ショウジさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)

3.4

原作小説を読んだのがだいぶ昔なので、こんなに殺伐とした話だったっけ…と思った。銀粉蝶が演じている姑が怖すぎる…
思ってることを無神経にぽんぽん口に出すキャラクターばかり集まっているのは気になったし、人
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緋文字(1972年製作の映画)

2.8

キリスト教絡みの映画がことごとく合わないので避けていたのにうっかり観てしまった…
信仰の無意味さや虚しさを感じる終わり方だった。
ヴィム・ヴェンダースは好みなものとそうでないものの差が激しい。

東京ヴァンパイアホテル(2017年製作の映画)

3.0

ドラマ版を鑑賞。
episode7までは苦行に近かったのだけれど、ガラッとテイストが変わるepisode8.01〜9の渋川清彦が良い味出していたので観ておいて良かった。
7までは安達祐実が良かったから
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岬のマヨイガ(2021年製作の映画)

3.5

血の繋がりのない3人が一緒に暮らす様子は観ていて楽しかったし、食べ物がちゃんとおいしそうなのも良かった。妖怪たちと力を合わせる感じは『ももへの手紙』とちょっと似ていて、河童たちやお地蔵様とのやりとりに>>続きを読む

平成真須美 ラスト・ナイト・フィーバー(2019年製作の映画)

2.5

伊藤沙莉は良かったけれど、話がつまらなかった。
林真須美と同じ名前にしているのも安直で嫌。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.6

ロケットが中心のストーリーなのが嬉しかったし、マンティスとドラックスが活躍するのも良かった。最初から目的が一つではっきりしているので見やすかったけれど、その分こぢんまりとしすぎていたかなとは思う。あと>>続きを読む

GOLDFISH(2023年製作の映画)

3.3

懸賞で当たったチケットで鑑賞。
永瀬正敏のかっこよさと渋川清彦の愛嬌で映画としての形をなんとか保っているように感じた。私は仲野茂だけ豊田利晃監督の映画で見かけていて知っているくらいの知識しかなかったの
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裸のランチ(1991年製作の映画)

2.5

わけわかんないしタイプライターとか昆虫がとにかくきもかった。

クローネンバーグ1本も観てないと思ったら『マップ・トゥ・ザ・スターズ』観てた。あれもっとつまんなかったな…

その日、カレーライスができるまで(2021年製作の映画)

3.0

ほぼ一人芝居で出来上がっているコロナ渦ならではの短編。
ただストーリーが退屈だった…長さが2,30分だったらまだ良かったかも。

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

3.6

恋人に会いたいっていう一点での行動のせいか主人公の行動が色々と軽率すぎて、契約書ちゃんと読んだ?甘くない?とか思ったけど、オチが痛快。
ちょっと悪趣味でもあるけど…まあそもそも作り話だから許せる。
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オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

3.7

オードリー・ヘプバーンの温かい人柄がよく伝わってくるドキュメンタリー。「愛されたことのない人は愛し方がわからない」なんてよく言われる言葉だけれど、あれは甘えなんだなと思った。

作品は『ローマの休日』
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からっ風野郎(1960年製作の映画)

3.0

三島由紀夫の演技がむず痒かった。
女性がヤクザにレイプされて好きになるっていうの極妻でもあったけど、今同じ描写したら時代錯誤だし、まじで犯罪…恋人にすぐ手上げるのもひどい…あえてヤクザ映画を観ることは
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恋とボルバキア(2017年製作の映画)

3.3

取材対象者が多いせいか1人1人の印象が薄く、彼女と同棲しているのに会いにくる男とか一回姿くらました人なんかが悪目立ちしていて、伝えたいメッセージが薄まっているように感じた。
密着するのを2、3人にして
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.0

登場人物の生活の様子がほとんど窺えず、退屈だった…
アラナやゲイリーが心の底からしたいことが一体何なのかわからなかったけれど、1970年代のアメリカはとにかく何かに向かってがむしゃらに走ることが良しと
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なまず(2018年製作の映画)

3.3

『亀は意外と速く泳ぐ』の頃の三木聡っぽい映画を作りたいんだろうなーとは思ったけれど、主人公カップルのエピソードと、彼氏のバイトのエピソードがとにかくつまんなかった。

ムン・ソリ演ずる副院長のキャラク
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BOLT(2019年製作の映画)

2.5

原発の事故に振り回された人々を描いているから当たり前といえば当たり前なのだけれど、どうしようもなく暗い映画で『希望の国』と同じくらい「なんで作ったの?」と思わされる作品だった。震災に関する話はドキュメ>>続きを読む

人生、ただいま修行中(2018年製作の映画)

3.6

後ろの方で長めに時間が割かれていた、看護実習の後の生徒一人一人へのヒアリングのシーンが良かった。よく撮らせてくれたなあ…
出てくる生徒たちがみんなひたむきで頭が下がる思いだった。

ディオールと私(2014年製作の映画)

3.3

これピーターいなかったらアトリエの人たちボイコットものでしょ…と思う場面が多かった。5,000万円使ってくれる顧客対応優先させるの当たり前だし、特定の人が欠けると仕事が進まないっていうのは、企業として>>続きを読む

青空娘(1957年製作の映画)

