ちょっと魔法でばんそうこ

はたらく細胞のちょっと魔法でばんそうこのレビュー・感想・評価

はたらく細胞(2018年製作のアニメ)
3.0
 (2018) TOKYO MX
清水茜の原作漫画は1巻だけレンタルで読んだ。漫画にしては説明量が多いので、アニメーションのほうが理解しやすいかもしれない。
漫画の感想にも書いたが、体内での細胞の働きを多少大げさにしてストーリー立てることで、分かりやすく描いている。これなら中学・高校の生物で覚えられなかった部分も覚えやすい。やっぱり、覚えるにはストーリー性が有効。
OPもEDも作品に合っていて明るく良い。

🛺特別編 風邪症候群
約37兆2000億個の細胞
⚫︎くしゃみ:鼻の奥に付着した埃やウイルスなどの異物を体外に排出しようとして起こる反射的な反応。その他にもアレルギー反応や、こよりで鼻腔をくすぐったり、コショウを吸い込んだり、太陽を見たりといった刺激を受けると発生する。
⚫︎キラーT細胞(細胞傷害性T細胞):ヘルパーT細胞の命令によって出動する。移植細胞・ウイルス感染細胞・がん細胞などの異物を認識して破壊する殺し屋。主にリンパ組織にいる。
⚫︎リンパ管:キラーT細胞の搭乗口。
⚫︎風邪:医学的には「風邪症候群」と呼ばれる呼吸器系の炎症性の症状、またその状態を表す総称。「感冒」「急性上気道炎」とも呼ばれる。炎症により、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱といった症状が起こる。
⚫︎細胞周期チェックポイント:細胞周期が正しく進行しているかをチェックする制御機構。異常があれば細胞周期を停止、もしくは減速させる指示を出す。細胞自体が制御機構を備えている。
⚫︎細胞分裂:1つの細胞が2つ以上の細胞に分かれる現象。DNAのコピーが行われる「間期」を経て、細胞分裂が行われる「分裂期」に入る。分裂を終えてから、次の分裂が終わるまでのひと回りを「細胞周期」という。分裂できる回数は細胞の種類によって異なる。
⚫︎赤道面:体細胞分裂の中期に、染色体の動原体部分が体細胞の真ん中を区切るように並べられて出来た分裂面のこと。
⚫︎白血球(好中球):外部から体内に侵入した細菌やウイルスなど異物の排除が主な仕事。好中球は血液中の白血球の半数以上を占める。遊走できる。
 ⚫︎↑レセプター:細菌などを察知するレーダー的なもの。
⚫︎ヘルパーT細胞:外敵侵入の知らせを受け、敵の情報をもとに、的確に攻撃できるように戦略を決める司令官。キラーT細胞に出動命令を出す。
⚫︎制御性T細胞:T細胞の暴走を抑え、免疫異常を起こさないように調整する。
ウイルス感染細胞
⚫︎RNA(リボ核酸):塩基成分はアデニン・グアニン・シトシン・ウラシルの4種。細胞内のタンパク質を作り出す過程で様々な役割を果たしている。ウイルスにはRNAを遺伝情報として持つものがいる。
⚫︎ライノウイルス:風邪の代表的な原因ウイルス。大抵の場合、軽い鼻かぜ(鼻水、くしゃみ、鼻づまり)を引き起こす。感染者の鼻水や唾液には大量のライノウイルスが含まれており、感染力は非常に強い。
🛺 01 肺炎球菌
動脈
⚫︎赤血球:ヘモグロビンを多く含むため赤い。血液循環によって酸素と二酸化炭素を運搬する。
⚫︎赤血球の仕事:体中を駆けめぐり、酸素を体の隅々の細胞に運び届けること、肺へ二酸化炭素を運ぶこと。
⚫︎静脈弁:血液の逆流を防いで、静脈を流れる血液を心臓行きの一方通行にする。
⚫︎マクロファージ:白血球の一種。細菌などの異物を捕らえて殺し、抗原や免疫情報を見つけ出す。死んだ細胞や細菌などを片づける掃除屋さんでもある。
脾臓(ひぞう)
⚫︎莢膜(きょうまく):一部の細菌が持つ細胞壁の外側にある層。白血球などの攻撃から、細菌本体を守る。
⚫︎肺炎球菌:肺炎などを引き起こす呼吸器病原細菌。莢膜を持ち毒性が強い。
