このレビューはネタバレを含みます
世界中のあらゆる電子機器を遠隔で操作できる“デバイス”を巡ってCIA、MI6、連邦情報局、DNI(コロンビア)のエージェントが集結する……という定番のスパイ映画かつシスターフッド。
戦う場所は洒脱で>>続きを読む
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“ファーム”に所属する殺し屋・サムは任務に失敗し、組織から追われることになる。
環境利用で戦うスタイルなのでコミカルであるべきだが、徹頭徹尾シリアスに描かれる。かといってリアリティラインが高いわけでも>>続きを読む
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第一幕はウェンカムイ戦、第二幕は尾形戦・谷垣戦、第三幕は杉元奪還で構成されており、その合間にもサブエピソードを挿入し、ほとんど原作そのまま映像化している。
ハイロー(〜ザワ)監督だけあって漫画チックな>>続きを読む
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ぼのぼのが「楽しいのってどうして終わってしまうんだろう」と考えるエピソード、ヒグマの大将とスナドリネコさん、数年に一度現れ必ず何かを変えてしまうジャコウウシのエピソードで構成されている。
前半はぼの>>続きを読む
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半分死んでしまった姉「にゃーこ」を救うため、弟「にゃっ太」がにゃーこと旅をするロードムービー。
にゃーこは生きてはいるが目は虚で、何の反応もしない。
二人が巡るシュルレアリスムな世界はねこぢるのよう>>続きを読む
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『傷物語 <I 鉄血篇>』『<II 熱血篇>』『<III 冷血篇>』の総集編。
各作品からおよそ等分に45分ずつほど抜き出して構成されているので、『I』の冗長さが多少マシになってもそのまま残り、テンポ>>続きを読む
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依頼の終了からキスショットとの決別、決闘、事件の収束までを描く。
日常パートでも作画枚数が多くシャフトらしからぬ動きようで、アクションシーンではそれがさらに加速する。吸血鬼ハンター三人とのバトル以上の>>続きを読む
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ドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターとの決闘を描く。
冒頭からいきなりバトルが始まり、劇場のスケール、作画でアクションが繰り広げられる。そのままやっているだけだが三者三様でバトルは差別化され、>>続きを読む
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モノクロ化によって情報量が増し、時代背景も相まってどのシーンもバチバチに決まっている。ただ、『ゴジラ』を思い出すには本編の記憶が色濃く残っているので、一年後に観ればもっと面白かっただろうな。
CGは>>続きを読む
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交通事故で死亡した夫が幽霊となって元いた家に戻るが、妻は自分の死という「過去」を乗り越え新しい人生を送っていた。
幽霊はシーツを被った姿で表現され、異物感が可笑しい。
“自分の死後”の世界が進み続け>>続きを読む
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自分が死者であることに気付いてないエミリーに死亡時の記憶を思い出させ成仏させるさまを、幽霊のエミリーの視点で描く。
生者から霊が見えないようにエミリーからも霊媒師の姿は見えず、家の中でほとんど一人芝居>>続きを読む
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生活に困窮するアルバイト殺し屋の神村兄弟は、「プロの殺し屋を殺せば殺し屋協会に所属できる」という噂を信じ、ちさと・まひろを殺そうと計画する。
やくざとの全面抗争だった前作と異なりスケールを小さくしつつ>>続きを読む
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小説家・ルッツは、グランド・ブダペスト・ホテルのオーナー・ムスタファから、彼がオーナーになった経緯を聞くこととなる。
ベルボーイとして雇われたムスタファはコンシェルジュのグスタヴに気に入られ、彼の元で>>続きを読む
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沈没した原潜を救助するため石油プラットフォーム「ディープコア」が深海へと潜るが、ハリケーンによってケーブルが切断され、海底で孤立してしまう。海底に空いた海溝“アビス”で、クルーは未知の生命体と遭遇する>>続きを読む
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ゾンビ映画だがゾンビは自我を失くすわけではなく、知能と人格を保ったまま凶暴性が増す。のっけからハイテンションで豪快に人を殺し、過剰なまでに流血する。男女構わずレイプされ、下品なワードも飛び交う。
よ>>続きを読む
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何者かに夫を殺されたマディソンは、怪物が殺人を犯す悪夢を見るようになる。何故怪物は人を殺すのか、そして何故マディソンはそれを見せられるのか……。
怪物の見せる/見せないは、見せすぎず隠しすぎずコント>>続きを読む
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傲岸不遜の少女・ミミが見つけた石は、凶悪な宇宙人・サイコ・ゴアマンを操ることのできる宝石だった。サイコ・ゴアマンを殺して人類を奴隷にしようと目論むパンドラが地球にやってくるが、サイコ・ゴアマンもかつて>>続きを読む
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マリオとルイージは兄弟ではなく親子。ヒロインはピーチではなくデイジー。クッパは恐竜から進化した人間。全くの別物なのに、キノコが活躍したりジャンプ台(もしくはくつ)でパワーアップ、ポリーンがマリオのヒロ>>続きを読む
