Ayanaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Ayana

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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

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最後のシーンはもがいて苦しんできた人たちには響く景色だよな。
男性の方が共感できる内容な気もするけど、主人公の気持ちわかる部分あるなー。

この作品観てブラピが逸材って初めて思った。

タンポポ(1985年製作の映画)

4.1

天才と変態は紙一重だな。一口ひとくち食べるたびに癖になる味が凝縮されたような映画。あー!透き通った醤油ラーメン、チャーシュー乗せて食べたくなること間違いなし!官能的に映される食材達がまたいいスパイスな>>続きを読む

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

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視覚の暴力と言いたくなるくらい鮮やかな色彩と好き放題の描写。目を瞑りたくなるような卑劣でいかがわしいシーンもなぜか芸術性でバランスが保たれている不思議。ホドロフスキーにしか作れない映画なんだよな。こん>>続きを読む

パリのランデブー(1994年製作の映画)

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滑稽でかつロマンティックなランデブー。フランス人の恋愛感覚ってまさにこのストーリーたちのように自由なんだろうな。この全編通して肩の力が抜けてる感覚が、休日の昼下がりにぼーっと観て心地よかった。

BLUE ブルー(1993年製作の映画)

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悲痛や喪失の叫びとも言える朗読なのに、聴いていると浄化されていくのは青のもつ静謐さを視覚から得ているからなのか。

違う精神状態の時にも鑑賞してみたい。
また違ったブルーに出逢える気がする。

孤高(1974年製作の映画)

3.5

映画館の大画面で鑑賞してみたかった1作。

孤高というタイトルに相応しい高尚な彼女たちの美にただただ陶酔する時間。
ブロンドに輝く髪、柔らかなウェーブ、たっぷりとマスカラを塗った睫毛の1本1本、煙草を
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現像液(1968年製作の映画)

5.0

夢や無意識下の世界の現像。始まりからタイトルバックまでの流れは天才といわずして何というべきなのか、、。宇宙船のようなトンネルからの暗黒の森、、そしてデューンのような広大で枯渇な土地。サイレントでありな>>続きを読む

秘密の子供(1979年製作の映画)

4.5

ただただ見つめ合っているだけなのに、ただ雨に打たれているだけなのに、ただ佇んでいるだけなのに、こんなにも惹きつけられるとは。エルスケンの写真を彷彿させるモノクロ。物語はなんてことない男女の心のすれ違い>>続きを読む

ベティ・ブルー 愛と激情の日々(1986年製作の映画)

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想像していたロマンス映画とはかけ離れていて衝撃の連続だった。
燃え上がりすぎて灰になってしまった哀しすぎる愛だったけど、若者の恋愛って度を超えたらこうなるよね。
部屋やインテリアの細部まで可愛いのが流
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

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自分が異国人としてその空間に存在する感覚もわかる今だからこその面白さを求めていたけど、それ以上に外からの日本や日本人の映り方や視点は少し居心地悪い感じだったな。錯綜する感覚とエキサイトメント。異国人と>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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想像より遥かにグロさは感じなかったし、こういう世界線て実際にありそうだなと。特筆して残るシーンや美徳はなかったけれど。解説を読んでやっと理解できるレベルだったからもう1度観てもいいかも。
カルトムービ
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アネット(2021年製作の映画)

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期待していたものと違ったというべきか、期待の斜め上を行かれすぎて理解が追いつかないというべきか。斬新であることは間違いない。

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.3

相変わらずのironicさとオシャレ感。心地よいjazzのサウンドと会話のテンポが最高。
love is emotional not rationalに全てが込められている。

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

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走馬灯のように浮かんでは消えていく人々の突き刺さるような視線の捉え方が面白い。他のヌーヴェルヴァーグ作品と比べて愛の伝え方がストレートで好み。詩的なセリフはありつつも哲学しすぎてないから見やすいかも。>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.0

