”Re”
『鬼滅の刃』『呪術廻戦』と肩を並べ、2020年代を代表する漫画・アニメ作品の一つとなった本作。
現在も様々なメーカーの商品やイベントとのコラボ企画が立ち上がっており、作品名やキャラクタービジュアルくらいは目にしたことのある方も多いはず。
✏️現代に蘇る”ヤンキー”漫画
タイムリープというSF的要素と、昭和後期～平成中期にかけ漫画の人気ジャンルのひとつとして親しまれてきたヤンキー漫画が奇跡の融合。
主人公・花垣武道が、うだつの上がらぬ今の人生を変えるため、またかつて相思相愛であった橘日向を死の運命から救うため、タイムリープを繰り返し徐々に歴史を修正していく。
ふつうヤンキー漫画の主人公というとそれなりにケンカの腕が立ち豪快な人物である印象が強いが、武道は基本的にヘタレでありケンカなどもってのほか。
しかし「日向を救う」という目的のためには一肌脱ぐ。
登場人物の中で最弱である彼が、ほぼ最弱のままではあるが徐々に成長し、ターニングポイントとなる出来事では一本芯の通った行動で「未来」を変えていく様は痛快。
ストーリー的にはSF×ヤンキーをしっかりとやっているので好感が持てるが、それ以外のシーンでの「コテコテな」演出に若干の胸やけ感があるのだけが残念。
原作が連載されている週刊少年マガジンの読者層を考えると致し方ないのかもしれないが、主にギャグシーンやお色気シーンがひと昔前の漫画を見ているようなコテコテ加減。
ヤンキー漫画の醍醐味とも言える敵対組織同士の抗争シーンもイマイチ迫力にかけ、拍子抜け感があった。
☑️まとめ
既に第2期の放送が、2023年1月に決定されている模様。
第1期となる本作はクリフハンガー的なシーンで終幕となっているため、続きは非常に気になる。
アニメではコテコテに見えたシーンも漫画だとまた印象が違うのかな？
2期の放送までに原作も履修しておこうかしらん…
