jumoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

WSSの象徴であるあの非常階段の隙間から覗くラストのカットが美しくて思わず息を呑んだ
ちょっとした表情や俳優の肌の色が登場人物のパーソナリティを重厚感増して語っていて、50年代のマンハッタンであの一夜
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.4

エイダがただのお人好しのおばちゃんという訳でもなく、ドッグレースに全財産賭けたり飲み過ぎた翌日に遅刻して怒られたりクレイジーな一面が垣間見えて、ぐっと好きになったね
経理のメガネの男けしからん…と思っ
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.1

相手に執着したり独占したりするだけが愛じゃないだろうに、「周りが定義する愛じゃなかったのか」と悩む茂巳さんの愛おしいこと…
茂巳の状況を知ると口々に最低な男と罵られるけれども、実際の茂巳は不器用さも含
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

4.3

「卒業後にしみったれた田舎を飛び出す予定だったが、現状のままカムアウトして周囲を頑張って適応させる」というアンバーの芯の強さが、自分の感情すらも誤魔化して捩じ伏せようとするエディのいじらしさをより強調>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

ぶっちぎりで、ダブチ!!(ごめん、言いたくなった)
どれだけサイコパスで狂っていようと、料理はちゃんと食べれるものを作ってるあたりがちゃんと料理人だよね

大袈裟ではあるが飲食業を突き詰めた先の闇など
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

4.4

すごくすごくすごく良かった
社会が築き上げた"理想の生活"っていうのが、誰にとっての理想なのか思い知らされる感覚が面白い
序盤の出勤する旦那を玄関先で見送る妻たち…という風景から違和感はあったよね
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RRR(2022年製作の映画)

3.7

脂ぎっとぎとの豚骨ラーメン全部乗せ(無料ライス付き)食べた後みたいな、そういう頭の悪い事をした時になるハイで3時間ずっと観てられたね最高です

マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.8

キャットが自分のことを自分でして、チャーリーがSNSを始めるところ、お互いの生き方は否定せず「変えてみるともっといいかも」と相手のアドバイスで苦手な事に挑戦するってさ…もう籍は入れてないだけで結婚じゃ>>続きを読む

君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

3.8

イギリスの風景を北から南に映してくれる、ゆったりした良いロードムービーではあるものの、映画そのものの良し悪し以上に「ギンレイホールが最後の番組に選んだ映画」という状況の方がエモーショナルで、評価がガバ>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.7

当たり前に人に優しくできる人はいいよなあ
ソルトが土埃巻き上げながら車で駆けつけるシーン、愛おしくてニヤニヤしてしまった
理解してくれる人と幸せな人生を歩んでおくれ…

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.2

妊娠出産中絶は圧倒的に女性が割を食う
身体の構造上仕方ないことだけれど、感情を分かったように語られるのはなんか違うよな
親世代よりも確実に選択肢は増えているが、表面的には多様性を認めることが善とされて
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.8

ソヨンに「子供を訳あって仕方なく捨てた母親(でも本当は愛に満ちている)役」を求めすぎている感じが気持ち悪い…生まれてきてくれてありがとうをみんなに言うシーンとかさ…(鳥肌)

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

あの4人でクズ男をロンダリングしまくる話かと思ってたので、妥協するラストに面食らった
でも妥協によってより現実感がある映画になってすごく良かった

女性が限界まで溜め込んだフラストレーションを吐き出す
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アムステルダム(2022年製作の映画)

4.3

あの3人が混乱の時代でも大切なことが何かを見失わなかったのは、アムステルダムで過ごした時間があったからなんだろうな…
愛についての映画って美しいよな

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.1

彼の家にコリンファースとドライブして、「パイとビールの片づけしました」って言われるシーン、ヒヤヒヤしすぎてゲボ出そうだった

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

何になりたいかも分からないのに、何者でもない自分であることは許せなくて、興味を片っ端から消費していく感じ…身に覚えありすぎぃ…
若い内はそれがまかり通っても、30過ぎるとそうも言ってられなくなるのよね
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.3

お互いをアステアロジャースと称する爆可愛い夫婦から生まれたんだから、そりゃ〜〜もう可愛いよな、バディ…
暴動が起こった時代でも、その日常では子供の笑顔が絶えないように地域の大人たちが頑張っていて、なん
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.1

こんなん埼玉版コーダじゃん…!!
「大丈夫」と「しょうがない」が口癖な幸薄長女のサーリャが背負ってるものが重すぎて泣ける…

バイト先のおばあちゃんや同級生の悪意ない辛辣な一言や、クソ尾崎豊野郎(熱い
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.4

