この時代観が好きだし、文豪がテーマという事で視聴。文ストは合わなくて離脱したが、こちらは一応完走。
石川啄木と金田一京助がホームズとワトスンよろしく事件を解決する物語。
主人公である石川啄木が才能はあるが、どうしようもない男。
金銭にだらしない「たかり屋」で、史実に寄せた思い切った描かれ方をしている。
対してたかられる側の金田一京助はちょっと気の毒。まぁ啄木の才能に惚れ込んでいる(という設定)ので仕方ないのかな笑
品行方正な文豪に魅力を感じないので、そこは文句もないのだが、事件解決の流れが割と退屈で、そこは残念。
だったらもっと他の文豪たちのキャラを立たせても良かった。
野村胡堂とか、若き江戸川乱歩(平井くん)とか。。もったいなかった。
時代背景は頑張っていたと思う。
実際に啄木たちが下宿していた蓋平館や、ミルクホールが出てきたのが嬉しい。
あまり色気のないキャラデザではあるが衣装も良かった。
退屈とは言いつつ、10話と最終話は良かったと思う。切なさもあり、ちょっとしんみりしてしまった。。
結局ありあまる才能を発揮することなく夭折した文豪は、人様に迷惑をかける人たらしでもいいと思う笑