このレビューはネタバレを含みます
”強敵”
フル3DCGに生まれ変わった公安9課の活躍を描くアニメシリーズのシーズン2。
✏️難解さ復活
前シーズンのレビューにも書いた、「アクション面のクオリティ・迫力の向上」。
この点はやはり当シーズンも健在で、特に9課が本作の黒幕であるポストヒューマン・シマムラタカシとの最終対決に臨むシーンは、誇張でも何でもなくまるでアクション映画さながらのアクションと銃撃戦が楽しめた。
しかし肝心のストーリーの方では、まぁこれは「攻殻機動隊」という作品の良い部分でもあり悪い部分でもあるのだけど、話の複雑度が向上したような気が。
シーズン1が比較的単純なストーリー展開であったのが災いしたかな…
『STAND ALONE COMPLEX』および『2nd GIG』もまあまあ難解なストーリーであったが、自分なりに咀嚼して攻殻機動隊の世界観に浸り楽しむことができていた。
しかし、当シーズンではその感覚に至ることもほぼなく、ひたすら置いてけぼりにされていくというか…
うまく言語化できなくてスミマセン。
特にやはり、敵に殺されたはずの9課が実は生きていて…?的なあのクライマックスをイマイチ理解できなかったのは致命的だったかも。
結局夢オチ?シマムラタカシが見せていた別なビジョンだったの…?
☑️まとめ
自分がこれまで見てきた攻殻機動隊シリーズの中で唯一、作品の世界観に今一つ浸れず「あぁ、攻殻見てるな~」と思わせられなかったのでシリーズ初の評点★4つ切り。
ネット上の評判を見てもやはり賛否あるようで、続編制作までの道のりはかなり厳しそうな感じ。