今までのスパイダーマンとは全く別物で、ティーンヒーローが試練を乗り越える様子を凄くちょうど良いサイズ感で描いている楽しい作品だった。まだヒーローとしてはまだまだ未熟なスパイダーマンとヴィランだけど情に>>続きを読む

ハロウィン・レポート キル・オア・トリート(2017年製作の映画)

3.6

1で酷い目にあったメンツがまたもやお化け屋敷探検旅行を行うことに。トラウマを抱えてしまったヒロインの情に訴えて無理やり恐怖体験をさせるメンバーのクズっぷりが胸糞だが、お化け屋敷自体は前作よりもバリエー>>続きを読む

アンダー・ザ・シャドウ 影の魔物(2016年製作の映画)

3.1

めっちゃいいという人と全然怖くなかったと言う人とに評価の別れる不思議な作品。直接的な恐怖描写が合計10分ほどしかないのでホラー映画としては全く怖くなかったが、家庭の不和や夢の挫折、そして戦争によって精>>続きを読む

パスト&フューチャー 未来への警告(2018年製作の映画)

2.9

もっとスマートに数式を解明して未来を変えるのかと思ったら、頭いっちゃってる系主人公がかなりの力技で未来をねじ曲げる話だった。処方薬を飲んでないのでぶっ飛んだ行動を連発するけど、死にかけの親友よりも次の>>続きを読む

ネイキッド・フィアー(2017年製作の映画)

1.8

マジで「おもしろい設定を思いついたけどストーリーは思いつかなかった」みたいな映画。序盤の偏差値3の会話が面白さのピークで、そこからどんどんつまらなくなっていく。オチもなんじゃそりゃって感じでがっかり。>>続きを読む

リンクル・イン・タイム(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ディズニーなのでCGがとにかく綺麗。ワープするたびにメイクや衣装が変わったりするのも凝ってて好き。だがストーリーが非常に浅い。5次元の世界とか面白そうなワードが出てくるのに全然掘り下げられず、所々コメ>>続きを読む