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山で男が転落死した事件を追う刑事・ヘジュンは、被害者の妻・ソレを疑い捜査するうちに、ソレへ特別な感情を向けるようになる。
第一幕は刑事もののフォーマットで進み、第二幕はロマンスが描かれ、第三幕では二つ>>続きを読む
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7年前、同級生の17歳を殺し、懲役20年となった福田夏奈。彼女の再審が認められ、被害者の両親が証人となる。
弁護士は「正義のため」と言うが(悪い意味で)人間味があり、福田夏奈にさえ金目当てだと見透か>>続きを読む
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トモエ学園に入学したトットちゃんの約5年を描く。
シンエイ動画らしい優しい作画と美術が渾然一体となって、戦前から戦中を描かれている。複数の人物が一つのカットで同時に動き、それを目で追うだけで楽しい、“>>続きを読む
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降霊術をテーマにしたホラーだが、降霊術がドラッグのように扱われており、主人公自体が憑かれるというよりはそれによって孤立していくさまが描かれる。
ゴア描写は強烈で、痛々しいだけでなく見たくないものを見>>続きを読む
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口の汚さやギャグにガイ・リッチーっぽさはあるが、世界を飛び回っておつかいをこなしてマクガフィンを手に入れる、美味しいところをちゃんと全部やってる普通のスパイ映画。
クライマックスで時系列を軽くシャッフ>>続きを読む
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原作は大人向けの童話という感じだったが、子供向けっぽい王道の演出に。綺麗な三幕構成で二人の活躍があり、幕ごとのクライマックスは気合が入っている。
目を見張る作画や劇場向けの普段はやらないアニメーショ>>続きを読む
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説明台詞だらけで不自然な会話に、屋内は再現ドラマレベルのルックス。ホラー映画なのに人物に実在性がなく生活感もないので感情移入して怖がれない。
どのカットも平凡な画角で退屈すぎて集中を許さない。時系列は>>続きを読む
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一軒家を購入した主人公の周囲に不幸が降りかかるホラー映画。
ホラー映画が最も怖いのは、ジャンルが未可分である頃。本作はヒトコワなのか心霊なのか、“視える”兄は統合失調症なのか本物なのか、主人公は信頼で>>続きを読む
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多くの偉大な映画に携わってきたストップモーション職人・フィル・ティペットを追うドキュメンタリー。
『スター・ウォーズ』、『ピラニア』、『ロボコップ』と次々とモンスターをデザインし、コマ撮りしていたが>>続きを読む
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使命を持った男が地下世界を進む。
怪物が跋扈し、複製された人が虫のように潰され、糞尿を食う頭、人肉を加工する機械、破壊を繰り返す工場……あらゆる汚物が混じり合った悪夢のような世界がただただ続いていく>>続きを読む
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多人種・多文化を尊重する現代社会に反対する6人の女が、白人至上主義を掲げ会合を開いていた。彼女らは白人が最も素晴らしい人種だと讃え、有色人種を口汚く差別し、「アーリア人」を名乗ってナチス式の敬礼をして>>続きを読む
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6500万年前、宇宙を航行する探査船が小惑星群に衝突する。乗組員のミルズが墜落したのは白亜紀の地球だった。
恐竜が闊歩する世界で山頂に落ちた脱出艇を目指す、という単純なストーリーながら、後半は恐竜の影>>続きを読む
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17世紀、イタリア。修道女のベネデッタはイエスの姿を幻視し、その言葉を口にした。聖痕が現れいくつもの奇跡を起こしたベネデッタは、修道院長となる。
しかし、ベネデッタは同じ修道女のバルトロメアと禁断の恋>>続きを読む
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ユダヤ人根絶のために開かれたヴァンゼー会議を描く。
物語的な起伏はなく会議が淡々と進められるが、その議題は「最終解決」の「処理」について。反論する者もいるが、それは己の利益だったり法律に照らし合わせて>>続きを読む
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原題は「Missing」(前作は「Searching」)で、前作の事件が起きた世界というだけで繋がりはない。
本作もPC画面上のみで物語が進行するが、前作以上に編集が加えられている。序盤は特に日常シー>>続きを読む
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行方不明になった娘を探す父親の姿が、全編PC画面で描かれる。
同様の手法で撮られたアンフレンデッドシリーズとは異なり、時間のスキップや画面の拡大が使われたり、音を被せる、不自然にカメラを起動し続ける、>>続きを読む
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フランス革命以降のナポレオンを描く伝記映画。
最初の妻・ジョゼフィーヌとの関係が深く掘り下げられ、どちらが支配しているのか分からない複雑な愛が描かれる。
二人の関係は魅力的だが、エジプト遠征と不妊く>>続きを読む
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信長が「荒木村重の首を獲った者を後継者にする」と言い放ち、跡目争いが勃発。村重と恋仲であった明智光秀は村重を匿い、それを知った羽柴秀吉は謀略を張り巡らせる。
現代でここまでやれるのかという攻城戦から>>続きを読む