枯井戸星さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

枯井戸星

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クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!(2013年製作の映画)

1.5

これはヤキニクロードを意識した作品。でも、全体を貫通する大きなサスペンスもなければ、構成のひねりもない。それでも映画になってしまうという意味では、より恐ろしい映画ということもできる。でもまあ、駄作だろ>>続きを読む

クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

3.0

『踊れアミーゴ』の続編にあたる作品。自分がコピーでしかないことをいかに受け入れて生きていくのか。アミーゴが傑作なのでこの主題も既にその圏内というか、予定調和に終わりそうな感じだが、父性と死の問題がから>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(2010年製作の映画)

4.7

しんちゃんのことが好きすぎて婚約者が現れた冒頭時点で泣いてしまった
これは、、、観れてよかった、、
フィクションで嗚咽したの1年ぶりくらいだ、物語って素晴らしい

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!(2007年製作の映画)

2.8

これはおもしろい。
宝塚をあんまりリスペクトしてない感じで登場させてくるアニメって珍しい気がする。
最近狂ったようにしんちゃんをみているが、みさえはかなり重要なキャラクターだということがわかってきた。
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クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ ブリブリ 3分ポッキリ大進撃(2005年製作の映画)

2.6

かなり謎の映画。
カスカベボーイズの次に作られる映画じゃないだろうと。
半分くらい、淡々と怪獣と野原家が戦ってるだけだし、さしたる教訓もない。
クレしんによくある、別世界へのジャンキー状態との向き合い
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映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

1.1

久野遥子のデザインは好きだったが、全体的に、これはひどい。5回くらい寝そうになった。キャラが溶けてくところを感動的に描く感じ毎回むしろ笑ってしまった。『3年A組』の菅田将暉見てる時と完全に同じ感情。>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

4.0

説明不要の名作。今改めて見返せてよかった。

ユメミーワールドの冒頭はこれを意識しているのだろう。だからなんだという話だが。

クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016年製作の映画)

3.2

これは、そんなに出来がいい映画ではないのだが、とても教育的で子どもも大人も見るべき作品になっていると思う。不思議なのは、明らかに湯浅政明『マインド・ゲーム』への応答として作られているとしか思えない作品>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦(1999年製作の映画)

2.8

悪い意味で「男ってしょうもないけど楽しいやつなんです」みたいな映画になっているところがあって、そこは良くない。というか、そのために前半はもうほとんどクソ映画と言って良い代物になっているし、最後もやっぱ>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(1998年製作の映画)

3.0

序盤から展開がかなり飛ばしていていきなりのめり込める。いかに物語を非日常世界に接続するかという課題もこの頃になるとかなりこなれた解決が提示されるようになる。ミサエが母として本気で子供を守ろうとすれば物>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997年製作の映画)

3.3

ダーティハリーを観てから観れてよかったし、ダイハードを観てからまた観たい。かなり粋な笑いが多く、何回か爆発的に笑える。映像も相当遊んでいる。動きが生む笑い。この作品に関しては主題に照らしてオカマの重要>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!(2006年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ最高傑作だろう。素晴らしすぎる。感想はいまは書ききれないのであとでゆっくり書くが、終盤は涙が止まらなかった。

ミサエがなんの根拠もなく目の前のヒロシをオリジナルだというところは、大正解だし、
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クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(1994年製作の映画)

2.9

完成度からするとよくできているとはちょっと言い難いが、ルル・ル・ルルのアクションは小粒でシンプルながら味わい深い。し、終盤の展開はいちいち良い。サインを取りに行くくだり、最高。
それからこのころのクレ
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クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王(1993年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

今見ると荒削りな出来という感じだった。ただ、パラレルワールドの組み込み方は長寿アニメだからこその魅力を発しているし、オチもいい。
ハイグレ星人の登場の遅さも効いてる。実際昔はハイグレ星人がとても怖かっ
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春原さんのうた(2021年製作の映画)

4.6

荒木さんが「さくちゃん」と呼ばれていたのもあって120%くらい感情移入しながらみた。

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

とってもいい人そうなアルトー。
ドゥルーズ 『シネマ』で繰り返し参照されている覚えがあったので観た。ドゥルーズ の議論がどんなだったかはなんとなくしかもう覚えていないけれども確かに情動イメージの議論は
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阿賀の記憶(2004年製作の映画)