⚫︎肺炎球菌 菌血症(きんけつしょう):肺炎球菌が、何かのきっかけで血液の中に入り込み、突然高熱が出る病気。細菌性髄膜(ずいまく)炎という恐ろしい病気を引き起こすこともある。
⚫︎樹状細胞:体内に侵入してきた細菌や、ウイルス感染細胞などの断片を抗原として提示しつつ、他の免疫系の細胞に伝える役割を持つ。その名の通り周囲に突起を伸ばしている。
⚫︎血小板:血管が損傷した時に集合して、その傷口をふさぎ止血する。血液に含まれる細胞成分の一種。一般的な細胞に比べて小さい
⚫︎血餅(けっぺい):血液が固まってできる餅状の塊。止血や損傷部の回復に役に立つ。
⚫︎リンパ球:白血球の一種。血液中にある白血球の20〜40%を占めている。免疫を担当する血液細胞。キラーT細胞もリンパ球の一種。
⚫︎溶血:赤血球が破壊される現象
⚫︎肺🫁:空気中から得た酸素を体内に取り込んだり、二酸化炭素を空気中に排出する役割を持つ器官。呼吸するところ。
左肺
⚫︎毛細血管:動脈と静脈をつなぐ細〜い血管。
⚫︎肺胞:空気と毛細血管の間でガス交換を行う場所。両肺合わせて約3億個ある。
⚫︎遊走:組織内を自由に移動すること。
⚫︎被包性細菌:莢膜(きょうまく)を使って身を守る細菌。肺炎球菌もそう。
気管支 気道粘膜
⚫︎白血球の数:1μL(マイクロリットル)あたり約3500〜9500個。
⚫︎赤血球の数:1μL(マイクロリットル)あたり成人男性で約430万〜570万個。成人女性で約390万〜520万個。
🛺 02 すり傷
表皮 外からの刺激を受けやすい皮膚
⚫︎白血球(好中球):外部から体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物の排除が主な仕事。白血球はL-セレクチンという接着分子を持っているので、血管内皮細胞にくっつくことができる。
⚫︎L-セレクチン:白血球と血管内皮細胞との接着に関与する糖タンパク質の一種。
⚫︎すり傷(擦過傷):すりむいてできた傷。表皮のレベルまでしか達していないものを指す。
⚫︎黄色(おうしょく)ブドウ球菌:皮膚や毛穴などに常在する細菌。毒性が高く、創傷部(傷口)などから体内に侵入した場合、表皮の感染症や食中毒、肺炎、髄膜炎、敗血症(はいけつ-)などを引き起こすことがある。
⚫︎血管収縮:傷ついた血管は、収縮することで血液の流出速度を下げようとする。
⚫︎化膿レンサ球菌:咽頭、消化器、皮膚などに生息する、ごくありふれた常在菌の一種だが多様な疾患の原因となることがある。
⚫︎緑膿菌(りょくのうきん):自然環境中に存在する代表的な常在菌の一種。緑膿菌感染症の原因となる。栄養がなくても分裂増殖しまくる。いが生体に入ると、血球や細胞組織を破壊しまくる。
⚫︎GP1b:血管壁が損傷した際、フォン・ヴィレブランド因子を介して血小板がつながれ、血管内皮細胞下組織に粘着する。
⚫︎凝固因子:血液を凝固させるのに必要な因子。
⚫︎フィブリン:血液の凝固に関わるタンパク質。糊や餅のような性質を持つ。(作中では薄ピンクの網目状のもの)
⚫︎血栓:フォン・ヴィレブランド因子という接着剤の役割を持つタンパク質により、活性化した血小板どうしが凝集して、傷口をふさぐ。その後、血液中の凝固因子と呼ばれるタンパク質が働き、最終的にはフィブリンの網の膜が血小板血栓の全体を覆い固める。
二次血栓が乾燥すると"かさぶた"になる。
🛺 03 インフルエンザ
NAIVE
⚫︎ナイーブT細胞:抗原を一度もにんしきしたことがない未熟なT細胞。
⚫︎インフルエンザウイルス:感染症であるインフルエンザを引き起こすウイルス。A型、B型、C型に大きく分類され、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状を引き起こす。
⚫︎マクロファージの殺傷能力:かなり高い。
⚫︎メモリーT細胞:キラーT細胞の一部。同じ敵が出現したときに再び攻撃をしかけるよう備えている。
