カズナリマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

カズナリマン

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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

4.0

優しくないダルデンヌが帰ってきた!

ご存知子供とベルギーワッフルにめっぽう厳しいダルデンヌ兄弟監督の最新作にして、カンヌ監督賞受賞作!
最近めっきり優しめ(やわ)になった兄弟監督が久々に少年を追い詰
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ブレスレット 鏡の中の私(2019年製作の映画)

2.6

疑われる美人女子学生!
周囲の証言で、無垢な彼女の本当の姿が暴かれ、いくつもの秘密が明らかに…

やりたいことはわかる!
フランス映画らしい淡々とした空気感もいい!ほぼ無表情の女優の顔をいろんな表情
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

4.1

盲目的に正義を信じる話ってスキ!

Netflix限定公開映画ですが、硬派なスーパーヒーローものって感じで、めちゃ楽しめました!

そして、イーオンフラックスからマッドマックス、ワイルドスピード、アト
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

2.7

前半1時間いらん!スタイリッシュ頼みの目チカチカムービー!

うーーん、全然のれず!!

っていうか、前半の物語がつまらなすぎますーー!
ドラマチックな展開なんてなくたって、丁寧な描写だったり、面白い
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

5.0

明日から使える名セリフいっぱい!

これはもう毎年劇場上映しましょう!それっきゃない!

画からセリフから音楽から、どこをとっても素晴らしすぎて、何を語っても言葉がおっつかない!!それが「風の谷のナウ
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.0

うーーん、ラドゥ超食べたくなる~~!
主人公シャシの細やかな心理描写(演技)と、シャシの成長を語るのに不可欠な小さなシーンや会話(脚本)がとっても良かったですねぇーー。
結婚式の準備でクラスにでれなか
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.7

なかなかオモロかったです!!
やっぱり、どこまでが計算なのか?目的はなんなのか?
ルースとウィルソン先生、どっちが歪んでるのか??
という謎がある前半の面白さが光りますねーー。

後半も面白いっちゃ面
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

さすがグレタガーウィグ姉貴!
見事な役者さばきで、今キテる役者を一人残らず光らす離れ業!
シアーシャにティモシーは確かに「レディーバード」からのペアですが、今回はローラダーンにメリル・ストリープと、気
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ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)

4.1

主人公の性癖が物語を思わぬ方向に!!!

ザジフィルムのオンライン見放題パッケージにて鑑賞!

20世紀の文学界に革命を起こしたムーブメント「ヌーヴォー・ロマン」を代表する作家アラン・ロブ=グリエの映
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予期せぬ出来事(1963年製作の映画)

2.1

うわーーー納得いかんこの茶番劇ーーw

す、すみませぬーーーー。
このいかにもハッピーエンドっぽい超悲劇、どう飲み込んだらいいんすかw
フランシス(リズテイラー)の最後の選択にまったく共感できずw
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

4.7

痛恨!ドラン映画の入り口間違えた!
#Amazonプライムで鑑賞
ちょっとーーー、めちゃタイプなコメディなんですけどコレ!
超オモロかったーー。
しかし、グザヴィエドラン映画への入り口完全に間違えまし
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カット/オフ(2018年製作の映画)

1.5

ドイツ製スリラーよ何処へいく…


なんかめっちゃ評判がいいので見てみました!期待値高めで!

結果は・・・怪しいキャラと不可思議動機がまかり通る、やかまし島のぽんぽこスリラー!でした!

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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.4

なるほどーー!
いろんな評判を聞いてきて「ん?どゆこと?」と思っていた本作、ついに見ました!
オモローーー!
色彩や、アングルや、編集やら、スタイリッシュなのが「幸福」というテーマへのドライなアプロー
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ホワイト・ボイス(2018年製作の映画)

3.0

日本人には複雑すぎるってーー

去年アメリカで劇場公開され、けっこう評判よかった本作。
とはいえ、スリーパーヒットとかそういうレベルでもなく、「シンクロナイズドモンスター」的枠で評価されたって感じ…で
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.9

久々に見直したけど…
痛快!オスカー印のモリコーネリズムが刻む、相変わらずのタランティーノ節!

モリコーネの不吉きわまりないオリジナルオープニング曲(最高!)で始まるタランティーノ初のマーダーミステ
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ランダム 存在の確率(2013年製作の映画)

4.4

彗星が接近した夜に集まった若者たちに起こる奇妙な現象を巧みな脚本で描き、シッチェス映画祭で脚本賞と審査員賞を受賞したSFスリラー。
「プリデスティネーション」と並び、2015年を「B級ハードSFの年」
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.9

オモロ!でも予告はネタバレしてるので無視で!

Netflixで大評判のハイスクール手紙代筆もの!
なんでしょ、秘密のラブレターものってイマイチなモノが少ない気がします。
それは後半必ず訪れる「差出人
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.3

2010年代の、ブレイク前スターてんこもりムービー!

いつの時代にも、次世代スターが脇役で紛れ込む映画がありますが、ここ10年で自分の記憶に一番残っている「ブレイク前スターてんこもりムービー」(以下
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

3.6

たまに観たくなるユーロ系非エンタメSFの佳作!

