ちょっと魔法でばんそうこ

フランダースの犬のちょっと魔法でばんそうこのレビュー・感想・評価

フランダースの犬(1975年製作のアニメ)
3.3
 (1975) フジテレビ
子どもの頃にラストを見て胸が詰まる思いだった。

〈以下、全話鑑賞時の追記〉
日本アニメーション制作。
現在の"世界名作劇場"シリーズ第1作目。
イギリスの女性作家Ouida(本名Marie Louise de la Ramée)の1872年の小説 原作。
舞台は1870年頃のベルギー・フランダース地方。
劇伴は素敵な曲ばかり。クラリネットも良き〜♪。弦楽器は置いておいて、フルートなどの木管楽器とシロフォンやグロッケンの劇伴。「よあけのみち」の冒頭と終盤ホルンの装飾音というのか、あれも素敵よね。
「よあけのみち」の"Zingen Zingen Kleine Vlinders"はフラマン語(≒ベルギーで話されているオランダ語)で「歌え 歌え 小さな蝶々」の意味。
平均すると3話に1話は泣いていた。他人が見れば、哀しいお話なんだけど、ネロはいっぱいいっぱい幸せだったんだね。優しいジェハンじいさんと、パトラッシュと幸せに生きたんだね。そしてパトラッシュも同じくネロから優しい心をもらったのだ。
音楽:渡辺岳夫

🪵1話 少年ネロ
ベルギー、フランダース地方 アントワープ
クロ(アヒル) ヌレットおばさん 牛乳缶
アロア いちご飴 ジェハンじいさん
パトラッシュとの出会い 荷車引き
靴に水 母との情景
🪵2話 アロアと森へ
野いちご 動きのはやい雲
木こりのミッシェルおじさん 積み木 絵
コゼツ エリーナ
🪵3話 アントワープの町で
ヘルモンド 心で見る 6年前 命日
マリア様の絵 あの子との再会
🪵4話 新しい友達
ブラッケン村 アンドレ ハンス 釣り
ジョルジュ ポール ネロは泳げない
 ✏︎ ポールは萌え袖
🪵5話 パトラッシュ
秘密の場所 ダックス(ダックスフンド)
🪵6話 がんばれパトラッシュ