久々にいいアニメに出逢った。アニメも全編涙なしには見れなかったけど、映画も号泣。愛ですね。

羅生門(1950年製作の映画)

3.3

カラーだったらどうなるんだろうって概念が出てこないくらいモノクロームの価値や映像美を感じられたの流石です。
最後のシーンをどう捉えるかで自分の本質がわかりそう。

モンスター: その瞳の奥に(2018年製作の映画)

3.6

新しいタッチのドキュメンタリー感と、
ニューヨークのハーレムの少年たちと街並みのマッチングが良かった。
観る側の視点によっての真相の曖昧さと、光の強さで視界がぼやける現象が重なった。"真実"というのは
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ある現代の女子学生(1966年製作の映画)

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ドキュメンタリー性を求めていなかったし理解が及ばず終始?だった。
当時ならセンセーショナルな印象を得たのかもしれないな。

コレクションする女(1967年製作の映画)

3.3

恋愛喜劇の巨匠エリック・ロメール。
湖畔というロケーションがフランス映画はなぜこんなにも似合うのか。小麦色に灼けた肌とショートカット。透き通った海水と南仏の光。一夏の余暇と恋模様。ただただ恋の駆け引き
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パリのナジャ(1964年製作の映画)

3.1

たった13分間。でもその13分間に信じられないくらいパリの魅力が詰まってた。
私の脳内を代弁してくれているのかしらと思うくらい主人公視点のパリへの思想に共感した。
"人々の見つめ方を観察"はなんともフ
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マンハッタン・ラプソディ(1996年製作の映画)

3.9

久しぶりに好みのラブロマンス映画だった!序盤のローズの恋についての講義のシーン良かったなぁ。ウィットな会話をテンポよく繰り広げるデートシーンも最高!
女性は圧倒的に感情や直感を大切に生きてるんだよな。
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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吹替で観てしまったせいか終盤まで全く感情移入できなかったけど、ライブシーンは心に刺さったなぁ。フレディ自身よりも大きなプレッシャーの中でこの役を演じていたであろうラミ•マレックの存在感や演技に心動かさ>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.9

淡々と日常を描いているようで目まぐるしいくらいの情動が伝わってくる。モノクロ映画というより白と黒と光で魅せるカラー映画を観ている印象だった。
飛行機と心情や状況の変化の対比が印象的。クレオとソフィア家
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

演技力ではなく人生力というか彼等にしか表現できなかったであろう。あまりにリアルというか現実に存在している事実だもんな。
大人よりも立派な1人の人間である子供。たった12歳の子供には命を授かる重さが理解
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小早川家の秋(1961年製作の映画)

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この時代の女性の身の着こなしや佇まいの奥ゆかしさは日本人に産まれてよかったと思わせてくれる。
秋子さんと紀子さんがお散歩しているシーンは、切り取ってそのまま額に入れて飾りたいくらいの息を飲む美しさでし
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.1

小津映画3作目にして小津ワールドの沼にはまったような。独特なテンポの会話の掛け合いも癖になってきた。毎回思うけどぜひともこの台詞の言い回しの意図を知りたいところ。
陰翳や色彩、どこを切り取っても美しい
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アビエイター(2004年製作の映画)

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キャサリン・ヘプバーンをケイト・ブランシェットが演じたのが最高。
前半と後半の落差が見事にヒューズの破天荒な人生を表現していたけど、さすがに長かった。偉業を成し遂げる人の凡人には到底理解できない異常性
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.1

本当の自分を見つけられず、真実の愛に触れる事もなく生涯を終える人も沢山いるのだから、リリーの最後は幸福に満ちていたんだろうな。リリーとゲルダ、リリーとアイナーの様に一心同体であったと思う。
終始"美"
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

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耽美的な作品かと思っていたら、ドキュメンタリーを観ているような"リアル"が胸を打つ作品でした。

男性が女性を演じているとは思いもしなかった序盤。父親の大きな愛と、マリーゴールドに輝く光が印象的だった
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