福みみさんの映画レビュー・感想・評価

福みみ

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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

前情報全く持たずに鑑賞。
不登校だったり、いじめに遭ってる子達がもしこの映画を観たら、居場所を見つけた感じでほっと安心できる映画なんじゃないかなって思います。

それくらいに主人公の母親やスクールの先
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生きる(1952年製作の映画)

3.9

「生きる」タイトルの意味を考えながら鑑賞。役所で市民課長の主人公(志村喬)はある日、胃がんに冒されていて、余命幾許もない事を知る。それまで事勿れ主義の役所のルールに飲み込まれてしまっていたものの、日々>>続きを読む

密偵(2016年製作の映画)

3.0

韓国俳優陣の演技は皆冴えていた。
でも鶴見辰吾はどうした?
海外映画の現場でやりにくかったのかな
役になりきれてない感があってちょっと残念

2時間余りの映画でしたが、最後まで飽きずに楽しめました。
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

2.0

冒頭の所では、登場人物の鼻から下しかほぼ映らないので、表情が分からずまず、不安を覚えます。

子育て経験者なら子供の危険予知が働くと思いますが、それも冒頭から各所で暗示されていて、観ていてハラハラしま
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.1

いやーこれを映像化しようと思う所がまず凄いと思う。

ワームホールやブラックホール、5次元の世界って言われても正直、理解が及ばないけど、親子愛の力は理解できた。

最後の怒涛のような凄い伏線回収にもう
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グローリー 消えた腕時計(2016年製作の映画)

3.3

主人公は仕事に真面目で飼育してるウサギの世話が常に気になる心優しい国鉄保線員のツァンコ。彼はうまく言葉が出てこない吃音症のために周りからバカにされていた。
ある日、保線中の線路上に大金が散乱しているの
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.0

原作は読まずに鑑賞。
邦画のアクション物としては珍しくストーリー並びに銃撃シーンをとても楽しめました。
只、出演者の演技の善し悪しがあからさまに見えてしまったのは残念。

岡田准一の伝説の殺し屋設定と
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4デイズ・イン・イラク/カルバラ イラク戦争・奇跡の4日間(2015年製作の映画)

2.9

イラク側からしたら異教徒の侵略者達(連合国)を追い払う為の戦争。 
 この映画のポーランドや米国側からしたら自由解放のための戦争。
 どっちも自分が正義と思い込んで(思い込まされて)戦ってるのが戦争な
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アジョシ(2010年製作の映画)

3.2

ウォンビンって男から見ても男前やね。前半の長髪の隙間から時折覗く片目がとても澄んでいる。ソミ役の子役の女の子の演技も素晴らしかった。
ストーリーは胸糞な内容だけど、最後は必殺仕事人の如く、ウォンビンが
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

よくできた映画だとは思うけど、ツッコミ所満載だし、単純なフラグが立つから先が読めてしまう。

泣けるゾンビ映画?

イヤイヤ、涙もろい自分でも泣ける所なんて全く見当たらなかったよ。

だって、あーここ
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ノルマンディー上陸 英国空挺部隊・敵中突破(2014年製作の映画)

1.9

正直、思ってたのと違った。
ジャケットで騙すのはいかんなぁ。

戦闘らしきものは最後の方でありますが、それも残念な出来です。

映画の話のほとんどははぐれた本隊に合流するための行軍で費やされますが、つ
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オレの獲物はビンラディン(2016年製作の映画)

2.5

神様からの啓示に従ってニコラス・ケイジ演じる頭のイカれたアメリカのおっさんが単身パキスタンに乗り込んでウサマ・ビンラディンを探すという観る者の頭の中まで掻き回すはちゃめちゃな映画でした。

おっさんは
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アダム:ゲイタから来た少年(2014年製作の映画)

3.4

タンザニアではアルビノ(白皮症)の子供が闇夜に紛れて忍び込んできた何者かに腕や足など身体の一部を切断され、時には命まで奪われる事件が後を立たない。

本当の親でさえアルビノの子が産まれると、特に父親は
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牢獄処刑人(2013年製作の映画)

3.0

牢獄にいるはずの囚人が仕事がある時は中の手引きする人間の手を借りて街に出かけ、暗殺が終わると監獄に戻ってくる。

そんなバカなという話だが、実話に基づいた映画らしい。

しかも黒幕が彼らを使って自分に
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悪のクロニクル(2015年製作の映画)

3.0

登場人物ほぼ皆悪人。

腐った警察の犯人捏造から始まった復讐劇で真犯人に辿り着くまでに何度もどんでん返しが繰り返され、点と点が徐々に結びついていくその過程にハラハラ。

韓国映画はそんなに観ないけど、
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ジグザグキッドの不思議な旅(2012年製作の映画)

3.6

少年ノノが父親も教えてくれない1歳の時に亡くなった母親のルーツを謎解きしながら追っていく過程がまさにタイトル通りでとてもユニーク。
ストーリーは独特のテンポで気持ちいい程に伏線回収がなされていきます。
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みかんの丘(2013年製作の映画)

