ぴろさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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パプリカ(2006年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

 今読んでいる毎日新聞出版の『SNS暴力 なぜ人は匿名の刃をふるうのか』が面白い。SNS上での誹謗中傷に苦しみ自殺した女子プロレスラー・木村花さんの事例をメインに、SNSの持つ暴力性の実態を暴いていく>>続きを読む

亜人(2017年製作の映画)

3.8

人気漫画の実写化でも類を見ない良作?!
脚本もアクションもCGも全部自然でカッコいい!やっぱ佐藤健はすごい
綾野剛も佐藤役を完璧に演じきっていた
他の作品も是非見習ってほしい

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

空を自由に舞う野生の鳥と、カゴの中のペットの鳥は、どちらが幸せなんだろう。
現代的な価値観でこの映画を見てみると、主人公イライザは、ヒギンズ教授に飼われるカゴの中の鳥だ。最後はイライザ自身の判断で教授
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シンデレラ(2015年製作の映画)

2.9

「優しさはタダよ。愛もそう」

良い言葉。でも少し誤解を生みそう。
優しさも愛も、見返りを求めないで与えるものである点では、確かにタダかも知れない。
でも、1人の人が他人に与えられる優しさは無限ではな
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.2

 「つまづきの石」とは、現在のドイツで行われている記憶アートプロジェクトである。先日ファシズムと芸術にまつわる講義で習ったのだが、10cm四方の真鍮のプレートに、ホロコーストによって亡くなったユダヤ人>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

3.7

オードリー・ヘプバーン可愛過ぎ、、!
あの無邪気な一挙手一投足とコロコロ変わる表情、お洒落なファッション、そして旅情誘われるローマの街並みだけでもう2時間まるまる楽しめる笑

でもやっぱ『ローマの休日
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.0

ロンドンを舞台に繰り広げられる、一途で真っ直ぐなある男の純情ラブストーリーに、タイムトラベルという魔法のスパイスをひとつまみ。
人生の美しさ、今の一瞬の愛おしさを訴えかける、ロンドン版ミッドナイト・イ
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.9

言わずと知れた名作サイコスリラー。
連続殺人鬼を追う女性FBI訓練生のクラリスと、元天才精神科医の連続殺人鬼・レクター博士の、奇妙な交流を描く。

今作のエポックな点は、なんと言ってもレクター博士の人
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オーシャンズ(2009年製作の映画)

3.5

 環境倫理についての議論では、「人間の生産活動の持続のため」に自然を守る「保全」と、「自然それ自体の持つ価値のため」に自然を守る「保存」の、2つの考え方の対立がある。しかし、自然と触れ合うことが少なく>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

3.7

今回鑑賞したのは、巨匠スタンリー・キューブリック監督が贈る名作古典ホラー『シャイニング』。吹雪に閉ざされた山上のホテルを舞台に、そこの管理を任された一家の惨劇を描く。主演は奇抜な演技で有名なジャック・>>続きを読む

ピラニア(1978年製作の映画)

1.2

絵に描いたようなB級アニマルパニック
なんでB級ホラーにはお色気が付き物なんやろ
グロシーンが長すぎて逆に退屈になった
やっぱジョーズを超えるアニマルパニックは無いな

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.5

とあるビッチ女子大生が、誕生日に謎の殺人鬼に突然殺され、そしてその度にまた誕生日の朝にループするハートフルコメディホラー!
ループ×スラッシャーホラーという設定が斬新で上手く融合している上、尻軽ビッチ
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

1.5

2回目のコロナワクチン接種の副反応でくたばってる時に鑑賞。風邪の時に見る夢見たいな内容に、頭痛が少し酷くなった。
面白いところはあるし、すごい良いこと言ってるシーンもあるんやけど、どうにも世界観につい
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ベスト・キッド(1984年製作の映画)

1.9

これが元祖カラテキッドか〜
1970年代のカンフー映画ブームの流れを汲んでるんやろな、「東洋」とか「東洋武術」のミステリアスでエキゾチックな雰囲気とかに欧米が目をつけたって感じ。
最後の「必殺技」は中
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ミスト(2007年製作の映画)

4.0

やはりスティーブン・キング×フランク・ダラボンはハズレが無い!面白かった…!

皆んな胸糞映画って言ってるけど、描かれてるのは「正義」と「正義」の対立とか、この世の不条理とかっていうもので、確かに心に
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野火(2014年製作の映画)

2.4

【イデオロギーの闘争でさえなくなった、泥沼の戦争を淡々と描く】

 「俘虜記」で有名な大岡昇平の小説が原作。公開から毎年、終戦の日に上映されているそう。本作は本当にそれに相応しい映画だと思う。今まで観
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(2017年製作の映画)

3.0

ショートフィルムというものを初めて観たのですが、中々良い…!30分にも満たず、はっきりとした展開や説明がないからこそ、こちらの想像力が掻き立てられる。メッセージ性やストーリー性は無い替わりに、何処か懐>>続きを読む

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

2.4

毎年恒例の劇場版コナン!

