櫻本榮真

いちばんうしろの大魔王の櫻本榮真のレビュー・感想・評価

いちばんうしろの大魔王(2010年製作のアニメ)
2.5
私はアニメーションを初見にして、後から原作に触れるようにしています。そのため原作との差異や矛盾点については原作から入った方のレビューにお任せします。あぬまでアニメを初めて見た目線で書かせて頂いていますこと、ご了承ください。

【良かったポイント】
とてもわかりやすいストーリー展開で12話通して多くを考えずに見ていられます。ただ、よくよく考えると私にはハテナな所が随所に見られました。しかし、何気なく鑑賞している分には引っかかるところも少なかったことと、12話の間で中弛みした感じは少なくて見やすい作品だと思います。

【難しかったポイント】
一方で評価を上げられないのは、女子の裸や性的な表現が不必要に多い点でしょうか。ストーリーのアクセントにサービスカットがあるのを否定する立場ではありませんが、あまりに多いと感じられてしまったのは残念でした。隠すべきところにLINEで使うようなデフォルメキャラクタースタンプの如くポンポン挿入されていて、せっかく可愛い女の子がたくさん出てくるのに魅力半減…とは言い過ぎかもしれませんが…。

また、後半でとある人物が変化して登場しますが、これも評価の分かれるところでしょう。アメリカの某ヒーロー集団に登場するキャクターを連想させるものですが、12話という中で表現するには時間が足りなかったかなと。設定された時代背景的に最も則った存在ですが、ストーリーに絡んできながら残念な感じが物足りなさを感じました。

【タイトルについて】
若干のネタバレになるかもしれませんが、タイトルにまつわるエピソードは早い段階で訪れます。物語に深く関わるものかどうかは見て頂いてご判断いただきたいところです。

【涙腺崩壊ポイント】
とくにありませんでした。

【まとめに】
わかりやすいストーリーではあるものの、そこを固める各要素が若干大味な点は否めないと感じました。2010年に公開されたものであり、時代を感じざるを得ないですが、12話通して見てあっさりと鑑賞を終えました。世界観としていろいろありますが、要するに主人公と女の子たちのイチャラブ物語です。
櫻本榮真

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