実績がないどころか霊と触れたことすらなかったのに、派手な広告打って起業しちゃうのすごい。アメリカンドリームにも程がある
全編通してビルマーレイがべとべとしててかわいい

モンスター上司2(2014年製作の映画)

3.6

前作の小ネタを盛り込みつつ、お馬鹿具合が成長している3人が微笑ましい
ジェイミーフォックスの可愛さと悪さのバランス感覚は一生このままで居て欲しい
とりあえず観終わったらRoar聴いたよね(最強ガール宣
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オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.8

半沢直樹みたいな、フラストレーションからの爽快感を味わえてめちゃ楽しい!
でも最後の最後で、別にピカールは正義に燃える人ではなかったんだな…となって怖くなる。確かにスリラーだわ
あとポッと出の弁護士が
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.5

とても良い視聴者なので、ついさっきまで嫌なやつと思ってたあいつが…!的なこの手の映画、製作者の思惑通りに感情移入しちゃうのでなんだか悔しい

ブロンド(2022年製作の映画)

3.5

マリリンモンローというアイコンを演じてるのにコントになっていないのすごいよ、アナデアルマス

性描写の胸糞悪さはさておき、マリリンコールを送る男性たちの描き方に悪意があって痺れた
もうちょっとマリリン
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ロッキー(1976年製作の映画)

3.3

冒頭のロッキーがただの田舎の頭弱いイキがりマッチョだったし、エイドリアンへの強引さもドン引きしてしまった
ポーリーの妹のこと全否定する感じも無理すぎて、なんか私の中のフェミがやいのやいの言ってた
…の
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

2.7

とりあえずオダメイにはお世話になりっぱなしなんだから、金一封くらい渡さなきゃだめじゃない?

デミムーアのショートカットはかわいいな

リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.3

共通の敵を作って結ばれた2人の友情が希薄すぎて全く信じられん
どうせまたすぐ裏切るんでしょ?
信じられるのはタリアライダーの可愛さだけ

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.8

自分の手駒じゃなくなったら殺すみたいな野蛮な考え怖ぁ…
レディーガガのむちむちっぷりが、強欲で我の強い金持ちの女そのもので最高に震えた。ビジュからして邪悪な感じ

(ジャレッドレト劣化!?と焦って画像
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そしてバーバラはアランと出会った(2022年製作の映画)

3.4

バス停で語り部をしていたバーバラが、バスに乗るところで過剰に泣いてしまった
こんな当たり前な権利への道程が果てしなすぎて…

まさかのカーテンコールなラストに胸熱

GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

4.0

ガガーリン団地を残そうと奮起していたユーリが、母親が戻ってこないと分かった瞬間に壁をぶち抜いて自分の宇宙船を造るシーンで涙腺崩壊…

団地映画って、かつての活気とか哀愁が描かれてるから良いよなあ
実際
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見栄を張る(2016年製作の映画)

3.0

タイトルがいい感じなので、主人公が見栄を張りすぎて自分の首を絞めていく映画を勝手に期待しちゃってたけど、わりと流されがちでふんわりしてた。見栄を張るのに疲れちゃったのかな?
主役の女優さんが深津絵里似
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あの頃輝いていたけれど(2022年製作の映画)

3.4

もっとコメディかと思ってたけど、意外にもめちゃやさしい映画だった
各々が思い合って、だけど搾取されていないラストが良かったよね

ダイアナ(2013年製作の映画)

3.1

これダイアナ妃だからギリ許されてるけど、職場に来ちゃったとか他人のふりして電話かけるとか冷静にめちゃやば女のメンヘラ日記じゃん…

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.4

松山ケンイチ、蒼井優、池松壮亮、柄本時生…私のオールタイムベスト俳優を集めてもお釣りが来るくらい、絶叫する演出がうるさくて無理
でも宮本の反撃はアドレナリンじゃばじゃばで見入ってしまったね

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

4.1

理屈で考えられなくなった妙子と、合理的に生きているはずの二郎が所々で見せる感情のバランスが絶妙
登場人物全員どこか歪で、でもそれが生身の人間っぽい

何か「別れ」を体験した時にすぐに次で上書きして忘れ
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(1963年製作の映画)

3.2

ヒッチコック映画に出てくる女ってみんなガッツがあっていいよな

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

演技だって忘れちゃうくらいジェシーとの会話がそこら辺にいそうな子供とのとりとめないやりとりで、普段映画で目にする子供ってかなりデフォルメされてるよなとハッとした

職業柄子供の扱いがうまいジョニーも、
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