げぶらしらえさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

げぶらしらえ

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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.9

誰もが、本音の自分と違う『らしさ』に縛られて…
縛られる?のメタファーが、あのロープなのか??

メイン登場人物全員に多面性があり、其々が色々なことを喋るのに、最も大事な事は言葉にしないor言葉に出来
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

其々に大切にしたい事があって。

其々が必死に生きて。 

其々に大切な人がいて。

其々の人生に色々あって。

其々の生き方があって。

其々が其々であって。

PS
タップダンスがしたくなる。

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

4.4

60年以上前の作品だか、
今観ても全く見劣りしない。

オープニングの空中からの映像。
その後何度も擦られたNYの街並みを映す空撮だけど、この時代だとどれくらいの手間と時間がかかったのだろう?
他にも
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.2

「地球最後の日、
貴方は、誰と、何をしていたいですか?」

そんな映画でした🎞

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.1

観る前の印象=主演:大泉洋

観た後の印象=主演:松岡茉優
 
知ってたけど、改めて素晴らしい俳優でした。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

出演者は皆んな良いヤツ。
映画の80%は、ほっこりするエピソード。
でも、残り20%で起こる出来事は理不尽極まり無い。
 
肌の色ではなく、人を人として見ることの大切さを教えてくれる映画。
ラストから
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.5

2020年代最新型ラブコメ。

観る前は、なんでこの2人のキャスティングなのかと思ってたけど、観た後は納得。
どちらの役も彼(セス・ローゲン)と彼女(シャーリーズ・セロン)でしか演じ得れないでしょう。
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.0

ララ・ランドのスタッフだからですかね。オープニングから関係者のドヤ顔が見えてくるような演出。
そこで一目で分かる主人公を演じるベン・プラットくんの才能。
めっちゃええ声やん。😊

ただ、あまりに彼が素
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1

前作『ヘレデタリー/継承』と物事が起きている場所や登場人物は違えど、同じ星の中での出来事だ。
比喩ではなく、まさに同じ世界観の物語だと感じた。

どちらの作品も、自分の力だけではどうしようもなく、初め
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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.3

R.I.P Sonny Chiba

そう思い、改めて観返す。
もちろん、千葉真一演じる大友勝利の破天荒な演技はいつ観ても痛快。

兎に角、何度観ても飽きない映画。

しかし、よく考えたら・・・

R
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オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

2.8

後のミステリーに多大な影響を与えたであろう本作。
豪華キャストによる物語は流石。
映像は見応え充分。音楽も良い。
事件そのものより事件の動機が物語の肝。

名作である事は間違い無い。

でも、結末の捉
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

亡き千葉真一や、真田広之らJACの系統を継ぐ者は岡田准一でしょう。
今の日本で主役を張れるアクションスターの第一人者と言っても過言ではない。

難しいアクションもさらりとこなす辺りも原作のファブルのイ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.6

細田守最新作。
サマーウォーズから10年おきに描くインターネットの世界。

ストーリーについては、色々思うところあるが、細田監督の「こうであって欲しい世界」が描かれたのかと考えたら納得。

白眉は、主
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トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

4.2

世の中の80%以上の人が、自分の知人にトランスが居ないらしい。
確かに、自分の周りにも居ない。
だから、映画の世界からそのことを知る。
でも、それは時に偏見に基づいて作られたものでありトランスの方々の
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.3

当時はテレビシリーズが終わり、それを見たいと思ってもレンタルビデオ屋にも無く、当然サブスクリプションサービスも無い時代だからこそ成立する映画なのかも。

テレビシリーズの総集編であるが、今見返すとヒッ
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

3.7

「こんな人に政治を志して欲しい」と思う人が、皮肉にも最も政治家に向いていない。

悉く決断に迷い、その殆どで失敗する。

巻き込まれた家族や友人も戸惑いながら協力していく。
あの時、泣いてた娘達が全力
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.2

自分の中のエヴァ振り返りとして再び鑑賞。
それで気づいたのが、エヴァストーリーには共鳴すれど、シンジくんの気持ちには共感出来ないってこと。

有名なラストのセリフは、そんな感情に対する芯を突いていると
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

2.7

父には娘がいて、娘には父がいて。
親友が見つけられたかな。

予告編はネタバレし過ぎ。

透明人間(2019年製作の映画)

4.4

この手があったかー❗️の連続。
カメラワークや、印影と遠近の使い方が秀逸。
かなり擦られてきたジャンル映画なのに、そこからアップデートしてきた製作陣に感服。
有名監督でなくても、有名俳優が出演でなく
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

