ヴァイルさんの映画レビュー・感想・評価

ヴァイル

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プリンセス:ルーパー/プリンセス 無限ループ(2020年製作の映画)

4.2

圧倒的低級映画を期待するも、しっかりとしたファミリー向け作品。

主人公の繰り返すことへの馴れの早さと行動の遅さが観るものとの乖離を推し進める。

伏線のバラシもだいぶ遅いw

ザ・トップガン 無敵の撃墜王(2022年製作の映画)

4.2

動画で写真を映し続けるという実験作品(謎)

ユーモアのセンスが良くない方向に振り切り、ミニマルな技法が、くど過ぎる質感を形成する。
主役の俳優の抜擢の理由は良く判る内容。

タイトルが素晴らしい。

バイオハザード 2034(2005年製作の映画)

4.3

完全無欠の脚本!
こんな欠点のない低級作品があるものなのか!?
ゆえにそんなに面白くもないw
バイオハザードシリーズの名に恥じない作品。

エンジェル ザ・シークレット・ウエポン(2021年製作の映画)

4.5

長すぎるダチョウ倶楽部コント×2、音ネタ、劇場コントの3部作!

やりたいことは分かるのに全体的(カメラワーク、演技、展開)な表現力がなさすぎるシーンたち、
もはややりたいことが分らない意味不明な意味
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DECODER デコーダー [解読者](2009年製作の映画)

5.0

最高傑作!

チーム系暗号解読ミステリーかと思いきや後半から雲行きが怪しくなっていく。
セリフや映像の仕掛けなど随所に面白さがあり楽しませてくれつつ、
そこそこでありながら微妙なクオリティの音楽も相ま
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トリプルワールド(2009年製作の映画)

4.9

いさぎよいまでのジャケ詐欺に大満足の作品。

ジョージ・ルーカスかジェームズ・キャメロンあたりがリメイク(するわけないが)したら少しはマシになりそう(謎)。

サンテレビらへんで偶然観かけたら面白さ倍
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モンスターハントレス(2020年製作の映画)

4.6

プライムウェーブもここまで来たか!という観やすさが特筆もの、かつ、タイトルの付け方なんやねんというお馴染みのつっこみが共存するエンタメ作品。

単純に軍隊vs地球外知的生命体ものとして、ユーモア、人間
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トランス・フューチャー(2020年製作の映画)

4.7

ラストがわかる系のオープニングから始まるが(笑)、
タイムスリップした世界では本来の自分と未来の自分が共存し、未来の自分が原因を作ることによって現在が構築されていた(つまり、過去の自分に魂が乗り移り、
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ヴァーチャル・ウォー(2019年製作の映画)

4.8

ウォーではない。

夕方の海外キッズドラマ的な質感がところどころ現れる。
そして、景色の良さや余裕のあるアングルなど、クオリティは案外悪くなかったりする。
制作者のやりたかったことが全部表現出来たんだ
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ラブ・エクスペリメント(2018年製作の映画)

4.5

「ザ・キューブ ファイナル・トラップ」的なものを想定しつつ観賞を進めるが中盤から質感が異なってくる。

そして、観賞を終え気づかされる。
ただのプレイを見させられていたのだと。
これぞまさしく、ラブ・
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DELETE デリート(2003年製作の映画)

3.9

低レベル映画の最高峰、トランスワールドアソシエイツが放つ衝撃の問題作!
ジャケはキューブ路線かしら?
まあ、キューブとかソウとかエスとかが流行ってパクり作品が大量投入された時代の遺物。

かといって、
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-less [レス](2003年製作の映画)

4.6

けっこうなクソ映画を期待して観たら(謎)、しっかりした作品でした。
クロックワークスにハピネットだもんね。

オープニングはミヒャエル・ハネケ監督作「ファニーゲーム」を想わせる(オマージュというほどで
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寄生体XXX/スキンウォーカー(2018年製作の映画)

4.8

美女のジャケ写と裏腹に、寄生体本体であるおっさんの声のナレーションに戸惑う作品。

中盤から一気にサスペンス風味へ。

愛しの女性を守ろうとする寄生体。
からの、過去を告白する逆雪女な寄生体。
覚悟を
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クリアショット(2020年製作の映画)

4.4

純朴な少年強盗団vs慎重派ネゴシエーターの駆け引きを観る作品。

安定の、夕方海外TVドラマ的質感(謎)
リーダーシップとは、のテーマも見られる。

ところで、クリアショットってなんだ?

ナイトシューターズ 処刑遊戯(2018年製作の映画)

4.1

映画撮影を映画として撮影しているだけあって、カメラアングル等々に一点の乱れもなしの作品。

撮影隊ならではの反撃を見せてくれるかと思いきや、ふつうにカンフー(?)で対抗。しかも、めっちゃ強い。
よくわ
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ゲット・イン(2019年製作の映画)

4.3

大人になったルース・エドガー。
的な作品。

音楽(不穏なやつとか、ドラムとか)がどっかの映画と似てる気がするけど、何の映画か忘れた。

ミヒャエル・ハネケ的な質感を目指そうとしている感があるが、意外
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パンデミック・ハウス(2020年製作の映画)

4.3

コロナ禍における対策の問題点を解説する教育ビデオ作品。

TVニュースは信用できない、というのは作者の思想なんだろうか?w

登場人物はサメ映画級クオリティだが、ユーモアのセンスが時々光る。
ソリッド
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オペレーション・ローグ(2019年製作の映画)

4.1

会話シーンで徹底的に説明して、アクションシーンで徹底的に銃撃戦をして、と2つのシーンが完全に分離してしまっていて、戦争系映画の構成の難しさを改めて認識できる硬派な作品。

