八咫烏

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たちの八咫烏のレビュー・感想・評価

3.6
ヤマトは子供の頃に観て号泣したが、内容はほとんど忘れてる、くらいの知識で視聴。
キャラの名前が、鍵を握る人=「キーマン」だったり「ミル」=見るとかダジャレっぽい笑

リメイクの何がいいって、やっぱり作画だと思う。
きれいになっただけじゃなく、重厚感とほんのり泥臭さがあって滋味深い。
キャラデザも本家を損なわずブラッシュアップ。
デスラー総統の肌色が青いのが、子供の頃好きだったのを思い出した。
敵艦隊は造形も良くて、ノイ・デウスーラ(デスラー専用艦)が華があっていい。
爆破も美しかったなー。画がもつんだよね。

さてストーリー。
開始早々男たちがみな異口同音に愛を叫んでいる。少女漫画とはまた違ったベクトルで気恥ずかしい。
そんな序盤はどうも入り込めなくて、時々意識が飛んだものの、中盤以降は何とか乗って観れた。
高次元生命体や、コスモウェーブなどが出てくるが、最近のアニメに比べたら構造はシンプル。時間断層=コスモリバースの副作用らしい。これだけはググった笑
人物の背景や関係性、宿命や人の業など核はやっぱり人間ドラマ。

旧作に思い入れが無いからか、脚本も良かったと思う。
「ズォーダーのモチベーションよわっ」と思いつつも、ちょいちょい盛り上がった。
みなドラマチックに退場していく。。加藤。。ミル。。キーマン。。
若い世代は残して欲しかったなー。
あのまま畳みかけて欲しかったし、ラスト2話は冗長に感じたが最後の最後、終わり方は沢田研二のed曲含めて良かったと思う。
終わり良ければ全てよし。
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