ipさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

461個のおべんとう(2020年製作の映画)

3.0

3ヶ月ぶりの映画観賞。ずいぶんと期待した。
残念なことに、期待ほどではなかった。

もっと男同士だから描けた親子関係ってあったはず。
井ノ原さんの演技はすごく良かったけど作品に生きてない感じがした。
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

2.5

うーん、まだ前の方がって感じかなぁ。
巻き散らかされた各種伏線は伏線と見抜くことができたけど、その生かし方がイマイチだった。

ミシェルなんて最初からいなかったのも早い段階でバレバレだったが、ラストシ
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甲子園:フィールド・オブ・ドリームス(2020年製作の映画)

4.0

部活は人間形成のため、全国大会が目的ではない… 指導者はそういう。野球ではないが指導者だったときの僕もそう教えていたし、それは正しいと思う。
でも当事者は甲子園(全国大会)に行けないばかりか、予選のメ
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.5

前作をぶち壊しにしない続編。それも50年以上も経って世界観をそのままにして作った完成度は見事。

1作目と続けて元日にWOWOWでやっていたのを録画してあった。続けて見なかったら関連性がわからないとこ
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

2.5

遠ーい昔、従姉弟たちと見た記憶がある。「とりあえず子どもにはこれ見せておけば喜ぶだろう」的な親たちの意図だった。
そして作品自体も目先(目の前)の楽しさにストーリーの流れがなんやかんやとわからなくなる
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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

1.5

漫画をそのまま実写でやるのに、リアルにする部分を大きく間違えている。
そりゃ素のままを映しても作品にならないし本来なら誇張してリアルさを出すのだろうけど、大袈裟にやりすぎてリアルさを失ったら意味がない
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キャッチボール屋(2005年製作の映画)

3.0

足立さんと光石さんのつながりはこのときからなのか!
やっぱり足立さんの脚本、何か足りない。

売店のおばちゃんがなぜ「ありがとう」というのか、先代がどうなったのか、犯人を知ったのがどこか。抜けていると
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女の一生(1967年製作の映画)

4.0

若き日の田村正和、その演技力の高さよ…
現代の、20歳前後なら駆け出しだから下手くそでも許されるっていうのは、この時代じゃ通用しないんだろうなぁ。

日本版リメイクの脚本も見事だった。
バックグラウン
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さくらんぼ 母ときた道(2007年製作の映画)

5.0

血のつながりがなくても、我が子を大切に思える人ってこうだよね。差別するつもりはないが、主人公を知的障がい者にしたことがポイント高い。演じた苗圃さんが見事だった。なんで僕が押すまでFan!ボタンを押した>>続きを読む

ウォール街(1987年製作の映画)

3.5

見やすい。話が入ってきやすい。

僕は投資家のくせに株取引はやらないんだけど、やってなくて良かったわ。インサイダーが禁止されているとはいえ、儲かるのはインサイダーロンダリングで間接的に情報を得る人たち
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女の一生(2016年製作の映画)

4.0

この時代にあえて4:3画面というのも悪くない。
BGMの少なさも手伝って時代を綺麗に描いている。
2時間に人の一生を詰め込みすぎて話の展開の切り替わりがよくわからない。そこが残念。

女が男を支える構
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ムーラン(2009年製作の映画)

4.0

ヴィッキー・チャオが好きで見た。
美しすぎてとても男には見えないよ。
でも鬼の形相のような表情も見せるなど、イメージに保守的にならず演技の幅を持ってる。

ディズニーは好きじゃないのだけど、ディズニー
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

4.5

騙されました。素直になど見ず、疑ってかかって見たのに。見事にやられました。確かにこの構成だともう一回見て確かめたくなる。

ビジュアルにこういうコピー持ってくる映画に限って言うほどでもないよねーと思い
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幸せの教室(2011年製作の映画)

3.0

僕も大学行きたい。不労所得生活実現したら大学行きたい。
でもオヤジ好きの若い子狙いとか思われるのだろうか。僕は数学の勉強したいだけなんだけど。

学歴を得るためだけに通った大学でも、いい出会いなら財産
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.5

面白い! 誇張しすぎな感じがするが、コメディはこれでいい。

何でもノーはあらゆるチャンスを逃すし、誘いや頼みごとにはイエスというべきなのは確かだが、何でも融資を引き受けて成功するのはこのテーマとは違
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.0

一つのできごとの流れを誰視点かですべて見せることで、見る人にとって真相が明らかになっていく。
見る人を楽しませるものとしてはよく作られているし、面白かった。

しかし最後は結局何だったのかな。
U-N
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.0

映像美しい。
4姉妹美しい。
音楽美しい。
シナリオまぁまぁ美しい。
時系列わかりにくい。

うーん、進行パートと回想パートの構造なら良いのだけど、回想の回想とかになってくると、今どの年代で何が起こっ
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ニッポン国 vs 泉南石綿村(2017年製作の映画)

4.0

関空ができる前は最も面積の小さい都道府県だった同じ大阪に生まれ育つも、泉南にはほとんど縁がなく、この問題も知らなかった。アスベスト問題が社会で騒がれていても、全国的な話かなという程度の関心で、同郷の人>>続きを読む