テロリストのリーダーと兵器開
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スパイ・ウルトラ(2019年製作の映画)

4.1

気の利いたキャラと演出をしたつもりなんだろうが、かえって不真面目さが鼻につく作風。

リゾート気分は満喫できるが、感情の流れがご都合感満載で、いろいろと足りてない。

ダークライト(2019年製作の映画)

4.0

「悪魔の棲む家」を「ジャン=クロード・ヴァン・ダム/ファイナル ・ブラッド」的な構造でまとめるも、かえって普通のホラーになった作品。
「悪魔の棲む家」meets「金田一少年の殺人」。

ティム・ロビン
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タイタンフォール 巨神降臨(2020年製作の映画)

4.3

男女雇用機会均等法を遵守してんのか!てくらい男女セットで順に登場させる作風。
ソリッドシチュエーションAIバトルアクション。

AIが対人戦闘で強くなっていくというアルファ碁(アルファ碁の場合、自己対
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ディープ・スペース(2018年製作の映画)

4.7

ブラック企業で働く男女応援ムービー。

かなり低予算感のある環境で観せられる役者のセリフの応酬と演技。
夜に適当にテレビを点けたらやってた海外テレビドラマ的な質感。
SF的な現物は一切観せない。
ただ
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鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)

5.0

驚愕の人身事故コメディ!w

人身事故ネタ(?)で徹底的にボケ倒す様は、強烈なブラックジョークを放つスタンダップコメディアンの如し。

タイトルもぴったり。

傑作。

マイ・ビューティフル・デイズ(2016年製作の映画)

5.0

車の中、車の外で展開されるロンド形式のような作品。

切れ味あるセリフと映像の空気感が絶妙。

妙に不穏な音楽が気になる。

「LDK」(だったか?)のような修学旅行の夜に部屋を抜け出して...、的な
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ザ・フェイタル・レイド ~特殊機動部隊/ザ・フェイタル・レイド 不義の戦い(2019年製作の映画)

4.3

圧倒的、方向性の大渋滞で観客の感情を迷宮に陥れる作品。

コロッケさん風のメインキャラが感情迷宮への案内人となり、コメディキャラと謎の音楽が世界観を破壊する、混沌とした作品世界において壮大で扇情的な音
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ベル・カント とらわれのアリア(2018年製作の映画)

5.0

NHK特集ドラマ的質感の、鮮烈な多国籍クライムヒューマンラブドラマ(謎)

三谷幸喜作品からコメディを抜いた感じでもある。
かといってコメディ要素の使い方が異様な緊張感を演出しており、加瀬亮が圧巻。

カフカ「変身」(2019年製作の映画)

3.7

この映画を作ることで何を世に問いたかったのか?
(小説感を出そうという演出なのだろうけど)ナレーションが状況を説明しきるので映像がもはや不要になってしまっている(し、実際たいしたものも映らない)。
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チャイルド・イン・タイム(2017年製作の映画)

5.0

カンバーバッチの独演会(別に独りではない)を鑑賞しているような至福の時を過ごせる作品。

「あの頃、君を追いかけた」を思わせるSF風味が隠し味。

深刻なテーマであるのに不思議と、しっとりとした質感が
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ジェイコブス・ラダー(2019年製作の映画)

4.0

学生の頃に観たオリジナル版の細部を忘れちゃってるから比較は出来ないけど(めっちゃ面白かったことは覚えている。また観よう)、どうせああなるんだから何でも出来るよねってつもりで観てたら、案外守りに入ってて>>続きを読む

ウォーズ・オブ・ギャラクシー(2019年製作の映画)

3.6

圧倒的プライムウェーブ感、2。
プライムウェーブなんかニューセレクトなんかどっちやねんやけど(どっちでも一緒やけど)。

個性強めで、それ風の演技をするが印象にまったく残らない登場人物たち。
ガリガリ
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スクールズ・アウト(2018年製作の映画)

4.5

なんとなく当り障りのない質感であっさりピークを過ぎちゃって、でも、ラストで再びピークが来て、結果深まる絆みたいな作品(謎)w
なんや案外いい子たちやん、て。

「ウルフ・アワー」から障る質感を抜いて、
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パパとムスメの7日間(2018年製作の映画)

5.0

永野芽郁と吉本実憂と井上真央と北原里英と中村アンを足して5で割ったような感じの女優さんが前衛的バレエを披露するベトナムの作品。

佐藤二朗と斎藤工を足して2で割ったような感じの日本人(?)も独特の雰囲
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バッド・ネゴシエーター(2017年製作の映画)

4.7

ほんまにバッド・ネゴシエーターやった(笑)

妙に古くさい映像がなかなかの雰囲気を醸すなか、そこそこの演技も逆に味が出ていて、夕方の海外テレビドラマを観ているような質感が心地よかった。

レディ・マエストロ(2018年製作の映画)

5.0

久々にまともな映画を観たw

なにより脚本がしっかりしているし、セリフが見事に感情とリンクしており素晴らしい。

固すぎず砕けすぎずな演出も絶妙。

端正な音楽史実作品。

フィードバック(2019年製作の映画)

3.7

エンドクレジットで遊戯王のレアカードみたいなグラデーションで文字の色変わるとこだけよかった。

まあ、この話の登場人物たちには「ポータルズ」の失明男のラストの潔さを見習ってほしい(まだ言うw)。

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サイキッカー 超人覚醒(2019年製作の映画)

4.8

なぜか「木曜の怪談」を彷彿とさせる、邦ドラマのオムニバスの一篇にガチはまりしそうなコロナ禍ジャストフィット作品。

中盤あたりまで観て、もしやサイキック少女まったく登場しないんでは?というジャケ詐欺に
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