ニワカだけどアニメ好き

がっこうぐらし!のニワカだけどアニメ好きのレビュー・感想・評価

がっこうぐらし!(2015年製作のアニメ)
4.0
一風変わった青春アニメ

なるべくストーリーの本筋に関わるネタバレはせずにレビューします。
ですが、どうしても2話あたりまで視聴した方向けのレビューとなってしまうので、できるならばそこら辺まで視聴してからこのレビューを読んでください。
ちなみにアニメは全話視聴しました。その先の話は追ってないのですが、最終回の展開は調べてきました。(今回のレビューには関係ないけど)



あらすじ
世界は、突如として現れたゾンビによって、町中が混沌に満ちていた。
ゾンビに嚙まれれば即感染し、ゾンビへと変貌してしまう。また一人…また一人とゾンビが増えていく、そんな世界で、唯一生き残った巡ヶ丘高校の生徒、ゆき、くるみ、ゆうり、みき、そして教師の佐倉先生。
彼女らは、学校内にある設備を利用して、日々を過ごしていたのだった。

良い所
この作品は、ゾンビと学園生活、いうなれば混沌と平和という相反する二つの要素があり、その二つの要素が驚くほどうまくかみ合っています。
例えば、2話の「おもいで」という回で、主人公のゆきが、夏らしい事をしたい!ということで学校内で肝試しをする事になり、夜中の学校を徘徊していくのですが、ゆきだけが素直に肝試しを楽しむ中、ほかの4人はゾンビに警戒しつつ、校内の売店で食品を漁っています。ゆきとその他4人が会話している時は、まるで日常系アニメのような、ほんわかとした雰囲気になるのですが、ゾンビが現れると一変、張り詰めるような緊張感と恐怖に満ち溢れたシーンとなります。この温暖さが、陰鬱なのにどこかワクワクするという妙な不気味さを感じ取ることができ、他作品とは一風変わった「青春」のようなものを味わうことができます。

悪い所
序盤は時間軸が少々gdgdで、3話あたりでちょっとわけワカメになってしまいます。まぁ見ていくにつれてそこらも解明?されていくので大丈夫かなとは思います。
まぁ悪い所はこれくらいですかね。

結論
この作品は、まどマギのようなキャラデザ詐欺と言われていますが、むしろこのキャラデザだからこその良さがあると思います。少なくとも鬱(で終わる)アニメではないと思うので、そういったジャンルが苦手な方でも安心とまではいかなくとも、ちゃんと視聴できるようになっていると思います。
気になればぜひ視聴してみてください。