 ✏︎ クロのテーマ曲が面白く可愛い
🪵7話 スープをおのみ
 ✏︎ 生きるものは皆いつかは死んでしまうけれど、まだ生きられるんだよ。心優しいネロのもとで。もうムチでぶたれることもない、喉を渇かすこともない。ネロと一緒に生きていける。
🪵8話 ほえたよ おじいさん
 ✏︎ 賢いクロ。可愛いね
🪵9話 おもいでの鈴
 ✏︎ 素敵な鈴、とても似合っている☺️ 今話からEDが「どこまでも あるこうね」に変更。
🪵10話 アロアのブローチ
初めての自由な森
ネロがくれる優しさと自由 美しい景色
生きる歓び
 ✏︎ 泣くよ… 「こんなに美しい景色を眺めたことはありません」だなんて。本当に良かったね、パトラッシュ。。
🪵11話 エリーナの花畑
「神様は、お前たち犬が人間みたいに働くようには、お造りにならなかった」
エリーナは花が好き
クロは相変わらずパトラッシュにアプローチ
🪵12話 おじいさんの小さな壺
2フラン、3フラン
「虫が良すぎるのはあんたのほうだ」
「パトラッシュを散々ムチで打ちのめして、動けなくなるまで働かせて、死んだと思ったから捨てたんだろうに。」
 ✏︎ またまたクロ😊今度は頭に乗るアプローチ方法😊😊ホントにパトラッシュのことが好きなんだね笑
利息ってどーゆー理屈なんだよ!借金じゃアねえんだから!
🪵13話 ナポレオン時代の風車
縦笛吹きノエルじいさん ロバ公
風車職人 「今日の仕事はもう終わりにした」
村の人にはない何か 似顔絵2つ
笛吹きのときと仕事のとき 澄んだ目 親しみ
 ✏︎ クロは本当にパトラッシュが好きなんだね☺️愛鳥者としては、パトラッシュと同じくらいクロが可愛い。
🪵14話 夜空に描いた絵
夢 立派な農夫、木こり コウノトリ
たまらない憧れと湧き上がってくる炎のような情熱
そう思えば思うほど 大空のキャンバス
🪵15話 古い帳簿
差し込む朝日 紙の匂い
🪵16話 10サンチームの写生帳
心の求めるものを求めて精一杯に生きる
 ✏︎ ネロのテーマソング。嘘つきハンスのクソ野郎。誠実な男、ミッシェルおじさん。凛々しい目のネロ。
🪵17話 丘の上の木の下で
鉛筆 レース編み 最初はパトラッシュ
画用紙を入れる袋
 ✏︎ 本当に、クロもクロのテーマソングも可愛い。
ネロとパトラッシュ、アロア3人で笑いながら走りまわる様子。どんな幸せなシーンも泣けてくる。
🪵18話 いたずらっ子のクロ 🌼
郵便屋さん ヌレット・・・神経痛 ミレーヌ
クロード
岩の間にハマったクロ、パトラッシュに身を預けるの巻
神経痛に効く薬草
 ✏︎ 愛鳥家としては、神回と言っても過言ではない。 今話はクラリネットの劇伴が多め。
🪵19話 金物屋が村に
ブラバンド生まれの金物屋
 ✏︎ 金物屋の音が聞こえただけで怯え出すパトラッシュが、とても可哀想だ…… 心の傷はそう簡単には癒えない。ネロもあの晩は生きた心地がしなかったんじゃないだろうか…
🪵20話 どこまでも
パトラッシュの遠吠え
🪵21話 船で来たお客さま
アニー ソフィア(バースの妹) イギリス
いつかは…
🪵22話 イギリスからの贈物
ジェハンじいさんの心
🪵23話 アロアの誕生日
秋 グレタ 森の奥の珍しい花 ダントンさん
 ✏︎ パトラッシュ活躍。
🪵24話 アロアの絵
秋風 牧草狩 秋が短い 
 ✏︎ アロアのテーマソング🌷
🪵25話 アロアがいない
村の景色
「ネロ、うちの父ちゃんはいっつも言ってるんだ。子どものときは嫌なことは嫌ってハッキリ言えって。大人になっちまったら、たとえ嫌でも嫌って言えないことが、山ほどあるんだってさぁ。」
ホンモノの子ども
🪵26話 さようならアロア
🪵27話 アロアのいないクリスマス
冬 噂 ミサ 木靴 3色のチョーク 手紙
 ✏︎ この頃は、なんでも木で作ったんだね。アロアからの手紙だけであんなに喜ぶなんて… ヌレットおばさんがいて、ジェハンじいさんがいて、パトラッシュもいて… 泣けるよ。
🪵28話 親切な貴婦人
雪 亡くなった坊ちゃん 美術館 ルーベンス
ネロが2歳のときに死んだお母さん 2年前
🪵29話 ルーベンスの2枚の絵
銀貨(フラン)
「絵を見るのになぜお金が必要なんだろう」
 ✏︎ ジョルジュ、頭いい…
🪵30話 雪の中の約束
イギリス
「初めから人に見せるために絵を描く人はいないわ」
ソリ🛷 貴婦人からの手紙
 ✏︎ たしかにそっくりだ。
ソリと一緒に走るパトラッシュも可愛い☺️
🪵31話 ネロの決意
春 ノエルに頼まれた樫の木
ノエルはミッシェルの切った木しか使わない。
ジェハンは若いころ兵隊にいた(そのため仕事も身につけられなかった)。
ミッシェルはネロを木こりにしたいと思っている。
ノエルはネロの絵の才能を活かしてやりたいと思っている。
ネロの、ものを見る目の輝き
木に逆らわず斧を入れる、素直な材木が取れる。それが分かる木こりは少ない。
自分が本当にやりたいこと 
🪵32話 大きなカシの木
マメ
🪵33話 こころの手紙
夏 ミレーヌからヌレットへの手紙 風車の絵
