福みみさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

福みみ

福みみ

映画(154)
ドラマ(0)
アニメ(0)

サイレントヒル(2006年製作の映画)

2.8

異次元に迷い込んでさらにサイレンがなると闇の世界が訪れる…そこには正しい行いをしていると信じる狂信者達が悪魔のように存在している。
一度入り込んだら二度と出られない絶望的な世界観と救いのない悲しいラス
>>続きを読む

スキャンダル(1976年製作の映画)

2.3

それまで真面目一筋に生きてきた女性なのだろうか?

教授夫人で自らも流行っている薬局の女性店主であるエリアーヌは雑役係として雇っているアルマンを見下し、顎で使うような気高い女性だったが、思わぬ事から知
>>続きを読む

コロンビアーナ(2011年製作の映画)

3.8

リュックベッソン脚本の本作はスピード感のあるカメラワークと迫力あるアクションシーンの連続で実に面白かった。

悪党を始末していく方法も実に多彩で単に銃による暗殺だけではないところが観るものを飽きさせな
>>続きを読む

おじいさんと草原の小学校(2010年製作の映画)

4.0

実話をベースにした物語です。

英国領だったケニアを独立に導いたきっかけとなった元反体制派マウマウの一員だったおじいさんマルゲが84歳にして文字を読めるようになりたい一心から何度も何度も入学を断られて
>>続きを読む

SOSタイタニック/忘れえぬ夜(1958年製作の映画)

3.2

この世に安全神話は存在しない。誰もが沈むと思わなかった1912年当時世界一の大きさを誇る豪華客船タイタニック号。
氷山に船体を擦る前に幾つもの危険を回避する機会はあったのに不幸にもそれらは見過ごされて
>>続きを読む

西部戦線異状なし(1979年製作の映画)

3.6

若干18歳やそこいらで知らない土地に駆り出され、知らない人といきなり殺し合いをする。祖国を守るために前線に行くことが正しいと信じ、愛する家族と別れて辿り着いた戦場は色んな夢や職業を持ったごく普通の人達>>続きを読む

地平線のキックオフ(2013年製作の映画)

2.8

エチオピアからバルセロナに行ってサッカーを学び、スター選手になる夢を持っている孤児のアドマスがサッカー界の大物フランツに何とかチャンスが貰えるよう画策するも失敗ばかりするコメディ映画。
感動モノかと期
>>続きを読む

(1954年製作の映画)

3.8

失って初めて気づく事って誰にでもある。

置き去りにしたジェルソミーナの消息を知り、自分でもどうしようもないほどに酔って、誰彼となく暴力を振るった後、夜の海辺でザンパノが発した嗚咽は心からの後悔と懺悔
>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

3.3

一面のひまわり畑の映像と誰もが一度は聞いたことのある曲で始まる。
明るいイメージのひまわりに対して、なんとも言えぬ物悲しい曲との対比よ。もうこれは悲しい物語って明らかやん。
エンドロールでもひまわり畑
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

2.2

何度挑戦して観ても、途中で知らないうちに寝てしまう。
いや、それでも見るたびに少しずつだが先に進んでるんですよ。でも、あかんね。
皆さんのレビュを読むと後半の伏線回収がスゴイみたいな意見が多いんですが
>>続きを読む

闇の子供たち(2008年製作の映画)

2.6

フィクションという形をとりながら、実際、タイに限らず世界のどこかで起こっているであろう小児性愛者による買春や臓器売買を暴く挑戦的な映画であるとは思うが、出演者達の演技力のせいかなどこか軽くて映画として>>続きを読む

もうひとりの息子(2012年製作の映画)

2.9

もし、自分があるいは息子が17歳になるまで産院での取り違いに気づかずに生きてきたなら?
しかも言葉も宗教も国の豊かさまでも異なる憎しみあうイスラエルとパレスチナという占領している国とされている国同士で
>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

カメラ斜め撮りから始まる導入場面と余りにも有名な主題歌のコーリングユーが印象的。

車で旅行中のドイツ人ジャスミン(仮名)は道路脇で旦那と喧嘩別れして、重たいスーツケースを引きずりながら一人トボトボ歩
>>続きを読む

わらの犬(1971年製作の映画)

2.9

なで肩のダスティンホフマンにはまさに主人公の様な気弱で臆病なのび太みたいな役がピッタリだ。
他所者を受け入れてるふりをして心の底では馬鹿にしてる独特のムラ社会が舞台。
70年代公開当時としては大胆なシ
>>続きを読む

白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.2

産業や日常生活のために必要な油を鯨から取っていた時代、船乗り達は危険を起こして捕鯨船に乗っていた。油を大量の樽に入れて持ち帰えることができれば大金が手に入るが、一方でそれはまるで命を賭けたギャンブルで>>続きを読む

コロニア(2015年製作の映画)

3.5

最初から最後までずっとハラハラしっぱなしの史実を基にした恐ろしい映画でした。

エマワトソン演じるレナはチリで政治活動をしていた彼氏に逢いにいき、次のフライトまで数日一緒に過ごすも突然起こった軍部によ
>>続きを読む

髪結いの亭主(1990年製作の映画)

3.9

近所の豊満な女性理髪師に恋した12歳の早熟な少年の夢は髪結の亭主になる事。
思い続ければ夢は必ず叶うと信じながら壮年も過ぎてしまった頃、人生で二人目の理想的な女性理髪師マチルドを見つけ、初めて髪を切り
>>続きを読む

TAXi(1998年製作の映画)

