『南極物語』の二匹目ドジョウかと思ったらこっちのが5年も早いんか。
動物は好きだが動物映画には興味ないのでスルーしてたが、悪くなかった。
子ギツネ、全動物の中で一番可愛いかもしれん。
岡田英次のナレ>>続きを読む
モンゴメリー・クリフトって男前なんだけど、なんか信用置けない顔してる。
この映画でも、神父なりに善人ではあるんだろうけど清廉ではないし。
モヤモヤする映画が多い。
こういう役が多いからなのか、そうい>>続きを読む
『断崖』の語り直しみたいな話ではあるが、男側自身も自分の白黒を判別できないという構造と、恋愛脳のインテリ女を演じるバーグマンが眼福。
時たま出るダリっぽいイメージがダサいとか笑われているけど、いい感>>続きを読む
淡い恋心とサスペンス。
古典ながら、なんか角川映画にありそうな話でもある。
『ガス燈』『断崖』よりも赤川次郎チックなのは姪の造形のせいか。
エポックメイキングであることに異論はないが、1作目の正体不明なムードのほうが好きだな…
鈴木清順同様、”加藤泰美学”は全開にするとアクが強すぎるのでプログラムピクチャーの枠に収めたほうが良塩梅になるのだが、これはちょっとだけそこをオーバーしているのが功を奏した。
いつまで回してんねんと言>>続きを読む
カタギ、かつチャラめの高倉健。
周りを固める日活夫婦・長門裕之と南田洋子はさすがの上手さ。
鶴田浩二もサポート役で登場するが、マキノ雅弘らしい大衆賛歌には馴染まず。
この映画は一体どういうジャンルなんだろう。
ニューシネマというには下品で見世物的だし、といってブラックスプロイテーションのような痛快さはない。
エログロ描写と後味の悪さばかりが頭に残る、ヘンテコな映画>>続きを読む
また誰が誰やら判らない連中がワチャワチャ争う映画か…
と思いきや、後半につれヤケクソみたいな人体破壊がエスカレートして凄かった。人体が紙のように四散する。
複数相手に渡り合う強さのラスボスもインパク>>続きを読む
オカッパ集団が争ってるだけで終わってしまった。
局部攻撃以外は派手なゴアもなし。物足りない。
雰囲気は悪くないけど、1995頃は良いバイオレンス日本映画が多いので、その中だとちょっと遅れを取ってるな…
重病になった”ジタおばさん”の姿を見たくなくてプチ家出したジョアンナ・シムカスが、夜の街を彷徨ううち色々な男たちと出会っていく…
筋書きはシンプルだが妙竹林な映画で、出会う男も曲者ばかり。
ナンパ羊>>続きを読む
まあなんとなく小津の『晩春』みたいな話なのかなと思い、それ自体はそんなに間違った予想ではなかったが、体温が違った。
この父娘、冒頭から近親相姦ムードがムンムンに出ている。
「本当は姉さんより私のほうが>>続きを読む
ザ・アート映画という感じで苦手な系統かと思ったら結構行けたな。
この手の内容はこれぐらい短尺にすべき。
音楽もなぜか日本の童謡・民謡に近く、不思議と耳馴染みが良い。
綺羅びやかだった80年代版と対象的に、90年代らしい低体温な感じ。
どちらも良く時代を象徴してると思うが、俺は前のほうが好きだな。
しかしこの時代の暴力映画のミューズ・片岡礼子は素晴らしい。
大沢た>>続きを読む
邦題が秀逸過ぎる。
序盤がちょっとおもんないのだが、尻上がり的に面白くなっていくので心配ない。
途中まで人情モノとしてもそれなりに面白いのがまた効果的。
4作目。前作までの五エ門編はリセットされ、今度は逆に豊臣サイドの話。
若山富三郎は信長から真田幸村に転身。
活き活きしていた信長に比べ大人しく物足りない。ミスキャストでは。
対して、家康役の中村鴈治郎>>続きを読む
末期作品だから期待してなかったがまさかの面白さ。池広一夫のケレン炸裂。
狂四郎を襲った忍者集団の刃が、刑場に張り付けられた無関係の心中カップルの喉に突き刺さるのとか素晴らしい。
毎度おなじみバレバレ>>続きを読む
三船敏郎演じる父親は一見いかにも家長的な人物に見えるが、「命さえあれば金が無くともどこでも生きていける」という考え方といい、本家も妾一家も同等に扱おうという姿勢といい、家と既存環境に固執する息子たちよ>>続きを読む
小津世界における岸惠子の異物感。
自我と生命力に溢れていて、疲れた淡島千景が余計不憫に見える。
暴力描写は流石だし見せ場もそれなりに多いが、それまでが長い。
スコセッシ映画はこの辺からボリューム過多になってくる。
メロドラマと同時に世代間闘争でもある。
「いつ戦死するか分からない男とよく結婚したもんだねえ、義姉さん」
「分からないでしょうね、あの頃の私たちがどんな気持ちで毎日毎日生きてたか。
そんなこと、歴史の>>続きを読む
途中で「終」が出てきて驚いたが、成瀬の悪戯心か?