⚫︎T細胞の分化:抗原を認識したナイーブT細胞は活性化し、エフェクターT細胞となる。そこからヘルパーT細胞、キラーT細胞などに分化する。
⚫︎樹状細胞の能力:ナイーブT細胞を活性化させることができる。
⚫︎インフルエンザウイルスの増殖:インフルエンザウイルスは、体内では8時間後に約100個、1日で100万個に増殖すると言われている。
⚫︎エフェクターT細胞:活性化したナイーブT細胞の姿💪🏻
⚫︎B細胞(抗体産生細胞):細菌やウイルなどの抗原に対し抗体という武器を作り戦うリンパ球の一種。
⚫︎発熱:体温を上げて、体内に侵入した細菌類の増殖を抑える。また免疫系の活性化も促す。
⚫︎悪寒:体内の熱が逃げないように体の表面の血管を収縮させ、手足の表面温度が下がり、寒気を感じるようになる。
⚫︎くしゃみ、咳:ウイルスなどの異物を、体外に排出しようとして起こる反射的な反応。
⚫︎食欲減退:通常は消火活動に使われるエネルギーを病気治癒に費やす反応。
エクリン
⚫︎発汗:毒素を排泄したり、体温を調整する。
⚫︎A型インフルエンザウイルス:A型は内部での変異型が多く、世界的な大流行を起こしやすい。
🛺 04 食中毒
胃液
⚫︎胃:飲み込んだ食物を貯留し、胃壁から分泌される胃酸によって食物を殺菌する。また、消化酵素のペプシンにより、食物はどろどろの状態にされ、消化の第一段階が行われる。
⚫︎好酸球:白血球の一種。全白血球の数%程度といわれている。アレルギーや寄生虫感染があるとき増殖する。弱いながらも他の白血球のように貪食能力がある。
⚫︎マスト細胞(肥満細胞):過剰につくられたIgE(アイジーイー)の刺激に反応してヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質を分泌する。肥満細胞といっても肥満とは関係ない。
⚫︎ヒスタミン:異物や組織の損傷を認識したマスト細胞(肥満細胞)などから分泌される化学物質。ヒスタミンは血管内皮細胞の間隔を広げる働きがある
⚫︎好塩基球(こうえんききゅう):白血球の一種。全白血球の1%未満といわれている。好塩基球が特定の抗原に出会うとヒスタミンなどが放出され、アレルギー反応を引き起こすとされている。好中球と好酸球を問題部位に引き寄せる物質を作る。好塩基球にも免疫にかかわる機能があると考えられているが、まだ十分に解明されていない。
⚫︎腸炎ビブリオ:主に海水中に生息する細菌であり、この菌に汚染された魚介類を食べることにより、激しい腹痛などを伴う感染型の腸炎ビブリオ食中毒を発症させることがある。
⚫︎貪食作用:白血球(好中球)や単球、マクロファージなどの食細胞が細菌や異物などを細胞内へ取り込み、分解すること。
⚫︎アニサキス:海産動物に寄生する寄生生物。アニサキスが寄生した魚介類をヒトが生で食べると、まれに胃や腸壁に侵入し、激しい腹痛や嘔吐を伴う食中毒(アニサキス症)を発症させる。
⚫︎吐き気・嘔吐:何らかの原因により、延髄にある嘔吐中枢が刺激されて起きる反応。胃の出口が閉ざされて反対に胃の入口が緩み胃に逆流運動が起こるとともに、横隔膜や腹筋が収縮して胃を圧迫し、胃の内容物が排出される仕組み。
⚫︎好酸球の働き:寄生虫が体内に侵入した際、その殺傷を助けるなど、寄生虫感染に対する防御を行う。
🛺 05 スギ花粉アレルギー
⚫︎スギ花粉:スギは花粉を風に乗せ、遠距離に飛散させる。ピークは2〜3月。
⚫︎スギ花粉のアレルゲン:アレルギーとは、免疫反応が特定の原因物質に対して過剰に起こること。
眼球粘膜から。
⚫︎食作用:食細胞と呼ばれる単球やマクロファージ、白血球(好中球)等が細菌や異物を細胞内に取り込み、分解すること。貪食(作用)ともいう。
⚫︎記憶細胞:抗原の免疫を記憶しているリンパ球の一種。同じ細菌やウイルスが再度侵入した際に素早い抗原産生を行えるよう備えている。
⚫︎IgE(アイジーイー)抗体:アレルゲンに対抗するべく、ヘルパーT細胞の命令により、B細胞が作り出す抗体。
