平成2年の男さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

キャロル(2015年製作の映画)

4.0

・すごい作品だった。文句の付け所がない。

・ありとあらゆるシーンに抑制の効いた老練の技があり、1950年代のNYを強烈に感じた。観たのではなく感じた。

・「同性が恋に落ちるほど魅力的な女」が《キャ
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

2.0

・お金、掛かっとるなぁ。

・テンポは大切やけど、会話も展開も何もかものテンポが良さすぎて飽食気味になった。何事も程よいあんばいで与えられるのがよい、というのがよくわかる作品。

・ディカプリオの「ロ
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不倫純愛(2010年製作の映画)

2.0

・不評である本作だが、何がダメだったのか因数分解していく。

・因数分解よろしく初めに切り込むのは、数学のエピソードがしつこく出てくる点。私には理解できない深遠な意図があるのかも知れないが、作風から完
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.5

・何を視聴者に伝えるために作られた作品なのか見当がつかなかった。作品の底の浅さのためではなく、自身の価値体系が追いつかなかった。このような感覚は初めてだった。

・厳しい規律と下卑た兵士たち、頭の悪そ
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デビル(2010年製作の映画)

2.5

・ホラー映画は大体90分ほどで終わるから好んで観る。

・本作の場合、全体的に楽しめた。

・オープニングの都会の風景を逆さまにしただけのムービー、恐怖感がすんごいね。普段見慣れた高層ビルに超常現象的
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.0

・海で泳ぐシーンといい、登場人物の造形といい、伏線のはり方がうまいなぁ。

・謎を解くつもりで視聴していたが、やられたなぁ。シャッターアイランド路線かと思っていた。

・オチがありきたりと感じるかどう
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ラブ・ダイアリーズ(2008年製作の映画)

3.0

・「(なぜ離婚するの、と年端もいかない娘に聞かれて)それは、、複雑なんだ」「まったく、大人はなんでも複雑なんだから!」はい、おっしゃる通りです。

・丁寧に作りこまれたストーリーラインだと感じた。ただ
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

4.0

・老夫婦の愛をこれでもかと見せつけてくる。遠距離恋愛が終わったばかりのわたしにとっては刺激が強すぎた。

・ラストのあざとい演出に鼻白んだが、不満はそのくらいしかなかった。本作には日常場面における美し
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めまい(1958年製作の映画)

2.5

・これがサスペンスの最高傑作だぁ?

・見るのに2週間かかったわ! 毎日10分、苦行のように観ていた。

・「本当にめまいがしそう!」という感想がやたらに目立つが、催眠術にかかる動画を観漁る過程で訓練
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花と蛇3(2010年製作の映画)

2.0

・なぜかNetflixのお勧めに出てきたので視聴。俺の視聴履歴はそんなに汚れているのかね。

・これは良いスライムおっぱい。

・小向美奈子、撮影を楽しんでいるのが良くわかる。

・AVとの違いが分か
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[リミット](2010年製作の映画)

3.5

・一時間半を返せと言いたくなる。もちろん、良い意味でだ。

・最後のオチに全てを賭けている作品。乾いた笑いが出たよ。

・緊張感に漲っていたのは評価せねばなるまい。実際、あんなものだろうと思わされるリ
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人狼ゲーム インフェルノ(2018年製作の映画)

2.8

・なるほど、ウラナイトか!!これは水谷くんファインプレーだぞ! 水谷くん陣営負けちゃったけど笑

・狂人どこ?

・「とうひょおー!!いち、に、さん!!」と叫んだら考察する時間与えず投票になるの毎回笑
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人狼ゲーム ラヴァーズ(2016年製作の映画)

2.5

・定期的に観てしまうシリーズ。

・実際のゲームのように考察できているかという点からすると残念極まりない作品だが、非合法トトカルチョに投げ入れられた群像模様、という観点から眺めると面白く、、なりません
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トータル・リコール(2012年製作の映画)

2.5

・「いやこれもあれも記憶操作だ」「リアルにしては不自然な点がどこかにあるはず」と疑いながら最後まで観て、えっリアルだったの!?と驚いたのは俺だけではないはず。

・ディレクターズカット版だと結末は夢オ
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

2.5

・「デセプションポイント」「パズルパレス」等、ダンブラウンの小説を夢中になって読んでいた時期がある。そんなわたしが本作を今日に至るまで視聴しなかったのには理由がある。「なんかトムハンクスが演じているの>>続きを読む

