枯井戸星さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

枯井戸星

枯井戸星

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君の名は。(2016年製作の映画)

3.3

終盤における感傷の冗漫な発露以外、さしてみるべきところはない。

天気の子(2019年製作の映画)

3.7

納得できる結末だった。地に足のつかない非現実的な展開の「寒さ」が、観客を物語の敵として異化する構造が、強い。

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.7

筋に稚拙な点は見られるが、映像の強さがすべてを持っていってしまう。

バイオハザード(2002年製作の映画)

3.5

観ていて、かわいそうで熱が出た思い出深い映画だ。

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

4.2

高畑作品の根幹を私は超越的な赦しの構造に見ているが、ここでも最後の解放のマジックと言ったらない。

ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

4.0

この朗らかに楽観的な無常を手放しに肯定する境地には私はまだ至っていないが、アニメーションの見事さは格別である。

茶の味(2003年製作の映画)

3.6

小池のアニメーションを目当てに鑑賞したが、全体的に楽しむことのできるよい娯楽作品だった。

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.6

素晴らしい映画だが、『宇宙よりも遠い場所』のあとでは筋の甘さが際立って見える。

初国知所之天皇(1973年製作の映画)

4.6

三回目の鑑賞にして真髄に触れた。
取り急ぎ点数のみ更新する。

ジュブナイル(2000年製作の映画)

3.7

幼年期の青春がその人生をゆるやかに拘束することを、 さっぱりとした哀愁とともに描く。予定調和的な終盤の冗漫さはしかし人生と相似的である。そこかしこに見られるこの冗漫さーー遊びにこそ本作の魅力があろう。