内容の是非は色々あるのでしょうが、25年の落とし前を付けた庵野秀明監督と関係者のみなさんお疲れ様でした。
久しぶりの映画館を満喫させていただきました。

メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.0

終始、元気なお爺ちゃん2人がイチャイチャしながら昔の栄光を語る物語・・・
と思いきや、ラスト辺りはグッとくる。

モータウンのシステムを創ったベリー・ゴーディはホント凄い。
だけど、後世に残る偉大なア
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.1

開始10分とその後で180°印象が変わる映画

ジェイローのボス感がハンパない。

罪を憎んで人を憎まずってことですかね。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.1

強烈な印象の映画
カメラワークもカメラアングルも
音響もライティングの明暗も
全てが意味深で、不気味。
家族という名の呪い…。

そして、ラストに向かう畳み掛けとインパクト大なエンディング。

こんな
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ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

3.7

1人の少女が才能を開花させ成長し、あるべき自分を獲得する物語。
音楽を作る才能があって良かったと思うし、その才能に溺れず努力を続けたことも素晴らしい。

最後の衣装はワンダーウーマンに見えた。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

2021年鑑賞一作目

観て良かった。
評判通りの作品でした。
四姉妹が愛おしくて堪らない。
衣装もみんな可愛らしい。

不朽の名作を現代版にアップデートしたグレタ・カーウィグ監督の手腕と見事な主演の
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

前半は、ひたすら空回りする2人が可愛らしい…。

彼ら彼女らは、あの夜を境に決定的に後戻り出来ない過去から未来へ踏み出した。
正にそれが青春。

良いなー、あんな素晴らしい親友を10代の時に持てて羨ま
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.8

何だよコレ、最高じゃんか。

アメコミを映画化するのに、この方法があったかー!
ある意味、コロンブスの卵的な発想。

本作は
少年の成長譚であり
親子の関係回復の物語であり
学園ラブコメであり
最高の
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

凄い映画🎞

開始10分で、その世界に引きずり込まれる没入型映画。

ある若者の戦地における一日をほぼワンカット長回しで描く。
戦場で最前線を走るのは若者たち…。
画面の端から端まで目が離せない。
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.8

三宅隆太監督が絶賛してたので、いつか見たいなーと思い鑑賞

イケメンな本人達がインタビューに答えてる演出から、もっと痛快な強盗劇かと想像してたけど、とてもほろ苦いストーリーで、思ってたのとは違った。
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キングダム(2019年製作の映画)

2.0

壮大な映像やアクションは良かったですよ。
ただ、何だろう…原作にあるワクワク感が無いんだよなー。
この手の漫画の映画化は難しいんでしょうね。
映画より寧ろ、ゲーム・オブ・スローンズのようにじっくりと世
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.7

表情で感情を表現する
グレン・クローズの顔芸炸裂!

そして、ラストのセリフ
「帰ったらすべて話してあげる」って…

あの後、妻は娘と息子にどんな物語を語るのだろうか…
もしかして最後、笑った?(怖っ
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.8

開始10分で全ての登場人物が『変!』

カメラの構図も『変!』
異常な程の咀嚼音『変!』
極端な印影も『変!』
違和感バリバリのアテレコも『変!』

最初だけかと思いきや
ラストも大暴れの最後の晩餐
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.0

愛してくれなかった父親から引き継ぐ才能

でも、才能があったからって救われたの?
母親も母親で、何て酷い事言う。
そら、トラウマになるよ。

そんな中、音楽に救われた。
曲先じゃなく、詞先って凄えな
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.2

男らしさやら女らしさやらの不確かさ。
価値観もアップデートしていく。
そう思ってても忘れそうになるから、こういう映画を観て思い出さなきゃいけないんだ。
R.B.Gは元々強い人だと思ってたけど、あの家族
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続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(2020年製作の映画)

4.1

これを楽しめるか?楽しめないか?
かなり分かれる映画🎬
個人的には爆笑🤣&何故か感動🥺

前作も面白かったが、今作は何と言っても娘役が良い。
『キック・アス』のクロエ・モレッツ以来の名優誕生だと思う。
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

25年振りに鑑ました。

映画ファンとして、マイベストムービーにこの映画を挙げるのはあまりにベタ過ぎて気恥ずかしい。
そのくらい有名な本作。
そもそもあの頃は良かったと思えたけど、今観たらどうなんだろ
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