舞台女優の姉と作家の弟が、説明できないくらい憎しみ合ってる話なんだけど、めーっちゃ面白かった〜!なにこれ〜憎しみ合ってるのにワクワクしてしまう(笑)
わたしが「家族はつらいよ映画」大好きなのもあるけ>>続きを読む
ジーナ・ローランズの演技がすごいのと、ピーター・フォークの怒鳴り声と暴力的な接し方に子役たちがトラウマになってないか、見てるだけでハラハラしてしまった。雑な時代の子役と動物のいる撮影現場は心配が尽きな>>続きを読む
カメラ位置と人物配置にこだわってるのか、画面に人が前後にぎゅうぎゅう。しかし最後に「即興演出で制作」とテロップが出てくるから驚いたけど、レビューなんか見ると撮り直したから「即興」ではないとか出てくるし>>続きを読む
有名なのに見てなかったやつを「午前十時の映画祭」でようやくスクリーンで。
冒頭の移動映画館にワクワク。子供たちがわらわらと興行主にまとわりついてフィルム入り缶に触ろうとするのや、村の人びとが家から椅子>>続きを読む
怪我によりクラシックバレエのキャリアを断たれてしまう主人公が、新しい身体言語(ホフェッシュ・シェクターのカンパニー)と出合って、純粋な「踊る喜び」を取り戻していく。その回復過程が丁寧に描かれているのと>>続きを読む
マリインスキー・バレエの本当のバレリーナであるエフゲーニャ・オブラスツォーワが出ていることにいちばん驚いた。
音楽がセロニアス・モンクで全編ジャズ、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの演奏もかっこいい〜。画も陰影くっきり、美しく飽きない。ジャンヌ・モローは繊細な演技がすばらしく、ほんとにかっこいい。>>続きを読む
ジェラール・フィリップの仕事選びにも助言し、病名のことも隠し通したという人類学者の妻のはなしがあったが、彼女が生きているあいだのインタビュー映像があれば見たかったなあ。
ジェラール・フィリップ演じるリポア氏は仕事もなく金もなく教養もなく、ただ「顔がいい」だけでつぎつぎと女を口説いていく。しかもその恋愛遍歴を目下意中の人パトリシアに長々と語るわけだが、そんなの聞いて女は>>続きを読む
公務員サラリー生活でも「パトロン」になれるんだ!?とびっくり。「経済的に成功はしなかったけど、ふたりに認められたことが支えになった」と語る芸術家もいて、そしてまたふたりがコツコツと集めた現代アートコレ>>続きを読む
『グッド・オールド・サマータイム』『シー・ラブズ・ミー』や『ユー・ガット・メール』の元ネタなんだね。
すっごくかわいい映画だ〜。ロマンチックであり、お仕事映画でもあり、人情ものでもあった。
文通相手と>>続きを読む
イザベル・ユペールとミュウ・ミュウが出会い、家族ぐるみで交流していくうちにお互いが誰より必要で、それぞれ夫との関係は破綻していく…という話。
直接的な表現はないものの、いまならクィア映画として読み解け>>続きを読む
『M:I ローグネイション』のときマッカリー監督がインスピレーション作品にあげてたやつ。確かにヒロインであるイヴが敵か味方かわからない感じはイルサに通じる。アクション満載でユーモアもあって面白かった。>>続きを読む
荒唐無稽でとにかくパワーで押していく…景気がよかった時代の映画だなあ。
猫がひどい目にあうので、動物好きなひとは注意!
親世代は旧弊な男女関係って感じだが、主人公の若い世代の男女はお茶を淹れるのも対等で「新しさ」がある。世代間の価値観の変化が見てとれるのが面白かった。
塀の上から屋内をのぞいたようなショットがあり、外猫>>続きを読む
温泉宿で働く盲目の按摩師グループと客たちの交流と恋模様ほのぼの+しみじみ系。おもしろかった。東京帰る帰る言いながら「もう一晩泊まろうか?」と引き延ばす佐分利信に思わず「もう帰りなよ!」と声でちゃった(>>続きを読む
デコちゃんの林芙美子は猫背でダラダラ歩いて、だみ声もにゃもにゃしゃべってるのが、むちゃくちゃかわいい〜。役によって声質変えられる俳優ってほんとによいね。
宮本輝の原作は未読。これが監督デビュー作とはすごい。よい映画だった。
戦後11年、朝鮮戦争の特需を経て経済的には「もはや戦後ではない」とされてるが、大人の心にはまだ焼けつくような戦争の痛みが赤々として>>続きを読む
丁々発止のセリフの応酬に目が回りそう。
トラブルに巻き込まれながらも報道記者をしてる方がずっと生き生きとしてるヒルディなので、平凡な男と結婚しないのはよかったとして、その元夫もやばいぞ!となる(笑)
こんな女の友情の話とは知らなかった。マリリンとジェーン・ラッセルの「正反対だからこそ気が合う」バディものだった〜。いいね!最後の結婚式も新郎たちの影が薄くて女性二人の永遠の友情を誓う儀式みたいだ。
ふ>>続きを読む
婚家を出て自立した生活を目指す未亡人と、彼女が引っ越してきた先の海辺の家に住んでいた船長の亡霊とのラブコメ。よく考えればうだつの上がらなかった、なぜ結婚したのかも思い出せない夫に先立たれ、口説かれて好>>続きを読む
マーラー5番のドラマチックな感じは映画に向いてるのかね。バーンスタインやデュ・プレへの言及など音楽談義の面白さ、映像の美しさやサスペンスな感じをたのしみつつも、すこーし長く感じた。
「男尊女卑のバッハ>>続きを読む
少しずつ事情が明かされていく匙加減がよい。最後の「声の主」の種明かしにニコニコしちゃった。
今見るとテンポが遅くて、いちいち流れるムーディな音楽にもういいよ!と言いたくなる感じ…当時はかっこよかったのかな。
ど直球のフェミニズム入門啓蒙映画かつアイデンティティをテーマにした作品だが、おしゃれでポップで笑える。
倍賞千恵子が超絶かわいくて驚愕!!動く「リカちゃん」!!前田吟もめっちゃかっこいい。そして声が良い。渥美清はよくもまあ、こんなに滑舌良く口が回るものだね。すごい!
ドタバタお見合いブッ壊しからはじまっ>>続きを読む
彼らは国が変わっても、戦争になっても、政治が変わっても同じこと(京劇)をしていた。同じことをしてるだけなのに解釈が変わる。評価が変わる。立場が変わる。そのことの理不尽さに苦しくなった。