stay9oldさんの映画レビュー・感想・評価

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デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版(1987年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最後の小包が届いてからの一連のシーンが、個人的には1番印象に残った。







落とした箱から出てくる緩衝材と鈴。
そして、はらはらと落ち続ける緩衝材。
音楽
エンドロール。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語(2012年製作の映画)

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大人は誰だって辛いのさ。だから酒飲んでもいいってことになってんの。




わたしはお酒をまったく飲まないけれど、このセリフにはグッときました。

雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

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新海監督の十八番とも言える空の美しさは、もうこの頃には出来上がっている。



まるで海に浮かぶような駅舎。
綺麗な入道雲。
海を隔てる土地。
近いような遠いような、遥か彼方にそびえ立つ塔と戦争。
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ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

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作品の物語というより、わたし自身が映される背景、つまりはアイスランドの壮大な自然にただただ圧倒される143分だった。



とにかく自然が美しく、特別な存在感を放っている。
そこにあるのではなく“いる
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

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かわいいだけじゃない。
ポップな画と色使いに目を惹かれながらも、現代のフランスを垣間見ることができる。




とはいえ、本当に画のタッチと色味が素敵。
線と線が繋がっていないのに、きちんと表現されて
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偶然と想像(2021年製作の映画)

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まるで文学作品のような物語とその登場人物たち。


偶然なのか必然なのか。
思いもしなかったところで、人々は出会い、すれ違い、そうしてまた新しく運命はめぐっていく。



何がきっかけになって、昔の友
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THE COCKPIT(2014年製作の映画)

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何かを作り出す過程っていうのは、観ているだけでもほんとうにワクワクする。


楽しそうに頑張る、楽しんで頑張るってたぶん、ああいう感じなんだと思う。


曲を作るための音を拾っていく過程がおもしろいし
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不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

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さわることとさわらないこと。
触れて良いことといけないこと。

その境界線は、自分たちが思っている以上に曖昧なようだった。

付かず離れずの関係。

わかるようでわからない会話。


度々映される
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無名(2023年製作の映画)

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もし1945年の夏、終戦を迎えなかったとしたら、日本は一体どこまで行ってしまっただろう?




ワン・イーボーという俳優さんをこの映画で初めて知る。
笑顔がとっても素敵✨

印象的だったのは、ワイド
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

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1つのイヤフォンを2人で分け合って音楽聴くの、(この作品の場合はクジラの歌声だけれど)良いな🐋



自分という人生を生きることができるのは自分しかいないから。
人は、自分が誰かからしてもらったり、自
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何食わぬ顔(2003年製作の映画)

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正直なところ、こんなに荒い映像の作品を映画館で観たのは初めて。


まさに「荒削り」な作品。
それでも、この地点でしっかりと「会話劇」として作品が確立されているのはやはり才能なんですかね…すごいな。
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ワイルドツアー(2018年製作の映画)

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まるでドキュメンタリーのような作品。

登場人物たちの間で交わされる会話の内容や距離感、間合い、出立ちがとてもリアルでぎこちない。

手持ちカメラの映像、リアルな風の音、(というかもはや吹雪レベル)荒
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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今作でも、ドライブ・マイ・カーのときにやったみたいに好きだった部分をあげてみる。


まず冒頭のタイトルバック
背景に流れる音楽とのベストマッチ
心を持ってかれる。


決して色味は多くないけれど
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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前に観たのは2021年。


映画館で観られるならと再度挑戦したけれど…うーん、やっぱりわたしは「アメリカン・ユートピア」の方が好き!(ごめんなさい)




それでも、
ラジカセを抱えたDavid
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Playback(2012年製作の映画)

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最後に映されるスケボーのシーン。
一瞬、違う映画かと思うくらいに雰囲気ががらっと変わる。





伏線の回収というよりも(たぶん、そもそもに、そういう概念で構想されたお話ではないと思うのだけど)
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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誰かの弱さに寄り添う。