⚫︎ヒスタミン:4話に同じく。
⚫︎ヒスタミンの働き:ヒスタミンは、血管内皮細胞の間隔を広げ、白血球達の遊走性を高める働きがある。
⚫︎緊急用免疫システム=ヒスタミンによるアレルギー反応:ヒスタミンが活性化されすぎると、発赤・かゆみ・浮腫・痛み・気管支収縮などのアレルギー反応を起こす。
⚫︎くしゃみ:ヒスタミンが鼻の粘膜にある知覚神経を刺激する。この刺激がくしゃみ中枢に達すると、くしゃみが連発してしまう。
⚫︎鼻づまり:ヒスタミンが鼻の粘膜にある血管に作用して、炎症などを引き起こす。その結果、鼻の粘膜が腫れてむくみ、鼻づまりが起こる。
⚫︎涙:ヒスタミンが目の知覚神経などを刺激して、充血やかゆみなどの炎症を引き起こす。涙も必要以上に出る。
⚫︎スギ花粉アレルギー:スギ花粉が抗原(アレルゲン)となって起きる“くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ”などのアレルギー症状。
⚫︎ステロイド:副腎皮質ホルモンとも呼ばれている。強力な抗炎症作用と免疫抑制作用を持つ薬剤。ヒスタミンによって起こった諸症状やアレルギー反応そのものを強力に抑える。
⚫︎ステロイドの副作用:ステロイドの長期投与や大量投与により副作用が起こる場合もある。用法・用量を守ることが大切。
🛺 06 赤芽球と骨髄球
赤色骨髄
⚫︎脱核:赤芽球が、核を放出して赤血球になること。
⚫︎前駆細胞:幹細胞から特定の細胞に分化する前の細胞。
⚫︎造血幹(ぞうけつかん)細胞:血液中の赤血球、白血球、血小板などの血液細胞を産生する細胞。
⚫︎赤芽球:赤血球になる前の、分化途中段階の細胞。骨髄中に存在する。
⚫︎マクロファージ:骨髄内においてマクロファージを中心に赤芽球が集まり、赤芽球の分化、成熟に大きく関わる。
⚫︎赤芽球は、成熟して脱核するまで骨髄中で過ごす。
⚫︎骨髄球:白血球(好中球、好酸球、好塩基球)になる前の、分化途中段階の細胞。骨髄中に存在する。
⚫︎NK細胞(ナチュラルキラー細胞):全身をパトロールし、がん細胞やウイルス感染細胞などをみつけ次第攻撃する。
⚫︎細胞組織
🛺 07 がん細胞
⚫︎がん細胞:細胞の遺伝子に異常がおきて、無軌道に増殖するようになった細胞。周囲の正常な細胞との境界を侵し、どんどん増殖していく。
⚫︎増殖:がん細胞は細胞増殖の抑制がきかず、無制限に自己増殖する。
⚫︎浸潤:がん細胞は周囲の正常な細胞との境界を侵す性質がある。
⚫︎転移:がん細胞は血管やリンパ管の流れに乗って、体の様々な場所に移り、活動の場を広げてしまう。
⚫︎がん細胞のしくみ:がん細胞は炎症性サイトカインという物質を大量に放出する。そうすることで優先的に体中から栄養豊富な血液が引き寄せられ、結果的にがん細胞の増殖に関与している。この状態が続くと体の様々なバランスが狂ってくる。
⚫︎がん細胞が1日にできる数:がん細胞は正常な細胞が細胞分裂する際のコピーミスによって、健康な人でも1日に数千個作られているといわれている。
⚫︎NK細胞の活性化:「笑い」による刺激が間脳に伝わることで、神経ペプチドという情報伝達物質が活発に生産される。これがNK細胞の表面に付着して、NK細胞を活性化させる。
 ✏︎ 冒頭の3人は早く応援呼んだほうが良かったのでは? 笑うのってやっぱり体に良いんだね。
🛺 08 血液循環 🌼
⚫︎溶血:1話 参照。
⚫︎ブドウ糖:グルコースとも呼ばれる。赤血球は糖が好き。赤血球は白血球やその他一般細胞と違って、ミトコンドリアを持たない細胞なので、『ブドウ糖(グルコース)』のみがエネルギーになる。
⚫︎下大静脈(かだい-):ヒトの体の中で一番大きな静脈。下半身などからの血液を集め、心臓の右心房に送っている。(アニメ:やや上り坂)
● 勝手にメ モ 〔心臓 順路〕右心房に上大(じょうだい)静脈(肺動脈弁)と下大静脈(三尖弁)から右心室へ、そして肺動脈へと流れていく。肺動脈から左心房へ入り(僧帽弁)、左心室を通って大動脈へ(大動脈弁)と流れていく。