ブラピの「アドアストラ」が描くべきだった、「正しい宇宙の絶望」がキチンと描けてるところがマル!
ユーロSFらしいアンニュイ描写に無駄ヌード、圧倒的に説
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パペット 大騒査線 追憶の紫影(2018年製作の映画)

4.2

下品で笑えてサイコーでした!!
パペットと人間が共存する世界で起こる、連続パペット殺人形事件!!その卑劣な犯罪に立ち向かうのは人間の刑事(メリッサマッカーシー)と青いフサフサパペットの私立探偵!
去年
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映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!(2019年製作の映画)

4.1

笑って泣けて、唸っちゃう!

イギリスのクレイアニメ会社アードマン・アニメーションによる人気番組「ひつじのショーン」の映画版第二弾!

なんていうと、なんかプリキュアみたいですが、ぜんっぜん!
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まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

4.1

検索厳禁!!必見のミステリーxドキュメンタリー!
2年前にアメリカで公開されたこのドキュメンタリー。サンダンス映画祭を始め、アメリカ国内外の映画賞をとりまくっていたこともあり、「日本公開してーー!」と
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.7

大人ってサイテーだなっ!

ひっさびさに見ました、イランの巨匠アッバスキアロスタミ監督の出世作!

こんな話だったな…というのは覚えていたものの、ディテールを忘れていたので見直したら…

いやー、ほん
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

3.8

ジョジョラビットのあの子の鮮烈デビュー作!

親子の大自然サバイバル映画ですが、静かな語り口で、大して悲劇的な大事件は起こらないのに、忍び寄る2人の関係の終わりの足音がなんとも切ない…

●一応ストー
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エニイ・ギブン・サンデー(1999年製作の映画)

4.4

やっぱり大好きこの映画!

オリバーストーンのアメフト映画ですが…いたずらに複雑に見えちゃうこの映画タイトルとポスターですが、一度見た人ならわかる本作の魅力は…

●アメフトなんか知らずとも楽しめるス
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サイン(2002年製作の映画)

3.2

つまらない!けど、嫌いになれない!
公開当時、めっちゃめちゃ期待して観に入って「なんじゃこりゃあ!クソつまらん!」と怒りの吐瀉物を撒き散らしながら映画館を出てきた映画。
でも、なぜか大嫌いになれないの
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.5

よくもこんなドラマチックでないことを…面白く見せるなあー!

さすがスティーブンスピルバーグ師匠!

最初の30分くらいを越え物語の方向性が決まったところからがヒジョーに面白い!ただそれまでなんか眠い
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.1

貧乏夫婦の自給自足ムービーにあらず!
手練れ夫婦の、小さな地球作り映画です!
小さな丘を開拓し、自然が潤滑する「小さな地球的環境」をつくりだそうとする話ですが、大変苦労したであろう夫婦の物語よりも、自
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.1

うーーん、嫌いじゃないのですが…
「まんま!」
って感じでしょうか…
あの予告編をみて、あの名作映画を思い浮かべたひとは多いと思うんです。
○○ッ○○マ○(リメイクの方じゃないやつ!)
なので、やっぱ
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

2.9

ハーレイちゃん、孤軍奮闘の巻!

うーん、アメリカでの批評はまあまあだったので、期待してたんですけどねぇーー。

予告まんまの「ハーレイちゃん孤軍奮闘」振り!でした!

マーゴットロビーはほんと、ジョ
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

4.0

血の通ったエンジェルたち最高ー!

実は、2000年代のMacG監督のエンジェルシリーズがイマイチで…
すでにスターだった3人の女優が、はしゃぎまくってるだけのオフザケ映画に見えてしまって…
なんでし
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

2.4

極論発射!ワンカットの意味なし!

うーん、浅い映画に思えちゃいました!

「ワンカット」という宣伝文句を有効にするため方々工夫はしておりましたが、本当のワンカット撮影ではないため(CGやうまいカット
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

2.0

典型的な「どんでん返しやり過ぎ」ムービーー!
面白い設定を生かす前に、あの手この手で仕掛け過ぎちゃって、お話があっちへいったりこっちへ行ったり!
過去行ったり外行ったり、ミステリーの技を詰め込み過ぎー
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冬時間のパリ(2018年製作の映画)

4.2

ウッディアレン風インテリラブコメin Paris

意識高い系インテリ夫婦たちのキッタハッタを絶妙なユーモアで綴った、ウッディアレン風ラブコメ。
なんだか小難しい議論に講じる登場人物に戸惑うのは最初だ
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

3.9

近年「ラッキー」やら、「さらば愛しきアウトロー」やら、俳優のキャリア終焉を意識した映画を数多くみかけますが、こちらはバートレイノルズのキャリアを振り返る、結果的遺作となった感動ドラマ。
映画のストーリ
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レポマン(1984年製作の映画)

4.7

80年代のカルトコメディをアレックスコックス映画祭で鑑賞!
当時パンクのアーティストに気に入られていたアレックスコックス監督がノリでつくった(としか思えん)作品ですが、まーー面白い!
色褪せない、パン
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