歩み寄る。

人はどうしたって、
1人では生きていけないから。



気づく。

知る。

動く。

隣にただいるだけでも、
こんなにも暖かい。
心強い。

自分で自分の機嫌
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

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「Here」と比べると、少し、難解さ、言葉ではうまく表現できない余韻が残る。


タイトルバック、素晴らしいです。
空の色と合わせてるんだなぁ…





本当に序盤のシーンなのだけど、
電車を待つハ
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Here(2023年製作の映画)

4.0

この監督の作品をもっと観てみたい。



とにかく構図が素晴らしく、
タイトルバックからわたしは、幸せなため息ばかりついていた…
なんて美しくて、なんて穏やかで優しい作品なのだろう。

自然の音が主張
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こんなにもすっきりしない、もやもやとした気持ちを抱えながらエンドロールを迎えることになるとは思わなかった。

果たしてこれはハッピーエンドか?




人には本当にたくさんの面があって、私たちが普段見
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傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

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とにかく画が綺麗なのは言うまでもない。


なんか、全然上手く言えないんだけど、自分の中で今まで知らなかった扉が開いた気がする…(どゆこと笑)




みんなで不幸になる

のが最善策。

という最後
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

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他の方がどうかはわからないのだけど、もし映画を「監督」が好きで観る場合は、やっぱりファーストコンタクトした作品が、自分の中で1番衝撃的で、刺激的なのだと再認識。

作品自体に癖があったり、プロットが似
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

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まるで、絵画のような映画。


登場人物たちの立ち位置、構図、光の入り方、影の差し方、間取り、配置…全てが洗練されている。
計算され尽くされた画。

涙する人間の美しさよ…

水の音って、自分にとって
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ZOO(1985年製作の映画)

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ぞわぞわしたい人は見るべき。



ZOOのでっかいネオンサインと、絶対に何かが起こる、予感しか感じない音楽の流れるOPは最高。

双子のそれぞれの家や、片われくんの荒廃するものたちを撮る部屋の雰囲
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

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OPのカッコ良さよ…


若いころのスティーブ・ブシェミがイケメンすぎて(ゴーストワールドのシーモアのイメージが自分の中で強すぎるので)驚愕している🫨

エル・スール(1982年製作の映画)

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ストーリーとは関係ないのだけど、エストレリャの付けている星のリングがとても可愛らしくて好き💫

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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アナの姿や顔を照らす、光、炎、影…全てが美しい。

あの眼差しの向こうには、何があるのか。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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綺麗なもんしかあかんかったら
この街ごと全滅や



狂児のセリフも素晴らしいのだけど、このシーンの聡実くんの表情がとても良いです。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

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エンドロールが心地良すぎて…



どう老いていくか
それが問題だ




戻りたいと思わなくてもいい場所



人間は記憶だけが全てではない
感情と共に生きている



水の落ちる音。
窓から差し込
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

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うーん…やっぱりクールランニングに優る作品は生まれないよ…🇯🇲

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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オッペンハイマーの葛藤が痛いほど伝わってくる後半の演説シーンが、ほんとうに素晴らしい。

アインシュタインとの会話を最後に持ってくるあたりも、さすがノーラン監督…という感じ。



全編英語で見たので
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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一作目を観たときにも書いたかなぁ…
スターウォーズやロード・オブ・ザ・リング等々…超大作を観たときの感動の再来。

ほんっとうに素晴らしい世界観。
作り尽くされたシナリオとバックグラウンド。
衣装も凝
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ラストエンペラー 劇場公開版 4Kレストア(1987年製作の映画)

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こんなにも…こんなにも壮大で激動、波瀾万丈な人生があるだろうか。


人ひとりの人生が、ここまで大きく、忙しなく、深く、広く、濃い。
あまりにも多くの感情があふれて、混ざり合っている。
自分が今生きて
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

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ほんとうに、題名のとおり(日本語のほう)のストーリー。
最後の最後まで、交わらない2人の世界。






母親と息子。

家族であっても他人は他人。
好きなものは違うし、相手は自分の良いようになんか
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