4.5

これは病人「が」撮った映画だろうと思いながら観ていたら、ほんとうにカメラマンの方が脳梗塞で倒れて立ち直って直撮られたものだったらしい。よくわかる。

関係は全くないが、映画館を出たら通りがかったおじさ
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ダンボ(1941年製作の映画)

4.4

dumbでもクスリをきめれば飛行機にだってなれるという話だった。親子のとろとろした目がずっと素敵だった。

フレフレ少女(2008年製作の映画)

4.2

特に後半、言わんでもわかるだろというシーンがどれもあっさり片づけられていって、応援というパフォーマンスの凄みを描くことに注力しているのですっかりあてられてしまった。コロナがおさまったら応援団を見に甲子>>続きを読む

やかまし村の子どもたち(1986年製作の映画)

4.5

人間たちによって互いに受け入れられながら過ごされるいくつもの時間をかたちにしたもので、だから、自分も過ごし方を変えたい時にまた観る。
ずっと全部良いのだが、「うおお、、」と思わされたのは最後から二つ目
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ダーティハリー4(1983年製作の映画)

3.5

1日に5本連続で映画を観たその最後だったので、体力との戦いだったが、なんだか観客に問いを投げかけるようなあっさりしたラストも結局ダーティハリーがやりたいようにやったという話でしかないのがいいと思った。

ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.8

メモ:
フレーム(監視・銃殺・鑑賞) 越しの観客との対峙
インデックス(物的証拠)に残らないもの(最後の切り替わり)
今度丁寧に見返したい

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード(2003年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

こんなにハッピーエンドを真剣に望んだのは久しぶりだった
笑った順に
1. 風間くんが将来の夢を語るところ
2. ひまわりの罪状
3. マサオくんの漢気
4. 「ここは戦場じゃない、熱海だ!」

興奮し
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004年製作の映画)

4.6

これは凄い。
博士が発明の理由に気づく辺りからずっと感動がとまらなかった。
端整かつ圧倒的作品。
あとクレしんのキャラクターの作画のされ方の面白さというか異様さに気付きやすい作品。映画に入ってすぐのヒ
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クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(1995年製作の映画)

3.3

原恵一には悪いがアッパレよりこっちだしオトナ帝国よりヘンダーランドという育ち方をした。でも、クレしん映画はいろいろ見返していきたい。

クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

4.6

名作中の名作。最後の鬼ごっこはもう何百回観たかわからないが、そこまでも最高なシーンばかり。ひさびさに見返すとオープニングもトッペマ・マペットとチョキリーヌの空中戦もキレッキレだった。
というか、トッペ
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.4

バーのある部屋がホーンテッドマンションにも見える(!)という発明をした『レディ・プレイヤー・ワン』はそうとう天才だと思う。
女の子のヴィジュアルは怖くないのが怖いのだろうか。音がBGMなのかわからない
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アフター・アース(2013年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

はじめてのおつかいが原作らしい。
自分はアクション映画は好きではないが、飛行中の乗り物がこわれて気圧でいろいろふっとばされる映像は好きらしい。
ghostというモチーフが、遺されたものがどう時間を過ご
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

2.2

アメリカのオタクのことがわかるかわいいクソ映画で、軽い罪悪感を覚えながらずっと笑って見ていた。
おばんち爆破しといて現実がリアルもなにもないだろう。
でも見ているうちにもともとちょっと不機嫌だった気持
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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.5

多分トータルで50秒くらいしか楽しめなかったので悲しかったが、教育的でいい映画だとは思った。あたりまえのテーマをあたりまえの言葉で淡々と話していることに嘘をつかないし、それが妙味となる瞬間も確かにある>>続きを読む

20世紀ノスタルジア(1997年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり、傑作。
見ることの零度とか、風景論とか、フィクション論とか、そういう風に原監督作品は語られることが多いと思うけど、これを見ると、ポール・ヴィリリオのいう速度の芸術、映画に自然なものとして組み
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.9

途中博士と戦うくだりでちょっと眠くなった
それからその直前のシーンはもうちょっと説明的でいいのにと思った。
sfのストーリー構造を用いて、すべて「創造」(教育、発明、映画)は、たえず現在を裏切っていく
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