ysakさんの映画レビュー・感想・評価

ysak

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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.0

石井裕也作品、大半は好き。こんなに「コロナ映画」なんだ。ベタを脱臼させて行く手つきがギリコントじゃなく映画なのがいいんだろな。正直、これ系な松岡茉優はお腹いっぱいなとこはある。後半、テーマが拡大してい>>続きを読む

ほつれる(2023年製作の映画)

3.1

尺といい、メッセージ性といい、個人的には微妙。これ映画である必要あんのかな、と思ってしまった。せっかく映画撮るなら、もうちょい何かしら野心を感じたいかも。別に映像作家的野心じゃなくてもいいんだが。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

IMAXレーザーGTの縦、ヤバイすね。チャニ最高。ロシアで大ヒットてのが実世界とのリンクて意味では怖すぎる。

八つ墓村(1977年製作の映画)

3.7

野村芳太郎作。キャストもだけど、なんか画面が豊か。これがむちゃくちゃ当たる時代ではなくなってるなあ。

あしたの少女(2022年製作の映画)

3.9

韓国のコールセンターが舞台だが、まあどこにでもある資本主義の負の側面というか。ど直球なだけに辛い。竹⚪︎平蔵とかに100回くらい見せたくはある。

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.1

リンクレーターお得意なオフビートなシーンも残しつつ「成熟」みたいなものは結構感じた。ウェルメイドだし、ケイトブランシェット楽しそうだし、もうちょっと見られていいと思うな。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.4

ウェスアンダーソンには思い入れ持てないまま来てるが、チラホラと後追いで見てる感じ。現場でどういう指示出ししてんだろなあ。

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.5

原作未読。嫌いじゃないし、キャスト豪華だけど、現在どこに需要ある映画なんだろな、とかは思ってしまった。なんか絶妙にシネフィル的な人も、若い人も見てなさそうな気がする。

イノセンツ(2021年製作の映画)

2.6

噂通り、めちゃくちゃ「童夢」成分高め。というかラストとかは、まんま過ぎて。。

鬼畜(1978年製作の映画)

3.6

マジでタイトル通りな作品だった。40数年前にはリアリティある話だったてのが怖すぎる。

疑惑(1982年製作の映画)

3.7

野村芳太郎作というか松本清張作。ありがちな法廷劇とも言えるけど、桃井かおり、岩下志麻はじめキャストが気合い入ってる。

緋牡丹博徒 花札勝負(1969年製作の映画)

3.9

加藤泰作品、ホント画がカッコいいな。話ら忠臣蔵的というか。シリーズ8作もあるのか。

緋牡丹博徒(1968年製作の映画)

3.8

超有名シリーズなのに初めて見た。藤純子の魅力が少し理解できた気はする。若山富三郎こんなかわいいキャラもやるんだな。unextの古い邦画の充実度は改めてすごい。

旅するジーンズと16歳の夏(2005年製作の映画)

3.5

アホな設定だけど、爽やかなティーン女子モノとして、かなり当たった模様。「シスターフッド」というワードを広く知らしめたらしい。

ブラックベリー(2023年製作の映画)

4.0

オバマ兄貴ご推薦の「元祖スマホ」の映画。スタートアップおじさんたちの遅れてきた青春モノというか。iPhoneでこれ書いてるし、2024年から見ると色々切ない。waterloo sunsetはずるい。カ>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

アカデミーの作品賞にノミネートらしい。この手の欺瞞も、この手のメタもそこまでフレッシュとは思わなかったが、ある種の分かりやすさがウケたのかな。あとはウォークカルチャーとの距離感。日本の配信オンリー扱い>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.1

期待しすぎたかもしれない。ミュージカルが得意じゃないかもしれん。前作より、バナナフィッシュを思い出した。さすがスピルバーグとは何度か感じました。

不夜城 SLEEPLESS TOWN(1998年製作の映画)

2.6

unextにおすすめされ。全く通らなかったけど、時代感は濃厚にあるなあ。歌舞伎町てか、当時の香港のよう。

悲しい色やねん(1988年製作の映画)

2.2

森田芳光作てことで拝見。バブル期だし、この企画だし、なかなか厳しい。ときめきに死すから数年でこの落差。

福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

森達也ドキュメンタリー作品は好きなのも嫌いなのもある。結末は知って見たけど、作り手の気合いは感じた。単に100年前の田舎の惨劇ではなく、エコーチェンバーの話だよな、これ。類型化したキャラクター描写多い>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.1

ブルーレイでも熱さは十分に伝わりました。こりゃ人入る。エンディング曲はおっさん的にはキツいが、まあ。良かったです。プレミアのすんごい試合見てる感覚というか。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.8

紛れもなくロードムービー。設定と見せ方でちゃんと現代的な必然を感じる。こういうのなら、邦画が海外マーケットで勝算ありそうだがなあ、と思ったり。

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

1.0

酷いな。酷すぎて笑えるということもない。なんじゃこれ。

怪物(2023年製作の映画)

3.3

そりゃうまいと思いますが、ウェットさはもうちょい抑えていいんじゃないかなあ。あと、田中裕子がうますぎて怖い。坂本龍一さん、ご冥福を。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.6

ポールシュレイダー作。いまだ、気合い入ってますね。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.6

なるほど。個人的に、鬼滅よりは全然見やすい。サンプリング感とテンポかなあ。

バージニア・ウルフなんかこわくない(1966年製作の映画)

3.8

これデビュー作で、卒業、キャッチ22と続くフィルモグラフィーは、えげつない。口喧嘩映画て、キャストへの依存度高いだけに、上手くやるとこういう強度が生まれるんだろな。

NO SMOKING(2019年製作の映画)

3.4

細野さんは佇まいがズルいよなぁ。ドキュメンタリー作品としてはハッキリ言って大したこたないが、そりゃまあ興味深い。

映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

3.7

見たことない映像がたくさんあった。長いのと、過剰にウエットなのはちょい気になった。けど、見て良かったです。

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.8

こんなのが主人公な時点で、企画としては勝ってる気がする。ギリ嫌悪感抱かせないキャラ造形て、バランス難しいんだろな。映画てメディアは「みんな違って、みんないい」よりは「みんな違って、みんなアホ」を見たい>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

刺さる。「最後の夏休みを再生する」ていいコピー。なんというかbibioぽい。子役のコ、素晴らしいバランス。REM「losing my religion」カラオケ最高。

Love to Love You, Donna Summer(原題)(2023年製作の映画)

3.6

HBO制作。I feel loveは今聞いても素晴らしいな。当時の画ついてると余計に。

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

3.8

unext独占で、これもA24らしい。監督はあんま意識してなさそうだけど、評価のされ方はほぼ90sインディリバイバル文脈な気はする。まあなんも起きないんだけど、撮影とか音楽の使い方はホント上手い。

Saltburn(2023年製作の映画)

4.3

だいぶキテるな笑。絶妙にオフビートでカルチャーネタ多いコメディ感とロケーションとしての屋敷が効いてる。達者な演者たちに開放感を感じさせるのがプライオリティ高そう。ラストのダンスといい、キモおもしろい。>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.1

ミシェル・ウィリアムスそもそも好きだけど、より好きになる制作話。死ぬほど地味だが、ちゃんと起伏あり、切ない話だった。予算ないだろうに、画がいちいち映画的なのが素晴らしい。

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