うかりシネマさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

(1985年製作の映画)

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戦国武将・一文字秀虎が、突然三人の息子に家督を相続することを宣言する。それにより骨肉の争いが始まってしまう。
太郎と次郎は肉親といえど躊躇なく殺し、己が当主にのし上がろうとする。欲を見せるのは三人の兄
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セッション(2014年製作の映画)

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名門校の新入生・アンドリューは、憧れだった教官・フレッチャーに見染められ、バンドチームに加入する。しかしフレッチャーのレッスンは罵詈雑言が飛び交う過激なものだった。
最高峰の音楽学校で偉大なドラマーを
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

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ベイビーは強盗の逃走用のドライバーを任されていた。天才的な運転技術で、毎回組む相手を変えるボスからも例外で重宝されていた。
ベイビーは裏社会から足を洗いたがっていたが、家族や友人を盾に脅され、ドライバ
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

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アメリカがベトナム戦争で勝利し、ニクソンが3期目に突入、アメリカとソ連が第三次世界大戦の瀬戸際にある世界が舞台。
ヒーロー集団「ウォッチメン」の一人、コメディアンが死亡したことを受け、同じくウォッチメ
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

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刺青まみれの大男が、山小屋に住む家族を訪ねてくる。そして、家族のうちの一人を選択して死ななければ全ての人類は滅亡し、残った家族は人類の死を見届けた後も永久に宇宙を漂うことになると言い放つ。
武装した男
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キャビン(2011年製作の映画)

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ホラー映画の定番よろしく、若者たちが湖畔の別荘に向かう。しかしそこではある“プログラム”によって、ホラーモンスターの襲来が予定されていた。

ホラーお決まりの展開をメタっておきながら、その設定は綺麗に
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ウィッチ(2015年製作の映画)

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アーティスティックなホラー。
村を追われたキリスト教徒の一家が、村外れの森の近くに引っ越す。その森で末っ子が消えてしまう。赤ん坊を奪ったのは魔女か狼か、家族は次第に疑心暗鬼になっていく。

長女のトマ
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七人の侍(1954年製作の映画)

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野武士の襲撃に怯える農民が、野武士を倒すべく侍を雇うことを計画する。強く、そして聡い侍・勘兵衛は、野武士を殲滅するために七人の侍が必要だと言い、残る侍たちを集める。

侍と野武士の戦いはチャンバラでは
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魔界転生(1981年製作の映画)

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怨念を抱えた天草四郎が徳川幕府に復讐すべく蘇った。天草は、無念のままに死んだ細川ガラシャ、宮本武蔵、宝蔵院胤舜、伊賀の霧丸を蘇らせ、魔道へと導く。

仲間集めのパートはバリエーション豊かで、パターン化
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タンポポ(1985年製作の映画)

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タンクローリー運転手のゴローが、偶然立ち寄ったラーメン屋を日本一のラーメン屋にするため奔走する。気風のいい人物ばかりで格好よく、女主人・タンポポも、ただ手をこまねくだけでなく成長する姿を見せる。

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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冒頭でゴジラが出たきり、かなりの長尺で主人公の日常が描かれる。復員兵とヒロインの関係は王道で、臭みもなく、丁寧すぎではあるが充分に感情移入させる。
これはホラー的な“積み上げ”で、幸せなドラマパートが
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

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依頼に失敗した殺し屋を追うスリラー。
目的はあるが山場はなく、淡々と進行していく。生活感があり最新のガジェットを使うなど、スパイ映画やアクションの殺し屋映画とは異なる演出は面白い。

殺しに対して美学
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

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そもそも原作の怖さというのは「普通に見える女将さんが」「日中に」「変わった(そして知っていればそこに見える)場所で」やることが逆説と不和を伴って恐怖を倍増させているわけで、深夜に入り組んだ家で“安易ホ>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

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大戦末期、一人の男がナチスの一個小隊と戦う。
ストーリーはほとんどなく、台詞も主人公“シス”について語るもののみ。言葉で説明することなく、出てきてすぐ死ぬキャラ含めナチス軍人はキャラが立っていて、死に
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

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両親が別居して離婚寸前の一人娘の家にサンタがやってきた。しかしそこには隠し金を狙った武装集団がいた。

サンタが暴れて強盗を殺していくが、無敵でもなければ戦闘に長けているわけでもない。クリスマスの飾り
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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2600年代、AIがロサンゼルスに核を投下したことにより、西側諸国はAIを禁止。AIを尊重するニューアジアと戦争状態に突入していた。アメリカは正体不明のAIクリエイター“ニルマータ”を殺害するため作戦>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

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北欧神話とヴァイキングの伝説を元にしたダークファンタジー。

天気が晴れることのない曇天の北欧は美しく、主人公・アムレートを運命に導くウィッチたちは神秘的。王道の復讐譚で小目標が更新されていくので見や
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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石油資源を持ち1920年代当時世界で最も裕福な民族と言われたオセージ族を排除しようと、白人がオセージ族を殺す事件が多発していた。
戦場帰りのアーネストは、“キング”と呼ばれる顔役の叔父によって、オセー
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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スピルバーグの半生を下敷きに、青春時代の感情の機微を切り取った映画。
初めて観た映画に魅了されて自分でも撮り始めるも、知りたくなかった真実をもうカメラは捉えてしまう、芸術とは呪いである、という話もある
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ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)

