賞金稼ぎたちの台頭、ますます強まるフォースの波が押し寄せるシーズン2。
前シーズンのラストで強烈なインパクトを残したキャド・ベインのジェダイ聖堂強奪に始まり、『七人の侍』や『ゴジラ』を意識した和のテイストが全編強く。
戦争と平和の間におけるマンダロアの在り方や、軍縮を巡る元老院の駆け引きなど前線から離れた政治的な話が多い。
同時期までに発表されたスピンオフ小説群との齟齬が生じて、作家カレン・トラヴィスが急遽離脱するゴタゴタも...ディズニー買収後は複数人のストーリーグループによる新体制移行で、ライターのチャールズ・ソウルを登用するなど整合性の一致に尽力している。
ストーリーの起伏はやや低調ながらも、フィナーレには少年期のボバ(声はEP2のダニエル・ローガン)が登場し、名誉を重んじ義理堅い「マンダロリアン」以降のキャラクター像へのシフトを思わせる。
