DaiOnojimaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

DaiOnojima

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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

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 見る前はいろいろ懸念があったし、実際に見て映画として欠点もなくはないと思ったけど、でもとりあえずこうして作られて、公開されたことに大きな意義がある。重く暗い映画だが、美しく、そして見る者に力を与える>>続きを読む

東京自転車節(2021年製作の映画)

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 久々にポレポレ東中野にて、最終上映を鑑賞。終映後は監督の舞台挨拶があり、珍しくパンフ買ってサインまでもらったw

 2020年3月、コロナ禍で仕事がなくなり、奨学金の借金550万を抱えてにっちもさ
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少年の君(2019年製作の映画)

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評判に違わぬ傑作。貧しいけど健気に頑張る優等生の少女と心優しい不良少年の物語…というと、古今東西ジャンルを問わず死ぬほど類似作品がある定番モノだけど、そこにいじめとか受験戦争とか階級格差とか、そういう>>続きを読む

外事警察 その男に騙されるな(2012年製作の映画)

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ドラマ版と共に久々に再見。ドラマ版は「ハゲタカ」「あまちゃん」「いだてん」などのチームが作った大大大傑作だった。しかし映画版はイマイチ。

お話を大きくしすぎて、その辻褄合わせだけで手一杯になり、しか
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プライド(2008年製作の映画)

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 最近金子修介監督がマイブームでして、我ながら物好きと思うが、一条ゆかり原作のこれも、わざわざ中古DVDを購入して鑑賞。結論から言うと意外と面白かった。

 原作の漫画は読んでないので再現具合はよくわ
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

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 『20世紀ノスタルジア』『雪の断章 情熱』『東京上空いらっしゃいませ』と、3作続けてアイドル映画を鑑賞。ただの偶然ですが。

 当時18才の牧瀬里穂のデビュー作。例のJR「クリスマス・エクスプレス」
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雪の断章 情熱(1985年製作の映画)

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 斉藤由貴の初出演・初主演映画。CS放送などではさんざん放映されているので全然そんな気はしなかったが、初DVD/ブルーレイ化だそうで、ブルーレイで再見。当然、CS放送などよりも全然画質は向上している。>>続きを読む

20世紀ノスタルジア(1997年製作の映画)

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 広末涼子のデビュー作だけど、旬のアイドル映画をあの原將人が手がけたということで、一部ではちょっとした話題になった。原將人と言えば自主映画の世界では伝説と言っていい存在で、その初商業映画がこれだったか>>続きを読む

シュガーマン 奇跡に愛された男(2012年製作の映画)

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 気になっていたが見逃していた作品。1970年代前半に2枚のアルバムを出して消えたデトロイトのシンガー・ソングライター、ロドリゲスが、ひそかに海賊版アルバムが50万枚以上売れるほど人気を博していた南ア>>続きを読む

激動の1750日(1990年製作の映画)

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 アマゾンプライムビデオで鑑賞。初めて見たけど、あまりに酷い映画でびっくり。監督の中島貞夫は出来不出来が激しい人なんでよくあることだけど、これはキャスティング、演出、音楽すべてがダメ。山口組対一和会、>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

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途中まで三谷幸喜監督作品だと思い込んで見ていたら全然違った。テレビの演出を長くやっていた監督の職人技。

バーダー・マインホフ 理想の果てに(2008年製作の映画)

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 重い映画である。

 西ドイツの革命組織「ドイツ赤軍(RAF)」の興亡を描いた作品。アンドレアス・バーダーとウルリケ・マインホフによって1968年に結党され、ふたりが獄中で不可解な死を遂げる1977
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

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 前作は世評に反して全く面白いとは思えなかったけど(Filmarksのレビュー参照)、今作はかなり面白かった。ありえないほど荒唐無稽な話だけど、前作みたいなヌルさはあまりない。皆さんの言う通り、鈴木亮>>続きを読む

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

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中田騒動でじっくり故人を偲ぶこともできなかったけど、一応千葉真一追悼で何本か見た。

「仁義なき戦い 広島死闘編」(1973年 深作欣二監督)

 もう何十回と見ているので今さら何も書くことはないが、
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魔界転生(1981年製作の映画)

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中田騒動でじっくり故人を偲ぶこともできなかったけど、一応千葉真一追悼で何本か見た。

「仁義なき戦い 広島死闘編」(1973年 深作欣二監督)