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.5

分類としてはミステリーなのかな。
謎が少しずつ解明されていく様子、隠された思いを感じとる周囲の心情。適度にミスリードするのも上手いので、「!」を楽しむには悪くはない作品。

結局動機は?
かつての家族
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ダリダ~あまい囁き~(2016年製作の映画)

4.0

ベスト盤がそのままこの映画のサントラ?
奔放ながら成功の裏で苦労を抱えていた彼女の人生。恋愛以外にはその苦悩を公にはせずにスターであり続けたことに敬意。

ライブシーンは高揚感を煽っていて楽しい!
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ひまわり(1970年製作の映画)

4.0

やはり、そのシーンのために交渉に交渉を重ねてモスクワに渡って許可を得たというひまわり畑のシーンが象徴的。たったあれだけのシーンのために日数もかけて根気よく頭を下げたのだと思う。見事だった。

チャプタ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

渦中の東出昌大さんがナレーターを務める理由が名前以外思い当たらん。ナレーター口調というわけでもなく、声質が雰囲気に合っているわけでもない。ナレーションだけは東大の学生による自主制作かと思うレベル。>>続きを読む

21世紀の資本(2017年製作の映画)

3.0

Make America Great Again、って、レーガンの言葉だったんですね。トランプの象徴的な言葉だと思っていたけど。

この映画を見ても金持ちになるか貧乏になるかは決まらないけど、金持ちに
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I am 日本人(2006年製作の映画)

3.0

外国人から見たおかしな日本という点ではとても楽しめたが、自分の考えを押し付ける人というのは日本人アメリカ人関係なく鬱陶しいなぁ。勝手な憧れを抱いて悪いところだけ指摘されてもねぇ。
日本人として、誇れる
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愚行録(2017年製作の映画)

3.5

一番古いクリップを消化。

そんな衝撃でもないやん。感覚が麻痺しているのかな。フィクションならどんなことも起きても衝撃ではないと思う僕の感覚が変なのかな。

満島ひかりさんが独り言で殺人の様子を語るシ
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無限ファンデーション(2018年製作の映画)

2.0

即興劇だから、は見る人には関係ないんじゃない?
完成品がどれだけ刺さるか。グダグダに見えるぐらいなら作り物でもしっかり作り込んだ方がいい。
リアルなものを撮ったってかえってリアルさはないんだな。リアル
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.0

先にシナリオを読んだ限り、誘拐犯よりも金に欲づいた方が怖いって話かなと思ったが、金持ちじいさんの行動がそんな批難されるものとも思わない。
払えるかと払うかは別の話。払っても返さないことだってある。二回
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

2.5

WOWOWで見たのにレビューを書くのを忘れていて、仕方ないから改めて見直した。

他の人のレビューにもあるけど、僕も同じく、水の表現がハイレベルすぎる。雨露や跳ねる雨粒、水面だけでなく、野菜の瑞々しさ
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心と体と(2017年製作の映画)

4.0

タイトルが秀逸すぎると思う。
心に不自由を抱える女、体に不自由を抱える男。
女が男に求めるものは心、男が女に求めるものは体。
いくつもの「心と体と」がリンクする。

アレクサンドラ・ボルベーイさん美し
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亀は意外と速く泳ぐ(2005年製作の映画)

2.5

このゆるいノリは嫌いではないけど、「俺の笑いってクリエイティブだろ」とでも本人は思ってるけど周りはそうでもないあの感覚が全開に。
小学校の時に当人は面白がってるけど全然面白さがわからない独りよがりな人
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純平、考え直せ(2018年製作の映画)

3.5

SNSのタイムラインで表現するの流行ってるのか知らないけどこの手法は僕は正直飽きた。邦画はどれも同じような感じしかしない。海外の映画がこれやるのは結構魅き付けられるのになぁ。

ナンバーをボカシで隠す
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一度死んでみた(2020年製作の映画)

3.0

これはギャグ映画です。あり得ないとツッコミ入れながら、楽しむための映画です。
キャストが豪華すぎてもう一度見たい。はい死んで…おっと、配信でだけど。

遅れてきた反抗期はおっさん世代の男からしたらウザ
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ひとよ(2019年製作の映画)

5.0

さすがの作り込み。「子どもを守るために殺人を犯すことの是非」でとどまっていたらありふれたチープな作品だっただろう。それもテーマを構成する一要素ではあるけど。世の中には残念なことに「犯罪者には石投げてい>>続きを読む

不倫したい女(2014年製作の映画)

3.0

家族を大切にする平凡な平和を捨てておっさんが若い女に入れ上げる。よくある話。
いい歳して身のほどわきまえろよってのはさんざん出ているので言う気はない。

「この不倫したい女」は男目線で不倫相手にしたく
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ローリング(2015年製作の映画)

2.0

底辺の人間を描くことで何か深いテーマを伝えようとしたのかわかりませんが、それが何かは伝わってこなかった、というより、僕に読み解く力が足りないのだろうと思います。

ストーリーの中で起こる様々なできごと
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