メインキャストより幼い妹たちの細かい描写が印象に残った。
こうした作品で犬が雑に扱われてると昭和の映画を観てる実感が深く、安心する。
「お辞儀ってのはこうやんだよ!」
加東大介と取っ組み合い、ホースで放水攻撃をくらわせ、浮気相手に前蹴りする高峰秀子。
前年にルネ・クレマン『居酒屋』があるとはいえ、当時の日本映画では相当な衝撃だったん>>続きを読む
超久々に観たけど、こんな話だったんか。
世界が北斗化する前から治安悪過ぎる。
加えて、豪州映画特有の不条理なムードが不気味。
こうしてみると長谷部安春の『野獣を消せ』に似てるな。
カーアクションの迫>>続きを読む
昔はクソつまんないと思ってたけど、再現したら面白かった。
多分、エクスプロイテーション映画(特に“ビッチ映画”)の見方が分かってなかったんだろう。
それにしても、前半と後半のビッチたちの違いはなんだ>>続きを読む
初見。五右衛門シリーズは前作で終わりだと思ってたが、生きてたのか。
前作時点では「信長が若山冨三郎だったのに、秀吉が東野英治郎って年寄り過ぎるだろ」と思ってたが、関白になって征服欲を持て余し、朝鮮出兵>>続きを読む
山本晋也の映画って面白いと思ったことないな。
象の前でsexして、性器を象(本物)の鼻に撫でさせるとか動物虐待以前に踏み潰されそうでハラハラする。
実家CSにて鑑賞。
あれほど嫌っていた90年代アクションを観て安心している自分に気づく。
前作の内容ほぼ覚えてないが、面白かった。
逃亡アクションも中々派手で、ウェズリー・スナイプスがスパイダーマン>>続きを読む
娘を強姦された復讐のために白人を殺した黒人の父親をめぐる裁判。
ジョン・グリシャム原作モノの第一弾か。
その割に出来が良い。
結末はやり過ぎな気もして、テーマの割に勧善懲悪エンタメの域を出ない。
そ>>続きを読む
俺が小学生の頃に妄想してたような内容を映画にするヤツがいるとは…
話は昭和の任侠映画に近い。つまり昭和ゴジラ的。
前作と共通して好きなのは、きちんと「怪獣が主人公」になっているところだ。
意思と目的>>続きを読む
大映末期に突入し、エログロ多めのキワモノ路線に。
でも眠狂四郎はこっち方向のが好きだ。
緑魔子と川津祐介の暴虐兄妹がやりたい放題。
狂死郎が死を覚悟したりと、シリーズ一番のピンチか。
緑魔子が狂死郎>>続きを読む
大友柳太朗の豪快なキャラの割にえらいヘビーな話だな…って笠原和夫か。
あまりマッチしてるとも思えないが、群衆の描き方はさすがに気持ち良い。
『無責任清水港』があんな駄作だったのによく続編が作れたな…
と思ったらこちらは悪くなかった。
女優陣が良い。星由里子が素晴らしいのはもちろん、内藤洋子が可愛すぎる。
もっと時代劇出ればよかったのに。>>続きを読む
ちょっと苦痛なまでにおもんないな…と思って調べたら、相当な急造条件だったらしい。それも頷ける出来。
ロケーションがちょっと良いぐらいか。