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15体の怪獣が登場することもあり、休む暇なく怪獣が暴れ、ストーリーが停滞することがない。
特撮も等身大アクションもカーアクションもギャグも、とにかく盛ればいいと思っている。

『三大怪獣』や『大戦争』
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ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年製作の映画)

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ミレニアムシリーズ唯一の続編で、『モスラ』と『モスラ対ゴジラ』を意識した作品になっている。
『GMK』で登場できなかった小美人や幼虫モスラが登場するほか、東京タワーと国会議事堂が印象的に使われる。特撮
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ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)

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母離れできない子供と、仲間を死なせた問題児パイロットのメカゴジラもので、可もなく不可もなく。

初代ゴジラの骨を使ったせいで3式機龍が暴走する設定は面白いし、CGの進歩も感じるが、全体的に予定調和のま
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ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

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平成ガメラシリーズの金子修平が監督しており、ゴジラを英霊の怨念、バラゴン、モスラ、キングギドラを大和を守る「守護聖獣」と設定したオカルティックなものとなっている。しかし、これが時間の空いた単発のリブー>>続きを読む

ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(2000年製作の映画)

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首都を大阪に遷都、原発を永久放棄しているとシリーズでは珍しく(初?)if世界を舞台としているが、この設定は最後まで機能しておらず、何故採用したのか謎。

前作の有能な子供と違って、一人の子供がメガギラ
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ゴジラ2000 ミレニアム(1999年製作の映画)

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ドラマパートは前段を省略して始まるので導入のテンポがよく、それにつられてゴジラの登場も早い。
伊福部曲を使わずともゴジラ映画として成立する音楽が力強く、満を辞して使われる「ゴジラのテーマ」はたまらない
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GODZILLA ゴジラ(1998年製作の映画)

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2時間20分のゆったりテンポに子供向けのギャグとなっちの読みづらい字幕が相まって、とにかく長い。

主人公と恋人がなかなか出会わないまま物語が進み、合流しても恋人があまりに屑でどうしようもなく、その後
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Returner リターナー(2002年製作の映画)

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「未来からの来訪者と共に世界のために戦う」という大筋は監督の前作『ジュブナイル』と共通するものの、主人公を大人にすることで印象を大きく変えている。

CGは必要最低限に、ロケをして実車を破壊してスケー
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ジュブナイル(2000年製作の映画)

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未来からやってきたロボットと共に小学生が宇宙人を撃退する、文字どおりのジュブナイル映画。
一夏の冒険感はワクワクさせるし、そこから宇宙人の侵略を断絶させることなくスムーズに繋げてくれる。

子供たちの
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新しき世界(2013年製作の映画)

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犯罪組織に8年もの間潜入捜査している警官・ジャソンは、急死した会長の跡目争いのために暗躍を命じられる。

コンクリ詰めで沈められる潜入捜査官のシーンから始まるように、色濃い暴力を描いた作品ではあるが、
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

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新しい街にマッコールさんが馴染み、平和を脅かす悪人を殺す“いつもの”だが、「若者の夢を妨害する」くらいの規模ではなくテロ組織や巨大なマフィアが絡んでいるので悪行もエスカレートしている。
見せしめとして
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ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

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開始直後のあんこうチームリタイアから始まる継続高校戦は、雪山のロケーションを活かして見たことのないアクションをやってくれる。飛び散る雪はスムーズに、雪崩は大迫力にCGで描かれ、急斜面では衝突しまくる。>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

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母を亡くした悲しみからアナキンが道を誤り、暗黒面に落ちて引き返せなくなるまでが描かれる。最初からバッドエンドが確定していたプリクエル・トリロジーだが、実際に運命が決定してしまうシーンからの転落は圧巻。>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

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操られる元老院やジェダイ評議会の中で、誰が敵なのか分からないまま敵の罠に嵌められていく。
オビ=ワンが大量のクローン・トルーパーやバトル・ドロイドといった殺戮兵器を発見する裏で、アナキンは戒律を破って
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

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貿易関税の増税を阻止する通商連合、共和国の中枢・元老院の腐敗、最高議長の座を狙うパルパティーン議員、保守的なジェダイ評議会と、地味な政治劇が全編を通して描かれる。

白眉は物語中盤のポッド・レースで、
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

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2回目。
ジャバ・ザ・ハットの宮殿から始まり、前作で叶わなかった反乱軍との合流、そして惑星エンドアへの潜入、デス・スター宙域での艦隊戦、ルークとダース・ベイダーの戦いが並行して描かれる。
ジャバの宮殿
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

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2回目。
前作から帝国軍の追跡は熾烈化し、反乱軍の雌伏の時が描かれる。
氷の惑星ホスからの撤退戦、ダゴバでのヨーダとの修行、そしてベスピンでの謀略と決戦。負け戦に始まり、修行は中断されて暗黒面が示唆さ
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