今回は普通に面白かった!
何が良いって、推理とアクションのバランス!(異次元の狙撃手とかもそのバランスが良かったけど、そんな感じ)
展開の仕方とか伏線の張り方とかも自然やっ
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.3

近年、海岸に鯨の死体が打ち上がったと言うニュースが、世界中で頻繁に流れるようになった。驚くべきことに、鯨の胃の中には数十キロものプラスチックゴミがいっぱいに詰まっており、それが死因であると言う。海洋プ>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

複雑な家庭環境に耐えきれず家出し、持ち前の当意即妙さでパイロットや医師など様々な職業に成りすまして詐欺を働く青年・フランク。そして彼を追うFBI捜査官・カールの、数年に渡る鬼ごっこを描く。天才詐欺師と>>続きを読む

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

内容はタイトル通り。ロンドンに越してきたばかりの若い母親、アニーは、一人娘のバニーを初めて保育園に預けに行くが、しばらくして引き取りに行くと彼女は忽然と姿を消していた…。

クライマックスまでバニーの
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

2.8

胸糞サイコホラー。
全編にわたって不穏な空気が漂い、狂気が少しずつ染み込んでくるような怖さ。
幽霊とか怪物が出てきてグロさとか音とかで脅かす系のホラーより、俺はこっちのが好き。不協和音のような音楽や、
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(1963年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

巨匠、アルフレッド・ヒッチコック監督による、元祖アニマルパニック!

予告編だけで物語が完結してる(笑)ドイツのリメイク版と違い、鳥達が人間を襲い始めた理由については言及せずに幕を下ろすところがまた不
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

オードリー・ヘプバーン主演の名作ロマンティックコメディ。主人公ホリーの考え方が、拗らせがちな僕自身の考え方にすごく重なるところがあって、個人的に印象深い作品。

舞台は、世界中の誰もが憧れる華やかな大
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

今回鑑賞したのは、2020年にアジア映画初のアカデミー作品賞受賞という快挙で世界を席巻した、ポン・ジュノ監督作品『パラサイト』。

もう圧巻の一言。めちゃくちゃ面白かった!貧富の格差という現代の闇を照
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

1.4

オリジナル版未鑑賞やけど、まぁ何となくオリジナルの方がおもろいんやろなって感じやったな。

ホラーっていうより単なるスプラッタ。

恐怖感っていうのは自分たちの見慣れないものや馴染みの無いものに対して
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運び屋(2018年製作の映画)

3.7

クリント・イーストウッド監督兼主演、90歳のおじいちゃんが麻薬組織のブツを運ぶアルバイトをする、ハートフルロードムービー。

砂埃に霞む青空と過ぎゆく屑鉄の街、荒野のハイウェイをトラックが行く。ラジオ
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イタズ 熊(1987年製作の映画)

2.0

東北の熊撃ち猟師・マタギの生き様と、彼らを取り巻く厳しくも美しい大自然を丁寧に描く。

他の方のレビューにあった、「日本の山版『ジョーズ』」とは言い得て妙。人を襲う、自然の象徴たる「怪物」と人間の死闘
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

アン・ハサウェイが主演で、チャーリーとチョコレート工場と原作者が一緒ということで映画館にて鑑賞。

チャーリーとチョコレート工場と同じ感じを期待して行ったらダメです。物語としての深みに欠けるし、色々疑
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.8

食わず嫌いしててすみません!めっちゃ面白かったです、、!

ヤンチャで自由奔放、巨大軍需企業のCEOにして天才発明家のトニー・スタークが、アフガニスタンのテロ集団に拉致された所から物語は始まる。兵器開
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

2.0

アメリカンコミック系の映画はあんまり見ない僕ですが、スパイダーマンだけは新旧共に大好きです。しかし、今作はスパイダーマンの版権を持っているソニー・ピクチャーズがマーベルと共同で制作したため、アイアンマ>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

4.0

ディズニーで1番好きな作品!

肉食動物と草食動物が共存する街ズートピアで、謎の連続失踪事件が発生する
🐰の警官ジュディは、🦊の詐欺師ニックとバディを組んで事件の解決を目指すが、そこにはズートピア中を
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暗殺教室(2015年製作の映画)

1.0

中二病の世界に迷い込んだかのような不思議な映画体験。ギャグもアクションも観ていてこっちが恥ずかしくなる。
原作のエピソードを無理矢理詰め込んだが故の早過ぎる展開、そのスピードはマッハ20である。登場人
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メメント(2000年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白かったです!!

前向性健忘という病気にかかった男の復讐劇。
記憶障害による「信頼できない語り手」の手法は前に見た韓国スリラー『殺人者の記憶法』に似てて、鑑賞者が主人公と一緒に何が本当
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

自省

最近あんまりいいレビューを書けていない気がする。別に前は良かったとは言わんけど。誰でも書けるような薄っぺらい内容でそんでもって冗長な、要するに駄文や。
元々文才なんてない奴が自分用の記録として
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グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

3.8

何かある一つの物事に取り憑かれ、自身の人生や命をかけてそれに生きる人々の物語を、私はこれまで幾度か観てきた。
『セッション』の主人公、音楽に取り憑かれ 観る者を圧倒する壮絶な演奏を披露した青年 アンド
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