3.2

シリーズの中でやっぱり最初のコレが一番好きだな。

なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

3.2

悩み多き思春期の夏の思い出。
いつもケンカばかりのシャルロットとルルだけど、仲のいい本当の姉妹みたいで微笑ましかった。
当時シャルロット ゲンズブールが好きでビデオを借りて観た覚えがある。
改めて今観
>>続きを読む

預言者(2009年製作の映画)

2.9

預言者とは神の言葉を人間に伝える仲介者のこと。
 イスラム教のムハンマドがアッラーの言葉を伝える預言者であるが、この映画では主人公マリクが外出許可を得ては塀外で出所した仲間にボスの言葉を伝える役目を務
>>続きを読む

サンタクロースになった少年(2007年製作の映画)

3.6

フィンランドの漁村で暮らすニコラスはある吹雪の晩に幼い妹を病院に連れて行った両親の帰りをいつまでも待っていた。でも、届いたのは突然の訃報だった。
 貧しい村では一人になってしまったニコラスを特定の家で
>>続きを読む

ロスト・ストレイト(2018年製作の映画)

3.1

イラン・イラク戦争をイラン側の目線で描いた戦争映画。前半の友達たちと陽気に談笑しあう日常からイラク軍が突如侵攻してきたことにより前線支援のために帰省を取りやめて急遽向かうことに。
 照れ臭くて言えなか
>>続きを読む

バトル・ロワイアル 特別篇(2001年製作の映画)

-

コレだから邦画はダメなんだと思わせる典型。
陳腐なストーリーにオモチャみたいな火薬でいつまで撃てんねんってくらいに弾切れ知らずのサブマシンガン、そして出演者のオーバーでクサい演技と演出の数々。
観てい
>>続きを読む

潜入者(2015年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

まさに命懸け。もしバレたら自分だけでなく仲間の命や家族まで残忍な方法で殺されかねないリスクを考えたら、普通は麻薬潜入捜査なんて任務につきたいとは思わないだろう。
 捜査中に咄嗟にでた誤魔化しや言い訳が
>>続きを読む

THE 4TH KIND フォース・カインド(2009年製作の映画)

2.8

この映画はアラスカのノームを舞台に人間ではない何者かによる殺人や拉致が多発した恐ろしい事件を実際のビデオ映像を交えながら再現された実話で、どんなホラー映画よりも恐ろしかったと観終わった瞬間まで信じ込ん>>続きを読む

インポッシブル(2012年製作の映画)

3.9

前半の楽しいリゾートが一転して突如津波に巻き込まれるシーンはどうやって撮影したのだろうと思うくらいにリアルで真底怖かった。極限状態の中、自分達が助かることだけで必死なのに泣き声を頼りに助けた小さな男の>>続きを読む

ワンダラーズ(1979年製作の映画)

2.9

60年代古き良き時代のアメリカン青春グラフィティー映画。
不良グループ同志のケンカに明け暮れる日々、グループ内の色恋と裏切り、そして仲間を大事にする深い友情と突然の別れ。
そうして周りの世界や時代は変
>>続きを読む

マイ・サンシャイン(2017年製作の映画)

2.0

うーん。正直観ていてイライラする映画。
ラストの終わり方も消化不良だし。この映画で何が言いたいのか最後までよくわからなかった。もしこの映画で人種差別反対を言いたかったとしたなら逆効果だと思う。
映画中
>>続きを読む

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

あぁなんて清らかな映画なんだ。
観賞後の余韻がいつまでも続く…。
もし心が疲れてしまった時、いつかまたきっと観たくなる日が来るんだろうなと思わせてくれるそんな映画でした。

ラストベガス(2013年製作の映画)

3.0

若い頃の仲良し4人組が70歳を過ぎても昔のままで急に集まって旅行ができるなんて素敵だなぁ。
ホント友情も恋愛も複雑だ。
イカしたスーツを着れば、カッコよく着こなせるあたり若造では無理か。
劇中で交わさ
>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

私の一番大好きな映画。
何度も繰り返し観てるのに、最後のキスシーンを集めたフィルムを観る回想シーンで涙が止まらなくなってしまいます。

サスペリア(1977年製作の映画)

2.7

決して一人では見ないでください。
当時この宣伝文句とハリガネに絡むシーンの宣材、海外での観客の失神者数を競うかのような広告をよく目にし、オカルトブームだった子供の頃を思い出した。
 今改めて観ると全て
>>続きを読む

アンノウン(2011年製作の映画)

3.0

タイトルのアンノウン「知らない人」だけど「名無し」という意味も。だから自分勝手に好きな名前をつけて成りすませられる人というダブルミーニングなのかもね。
 最後に鑑賞中に感じてた違和感の謎が全て解き明か
>>続きを読む

ラスト・ターゲット(2010年製作の映画)

2.9

裏家業に生きる渋い中年男と若くて美しい娼婦のハードボイルド系純愛映画?
いつ誰が自分を襲ってくるのかわからない状況で常に周りを気にする緊張感が画面からヒシヒシと伝わります。
そんな中、唯一緊張を解放す
>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

2.8

最後のしてやったり顔のニーソンとエンドロールが路線図になっているところがとってもカッコいい。

はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

3.2

ある日突然、移民のディアロを受け入れたドイツ一家で巻き起こる日常を現代ドイツが抱える色々な社会問題(高齢化社会、移民問題、LGBT、環境問題など)に絡めながら面白おかしく物語は進みます。
 何をするの
>>続きを読む