ブタブタ

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 第2クールのブタブタのレビュー・感想・評価

4.0
2期はあっという間に終わってしまった。
第6部は特にスタンド能力が複雑化してバトル中の解説と説明が必要不可欠でそれがスピード感を阻害してるけど、それでも5部迄のバトル物としての面白さより相手の先を先を読む的な面白さ。
でも最後の決まり手で勝った理由が「凄み」とか力技理論なのもJOJOたる処。
このアニメ第6部2期の主役は何といってもF・F。
ツェペリ男爵、シーザー、ブチャラティらJOJOに己の持つ全ての勇気や誇りそして「生きる事」「運命に挑む事」を託すキャラクターとして第6部の其れに当たるのは間違いなくF・Fだった。
(ジョジョリオンがイマイチ盛り上がらなかったのはこういうキャラクターがいなかったからか)
元々はただのプランクトンに過ぎなった生命体がスタンドを得て知性を持ち己のアイデンティティを獲得し友の為に誰かの為に戦う、それは「楽しかった」とか「頑張った」とか後で振り返った時に記憶として蓄積される「思い出」であり其れはF・Fにとって正に人生を構築していく行為だった。
F・Fの短い生涯でそれらを獲得していったこの数話のエピソードは見方を変えれば「人は何の為に生きるのか?」って普遍的な事で、JOJOのメインテーマである「生命賛歌」を見事に描いたものだった。
『JOJO』全てに影を落とす「DIO」という存在。
この第6部でも悪の根源であり皆が奪い合う「天国に行く方法」というマクガフィンでもある「DIO」
やっぱりJOJOにはDIOが必要不可欠。
第7部はパラレルワールドでDIOがダイレクトに出てくるし、第8部の荒木先生が出しといてすっかり忘れた(笑)「記憶の男」こそDIOに関わってると思ったのだけど。
第9部『JOJOLAND(仮)』ではやっぱりDIOを出して欲しいです。
それから気が早いけど『第7部スティール・ボール・ラン』も当然やると思うけど個人的にこの第7部がJOJOで一番面白いと思うので早くアニメで見たい🐎🐎🐎
ブタブタ

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