ヌレットの家の柱の傷 上がネロ、下がアロア
初めてネロたちがヌレットの家へ来たとき
ずっとネロの母親代わりだったヌレット
 ✏︎ 久々にネロのテーマソング。
🪵34話 ヌレットおばさん
クロをもらうネロ 思い出の転がる木馬
クロの新しい小屋 アンドレと仲良くなる
 ✏︎ ネロを慕う人がどんどんいなくなっていくね。悲しい。泣いてしまう…
🪵35話 お帰りアロア
アロア病気にかかる クロいなくなる
クロ、跳ね橋のたもとでアロアが帰ってくるのを見張る。
バートランド医師の家 絵を代わりに
束の間の再会
🪵36話 アロアのくすり
優しくあたたかい心 村の澄んだ空気
いちばんよく効く薬 風車のきしむ音
 ✏︎ バートランド先生は優秀なお医者さんだね。。
🪵37話 うれしい知らせ
コンクール クロとも再会 いちご飴
クロと一緒に川で泳ぐパトラッシュ
「ねえ、おじいさん。絵を描くって怠け者のすること?」
🪵38話 ネロの大きな夢
アントワープの学校
二人の白い旗(三角、四角) 赤い旗 名案
わんぱく坊主の友達思い
「優しい心って、どうしたら絵に描くことができるんだろう?」
「ジョルジュの、本当の心を絵に描けたらなあ」
「ネロの夢を取り上げるようなことだけはお許しください。今のわたしには、あの子の夢を育ててやることしかないのですから」
新しい勇気 ジョルジュの絵
 ✏︎ ジョルジュとポールの家、初登場かな?👌🏻
🪵39話 心をつなぐ二つの旗
ネロの仕事の辛さを初めて知ったアロア
「ネロをいじめないで… ! 」
 ✏︎ クロもハンスの意地の悪さには気づくらしい。
アロアもネロも、ほんとに良い子だ… また泣いた。
🪵40話 おじいさんの口笛
おじいさんのもじゃもじゃのヒゲに触りたくて毎日お使いにくる女の子
「ゆっくり回っている」 パネル(木製の板)
おじいちゃんと暮らしている
「でも、つまんなぁい。うちのおじいちゃん、おヒゲ無ぁいんだもん」
🪵41話 なつかしい長い道
石けり
🪵42話 となりに来た人
セルジオ ジェスタスさんの一缶だけ
🪵43話 アロアのおてつだい
波止場の荷物運び ジェハンじいさんの顔
🪵44話 おじいさんへのおみやげ
ジョルジュとポールの優しさ
ジェハンじいさんの席
「ネロ、良い絵を描くんだぞ」 鐘
 ✏︎ 可哀想なネロ… 出来ることなら、代わってあげたい。
🪵45話 ひとりぼっちのネロ
「この道ももう、おじいさんと歩けないんだよ」
大きくってあったかい背中 メヘレンの鍛冶屋
🪵46話 おじいさんの顔
「親方」 クロもついてくる 空耳の口笛
ミッシェルおじさんの申し出
 ✏︎ ポール、可愛い☺️ このとき、ミッシェルおじさんの所に行っていれば結果はちがっていたかもしれない…… ちなみに、もちろんこの回も泣いた。
🪵47話 風車小屋の火事
パトラッシュ、ネロに毛布をかける
心の中でおじいさんは生き返った
アンドレの訪問 クロが人形を見つける
 ✏︎ 頭の固いクソじじいバースだな…… (仕事の件)
🪵48話 なくなった仕事
アロアの抵抗 アンドレの優しさ
 ✏︎ この時にこそ、ミッシェルおじさんの所に行くべきだったかもしれないね…… 手にマメをつくりながら、自ら切ったカシの木が使われている風車小屋を燃やすはずがないネロ。
また泣いた。
🪵49話 描けたよおじいさん
おじいさんとパトラッシュの優しい心を
クロも一緒に 緑のマフラーのポール
ジョルジュの心 クロ、初めてのアントワープ
“ネロ・ダース” 197
クロ、ポールのもとへお泊まり
ミッシェルおじさんのお祝い
発表のクリスマスまで待つ
 ✏︎ 娘のアロアの気持ちが分からないのは、あなたが傲慢だからです。
今話も涙をこぼしました。
ED曲の前に次作『母をたずねて三千里』の紹介が流れる。これも、いつか必ず見ます!
🪵50話 発表の日
ミッシェルの広い背中 花びらが8枚ずつ
全部で24枚 久しぶりのジョルジュ
クロ、ポールのもとで暮らすことに
美術館でルーベンス展 最終選考まで
🪵51話 二千フランの金貨
おじいさんが作ってくれた手袋 思い出の荷車
「パパ ! それを届けてくれたのは、パパの嫌いなネロなのよ… ! 」
 ✏︎ せめて、ミッシェルおじさんのところへ行ってほしかった…… それにしてもパトラッシュは何才だったんだろう?
もう一度言う。ミッシェルおじさんの所へ行けばいいんじゃないの…(涙)
アロアの一言で、声を出して泣いた。号泣。
🪵52話 天使たちの絵
ノエルじいさん ヌレットおばさん
ネロの手紙 ジョルジュとポールの鐘
ヘンドリック・レイ ルーベンスの後継ぎ
ルーベンスの2枚の絵


♩よあけのみち


Peter Paul Rubens(1577-1640)
バロック期のフランドル(現在のオランダ南部、ベルギー西部、フランス北部)の画家。祭壇画、肖像画、風景画、歴史画(神話画や寓話画も含む)など、様々なジャンルの絵画作品を残した。
アントワープ(アントウェルペン)つづく…


▪️2021年8月 視聴中断。
▪️2022年9月5日〜9月25日 鑑賞