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

2.5

・物を書いている手前、これは見んとあかんなってことで鑑賞。一応、漫画で作品のストーリーラインは掴んでいるなかでの視聴。

・エンタメとして普通に楽しめた。

・本作の良いところは、出版社の社内の様子、
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交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1(2017年製作の映画)

2.0

・大学の友にエウレカセブンを勧められたのが、何年前だっただろう。Netflixでエウレカセブンを貪るように観た。とても面白かった。

・本作について評価は分かれるだろうが、深く世界観に入り込みたいファ
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

3.5

・ナマステ文化が産んだ最強の英雄TAN

・視聴10分経過「( ゚д゚)」

・視聴一時間半経過「:(;゙゚'ω゚'):」

・視聴後「バーフバリ!バーフバリ!!」

・景色は絶対に綺麗でなければなら
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マンハッタンロマンス(2015年製作の映画)

3.0

・本作に対する予想された批評を劇中のセリフによる反駁によりメタ的に封じ込めている。よくあるパターンだが、反駁の説得力が力強い。「映画にはエンディングがあるが、人生にエンディングなどない。映画とは人生を>>続きを読む

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

2.5

・面白いのだが、どう面白いのか評価が難しい。強いてあげるならば役配置とサスペンス性だろうか。丁寧に作られた作品という印象。

・レッドドラゴンの絵の破壊力たるや。不思議と吸い寄せられてしまう。絵の価値
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劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

2.5

・戦闘描写に力が入っているのは評価

・正直、没頭しきれなかった。メインストーリーではないという考えが脳裏をかすめてしまう。

・国歌を流すシーン、エンド間際にターニャが上司にたてつくシーン等、違和感
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.5

・本作のシナリオを成立させるためには「こりゃ一目惚れするわ」と視聴者に思わせしめる俳優を用意する必要があった。この限りなく無謀な作品からの要請に、ブラピは見事に応えた。

・スーザンはどこで父の死を悟
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.5

・私はこれを愛と再生の物語として観た。

・「文明社会から無人島へ」「無人島から文明社会へ」二つのパートを経て、主人公は二度最愛の人を失い、それでもなお生きようと己を奮い立たせる。生きたいという想いの
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愛とセックスとセレブリティ(2009年製作の映画)

3.5

・想定以上の作品だった。味わい深さに感動。因果応報とか書いているレビュアーは何も分かっていない。

・なにが素晴らしいかって、退廃的かつ刹那的な愛の行く末を、徹底的なリアリティで捻り潰している点。主人
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

2.5

・ねずみ算やん。北新地の人気キャバ嬢並にあちらこちらのテーブル回らなあかん呪いは大変やな。フルタイム出勤。

・みんなメンタルやられて死んどるのに、女子大生だけたくましい。

・一つ一つの怪談がつなが
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.5

・なるほど、カルト的人気があるのも分かる。

・不気味さ、不可解さ、恐怖、死のメタファーとして、太陽のコロナの動画、アルマジロの死骸、干からびた川など、イメージ採択のセンスがすごすぎる。「おまんじゅう
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.0

・おっぱい綺麗やなぁ、からのコテコテのグロ。 

・ホラー映画というより、人の生理的嫌悪感を掻き立てにくる。解剖シーンのクオリティの高さに驚嘆。医学部生である知人を思い出した。彼らはみんな、このような
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娼年(2018年製作の映画)

3.0

・松坂桃李、この作品の為に相当頑張っていたらしいね、、インタビューに感動したよ。

・ただ、あのキツツキのような腰使いだけはいかがなるものかと、、いや、ちょっと待て。カメラアングル的にあの腰振りになっ
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.5

・現時点、日本は韓国の映画に圧倒的な大差をつけられている。この点ははっきり認めないといけない。パラサイトといい、オールドボーイといい、これだけの作品を生み出せるクリエイティビティが我が国にはない。悲し>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.0

・脚本がうまい。現在に生きる人が憧憬するクールかつホットな生き方をとても上手に盛り込んでいると感じる。

・本作から学びとれる男の美学のうち至高なのは「余計なことを言わない」。これほどあじきなく、心と
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.5

・二度と戻れない時間を丁寧につなぎ合わせることで水晶の如き輝きをものにした傑作。

・思うにこれを観て胸をキュンキュンさせるのは、かつてのガキ大将ポジションの人ではなかろうか。

・リバーフェニックス
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チャーリーズ・エンジェル フルスロットル(2003年製作の映画)

2.2

・ジョーイがレッドカーペット歩いている笑

・ジョーイの演技がフレンズそのまんまで笑った。

・結局、チャーリーは何者やねん!

・フルスロットル感を出そうとしているのは認めるが、ワイヤーアクションで
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