3.6

イヴォ爺さんの家の周辺では土地を巡る戦争が勃発しており、ある日自宅近くで傷ついた2人の兵士を友人と共に助け出して看病し始めた。

何と2人が連れ帰ったのは敵同士で一つ屋根の下で暮らし始めるも最初はお互
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ゴルゴ13(1973年製作の映画)

1.7

日本とイラン政府協力の合作映画。

デューク東郷を演じるのは日本を代表する俳優の高倉健さんということで期待して鑑賞しましたが、最初から最後までツッコミどころ満載でした。

漫画のゴルゴ13の世界観は全
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.1

大事な場面でのセリフは曲の歌詞に込められている。でもミュージカルと違ってもっと自然と感情が入ってくる映画でした。

最初グレタがギター一本で弾き語りを歌うも盛り上がりにかけてしまった曲がアレンジによっ
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ネイビーシールズ(2012年製作の映画)

2.2

色んな武器装備や作戦遂行から撤退方法などリアルに知らない世界を見る事ができるが、ストーリーは期待しない方がいいだろう。
点数が割と高かったので鑑賞したが、ミリタリー好きに受けただけかと。

クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

2.7

まるでデバイスの様に人間の記憶を他人に移し替えるなんて事が可能だなんて思わないが、いつかそういう時が来るのかもしれないな。

まぁ主人公に都合よくストーリーが進むので、CIAが登場する映画にしてはハラ
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セッション(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これ最高!映像はとにかくカッコいい。
ストーリーはまるでジェットコースターの様に上がったり下がったりと急展開です。

名門音楽学校で教鞭をとる鬼教師フレッチャーは有名な自分に認めてもらえたと人をいい気
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

2.9

「時として誰も想像しなかった人が
 想像できないような偉業を成し遂げる」

解読不可能と言われたナチス軍の暗号エニグマの解読に成功した天才数学者アランチューリングを描いた実話。

人手だと2000万年
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

こんなに素敵な映画とは思わなかった。

場面に応じたカラフルな映像、オシャレなファッション、セリフ、演出、音楽全てが自分には、どハマりで終始ニヤけながら観てました。

前半は観ていて幸せな気分になれま
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ハーフネルソン(2006年製作の映画)

3.0

歴史とは何か?

映画の冒頭、ダン先生は最初の歴史の授業で生徒達に問いかける。
もし自分ならどう答えるかと考えてみるが、直ぐに答えが見つからない。

ダン先生は変化と対立だと教える。
これがこの映画の
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ルーム(2015年製作の映画)

4.1

外から差し込む光は天窓からのみという薄暗いRoomで暮らす母と子。彼らは何故ここにいるのか?時々やって来るオールドニックとは何者なのか?最初は頭の中に疑問符が渦巻きます。

5歳になったジャックに部屋
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ジェノサイド・ホテル(2017年製作の映画)

2.9

インドのムンバイで起こった実際のテロ事件をベースにしたドラマ映画。

劇中にある一つ一つのストーリーは演出され過ぎていて観ていて途中で冷めてしまう程で、幕切れも何だかアッサリだなぁって思ってたら、本当
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U・ボート ディレクターズカット(1981年製作の映画)

3.9

CGがない時代の映画だからセットとミニチュアで撮影したのだろうけど凄くリアル。
狭い艦内で味わう駆逐艦からの爆雷による攻撃はなんとか耐えてくれ、早く通り過ぎてくれと観ているこちらも思わず祈ってしまう。
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バベル(2006年製作の映画)

1.9

モロッコ、メキシコ、日本という国々を舞台にしており、いきなり日本に舞台が移った時は突然の場面展開の変化に戸惑った。

3カ国で起こる事柄は一見関係なさそうだけど徐々に細い糸で繋がっていることが明らかに
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エール!(2014年製作の映画)

3.2

家族4人のうち長女だけが健常者であとは皆、聾唖者という家族の物語。

そんな状況なのにこの家族とにかく明るい。性の話も開けっ広げでする。

他人とコミュニケーションを取るときは長女が翻訳者の役割をする
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.9

デンマークで捕虜となった兵士と呼ぶにはあまりにも幼いナチスの少年兵達に課せられたのは海岸線に敷設された地雷除去。
その数45.000個。

地雷を撤去しない限り故国ドイツには帰れない。

飢えと危険と
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.6

教育方法について、何が良いとか悪いとかじゃないんだろうな。

最初、父親のベンも6人の子供達のためを思って森に籠って学校にやらず家庭内教育で生きる術や護身術、ミッションと称して万引きさせたりはちょっと
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.8

人はひとりでは生きていけないし、ひとりでは決して何も成し遂げられない。

口うるさい変人の様な頑固爺さんの人生も決して平坦ではなかった。
辛いこと、悲しいこと、怒り狂いたいことも心の底から愛する妻と一
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新しい人生のはじめかた(2008年製作の映画)

3.5

最初エルヴィンは仕事でもプライベートでもなんて空気の読めないおじさんなんだって思ってたのに物語が進むにつれ、口から出るカッコいい台詞にやるじゃんに変わっていった。演技はさすがダスティンホフマンです。>>続きを読む