3.5

一歩間違えたら胸糞なストーリーなのに、主人公の気持ちの良い性格が爽やかな作品に仕上げてた。若尾文子が可愛い。そして先生がどこまでも主人公思いの良い男だ…

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

3.5

50年代の人々の生活の様子が見られて面白かった。
結構経済的に余裕ありそうな人たちだったけど…

出てくる人みんな元気で、テレビ局のシーンなんかはめちゃくちゃ働いてて、この時代ですでにバブル期の片鱗が
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縄文にハマる人々(2018年製作の映画)

3.4

縄文好きの人がこれでもかと出てきて、一人一人の熱量がすごかった。
へーと思うことばかりで楽しかったけれど、遺跡、出土品、縄文人の生活スタイル、思想など、情報が雑多に詰め込まれていたので軸になる人を2・
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三年身籠る(2005年製作の映画)

3.6

とんでもないことが起こっているのに、主人公がのんびりしているせいもあるのか、日常のドラマを眺めているように感じられる作品だった。出てくる食べ物がちゃんとおいしそうなのも良かったし、美術もこだわりが感じ>>続きを読む

シラノ(2021年製作の映画)

3.4

Eテレで放送された市村正親版の舞台を観た時は全然思わなかったのに、本作ではロクサーヌが傲慢に見えた。ロクサーヌ役の人が川栄に似ててあんまり美人じゃないっていうのもムカついた要因かも…クリスチャンも頭悪>>続きを読む

国境の夜想曲(2020年製作の映画)

3.3

ニコラ・フィリベール作品の様に説明なしで進行するドキュメンタリーなのだけれど、あまりにも説明がなさすぎて何の映像なのかわからないシーンが多かった。説明なしで成り立つ題材じゃなかったと思う。

ISIS
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メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

3.0

メットガラは美術館の服飾部門の資金集めの為のイベントっていうのが何度も強調されていたけれど、結局はVOGUE側のプライドや意地に塗れてるんじゃないか…と思ってしまった。アメリカのセレブリティに興味がな>>続きを読む

浅田家!(2020年製作の映画)

3.6

写真集を原作にして映画を作る発想がすごい。
浅田家以外にも良い家族が出てきて、現代の人情ドラマといった感じだった。

前半の1時間くらいで写真集が出来て、この後の1時間何するんだろうと思ったら震災の写
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雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

3.0

新海監督の長編の中で唯一観てなかった作品。

メインキャラ3人とも声が良い。
近年の作品に比べると世界観がちょっとわかりづらかった。
主人公がヒロインを救おうとするひたむきさは一貫してるんだなと思った
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東京島(2010年製作の映画)

3.5

原作が面白かったので観てみた。とはいえ読んだのは遠い昔のことなのでこんなオチだったっけ!?と思った。そして原作と違ったとしても、この人を食ったようなオチ、私は好きだ。
全編通してちょっとシュールな笑い
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.4

ひたすら主人公がかわいそうで楽しめなかった。ラストは良いっちゃ良いけど、それまでが辛い分もうちょっとスカッとさせて欲しかった…
サンディが踊るシーンでどんどん変わって行くファッションが観ていて唯一楽し
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サンダーバード55/GOGO(2020年製作の映画)

3.6

満島ひかりが徹子の部屋にゲストで出た時に面白そうと思ったので観てみた。サンダーバード初めてまともに観たかも。
ペネロープさんがおしゃれで勇敢。執事のパーカーも手癖悪いけど役立つ面もあって良い味出してた
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.4

トムホ版のスパイダーマン、行動があまりにも子どもっぽくて改めて苦手だと感じた。マルチバースが開いてしまった経緯については把握していたものの、ドクター・ストレンジ2→ワンダヴィジョン→本作と逆行して観た>>続きを読む

プリンス&プリンセス(1999年製作の映画)

3.3

夜のとばりの物語と同じフォーマットだった。
初期作品ということもあって割とざっくりとした作り。
葛飾北斎の絵をモチーフにした『泥棒と老婆』が頓知が効いていて良かった。

聖山(1926年製作の映画)

3.0

レニ・リーフェンシュタール絡みのドキュメンタリー観てると必ず登場するので気になって観てみた。
この時代にこの映像を撮ったっていうこと自体はすごいんだろうけど、いかんせんお話が面白くない…

リーフェン
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キリク 男と女 3D(2012年製作の映画)

3.4

キリクと村人のエピソード5本立て。
村人がキリクに対してだいぶ優しくなってた。やっと学んだか…遅いわ…
オスロ監督は人種差別に対する批判を柔らかくわかりやすく描くのが上手い。

BELUSHI ベルーシ(2020年製作の映画)

3.4

死に方を知っているだけに後半どんどん悲しくなっていってしまった。
繊細さをクスリでごまかしてたっていうのが切ない…
人を笑わせるのは好きだったし楽しいこともあっただろうけど、あそこまで人に注目されるの
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ショコラの魔法(2021年製作の映画)

3.0

少女漫画をそのまんま映像化している感じがこそばゆかった。
ただ、私が小・中学生の頃にこういう雰囲気のドラマが多かった気がしてなんか懐かしい気持ちになった。
あそこまでわかりやすくツンデレな同級生、ここ
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