 もう何十回と見ているので今さら何も書くことはないが、
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日本暗殺秘録(1969年製作の映画)

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中田騒動でじっくり故人を偲ぶこともできなかったけど、一応千葉真一追悼で何本か見た。

「仁義なき戦い 広島死闘編」(1973年 深作欣二監督)

 もう何十回と見ているので今さら何も書くことはないが、
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沖縄やくざ戦争(1976年製作の映画)

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中田騒動でじっくり故人を偲ぶこともできなかったけど、一応千葉真一追悼で何本か見た。

「仁義なき戦い 広島死闘編」(1973年 深作欣二監督)

 もう何十回と見ているので今さら何も書くことはないが、
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無頼(2020年製作の映画)

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 論外。全然ダメ。何を描きたかったのか全く不明。金返せ!というレベルだった。

ソルジャーブルー(1970年製作の映画)

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 1864年11月、米軍(アメリカ白人の騎兵隊)がネイティブアメリカンを無差別虐殺した「サンドクリークの虐殺」を描いたニューシネマ期の作品。

 すごい映画。でもいわゆるウエルメイドな傑作とは言い難い
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エルネスト(2017年製作の映画)

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 この映画を知るまでフレディ前村という人物については知らなかったが、主人公が日系人ということ以上に、日本が制作する意義みたいなものが希薄な気がした。なんか無理やりキューバ革命やゲバラと日本を結びつけよ>>続きを読む

コマンダンテ(2003年製作の映画)

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 オリバー・ストーンによるフィデル・カストロのインタビュー映画。2002年2月に30時間に及ぶインタビューを行い、それを99分にまとめたもので、カストロは内容の削除を一切求めなかったという。

 政治
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チェ 39歳 別れの手紙(2008年製作の映画)

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公開時に見て以来の再見。さきほど感想を書いた『モーターサイクル・ダイアリーズ』のその後とも言うべき、ゲバラの後半生を描いた2部作。『チェ 28歳の革命』は、メキシコでフィデル・カストロに出会い、キ>>続きを読む

チェ 28歳の革命(2008年製作の映画)

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公開時に見て以来の再見。さきほど感想を書いた『モーターサイクル・ダイアリーズ』のその後とも言うべき、ゲバラの後半生を描いた2部作。『チェ 28歳の革命』は、メキシコでフィデル・カストロに出会い、キ>>続きを読む

モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

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 革命家チェ・ゲバラの青春時代を描いた大傑作。新装されブルーレイがリリースされたことを知り、久々に見た。まだ23才の医学生だったゲバラが年上の友人と気楽な無銭旅行に出発、南米大陸を回るうち、その実態に>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

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 テレビ放映の録画で鑑賞。

 宮崎駿には縁がなくて、「風の谷のナウシカ」しか見たことがない。

 いろんなテーマが複雑に織り込まれた寓話で、情報量の多さは1997年の作品だなあという感じ。絵はキレイ
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

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 タイトルから甘ったるい青春映画かと思って敬遠していたが、なかなかの良作だった。お話そのものはルーティンではあるが、最後に喧嘩したままではなく父親と和解して故郷を出るところが今っぽい。

 スプリング
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スターダスト(2020年製作の映画)

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「ジギー・スターダスト」になる前、ちょうど「世界を売った男」のころのデヴィッド・ボウイを描いた劇映画。新作のプロモーションで渡米するもののアメリカでは全く無名なうえに理解者もなく、おまけに心を患った兄>>続きを読む

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

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学生時代以来、ン10年ぶりに見た。のちの自主映画界隈に与えた影響の大きさを再認識すると同時に、ファンタジックでカラフルな初期大林語法が希釈されず濃厚なままあちこちに炸裂してて楽しい。こんなぶっ飛んだ映>>続きを読む

ブラッド・レッド・スカイ(2021年製作の映画)

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ツッコミどころは多々あれど、面白く観ました。お母さん役の女優さんの体当たり演技に拍手。

GONIN(1995年製作の映画)

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 お話は私好みなのになぜか未見だった。もう少しカタルシスのある、爽快さもある作品を想像していたが、とことん救いのないダークな結末が石井隆らしい。暗いシーンが多いので、レストアして画質が改善されれば印象>>続きを読む

甘い鞭(2013年製作の映画)

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壇蜜さんが最も過激だった時代の18禁作品。石井隆らしさも出ているが、ハードSMものは個人的にキツイのでもう見ることはなさそう。