🩸〈肺循環と体循環〉🫀
⚫︎肺循環:右心房から右心室を通り、肺動脈を経て肺にたどり着いたら二酸化炭素を捨て酸素を受け取る。
⚫︎体循環:そこから肺静脈を通って左心房へ、次は左心室から大動脈を通り動脈から毛細血管へ。そこで酸素と養分を渡し、二酸化炭素などの不要物を受け取る。再び右心房に戻ってくるまでが体循環。
⚫︎心臓:全体が筋肉でできた器官。静脈から戻ってきた血液を動脈に押し出すポンプの役目を担っている。その動きは、1日におよそ10万回繰り返されている。
⚫︎右心房:上下の大静脈から静脈血を受け、右心室へ送る。
⚫︎三尖弁(さんせんべん):心臓の右心房と右心室の間にある三枚の弁。心臓が収縮する時は、右心室へ血液を流し拡張の際は右心房への血液の逆流を防ぐ。
⚫︎右心室:二酸化炭素を多く含んだ静脈血になっている。
⚫︎肺動脈:静脈血を肺に送る動脈。
⚫︎肺:二酸化炭素を捨て、酸素を受け取る器官。
肺胞
⚫︎肺静脈:酸素を多く含んだ血液が流れている。
⚫︎大動脈:大動脈から、それぞれに分岐した動脈を通り、全身の毛細血管へと流れる。(速い)
⚫︎毛細血管:細胞に酸素と養分を渡し、二酸化炭素などの不要物を受け取る。
 ✏︎ 心臓や肺の表し方がなかなか面白かった。見守る白血球(好中球)…。
🛺 09 胸腺細胞
THYMUS
⚫︎胸腺(きょうせん):T細胞のもとになる細胞(前駆細胞)を立派なT細胞に分化・成熟させるためのリンパ器官。
⚫︎胸腺上皮細胞:胸腺を形成する上皮細胞。リンパ球を哺育し、T細胞の分化を助けている。
⚫︎正の選択・負の選択:胸腺では有用なT細胞を選択して生存させる"正の選択"と、自己を攻撃する有害なT細胞を排除する"負の選択"が行われている。これにより、自分の身体と病原体などの異物を厳密に識別することのできるリンパ球が選別されている。最終的にT細胞になれるのは、わずか数%といわれている。
🛺 10 黄色ブドウ球菌
⚫︎単球:全白血球の約7%を占める単核の遊走細胞。他の免疫細胞同様、生体防御に関与する。
⚫︎鼻腔:呼吸器の入り口に位置する器官。デリケートな肺胞のカベが傷つかないよう、体に入ってくる空気をあたため、加湿して送り込む役割がある。
アニメ中では→"鼻腔温泉"♨️
⚫︎黄色ブドウ球菌:2話 参照。
⚫︎ブドウ球菌の名前の由来:いくつかの球菌が塊になって、その姿がブドウの房のようにみえることから「ブドウ球菌」と呼ばれている。
⚫︎フィブリン:2話 参照。
⚫︎コアグラーゼ:フィブリンを析出させて血漿(けっしょう)を凝固させる酵素。これを産生する菌はフィブリンの網をバリアにして白血球の攻撃(貪食)から免れる。
血管の中と外
⚫︎マクロファージと単球:単球は骨髄で作られ、血液中を流れているが、血管外に出るとマクロファージになる。(つまり、マクロファージは、血管内だと単球。)
🛺 11 熱中症
⚫︎放熱:皮膚の近くに血液を多く流し、熱を放散する体温調節機能の1つ。
⚫︎汗腺と汗:皮膚にある汗を分泌する腺。アポクリン腺とエクリン腺の2種類がある。汗をかくと、蒸発する際に熱を奪う(気化熱)。これが体温調節に重要な役割を担っている。
⚫︎めまい:目がまわる、自分のまわりがふわふわした感じがするなどの症状が現れる。平衡感覚器の障害や脳血管の障害で現れる症状。
⚫︎立ちくらみ:頭から血の気が引いて一時的に目の前が真っ暗または真っ白になり、めまいを伴うような状態。意識は保たれている。
⚫︎失神:脳への血液が一時的に低下または遮断された状態。数秒から数分の意識喪失を伴う。
⚫︎熱中症:体温を調節する機能が狂ったり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたりすることによって起こる健康障害の総称。重症度によってⅠ〜Ⅲ度に分類される。初期症状のⅠ度熱中症ではめまい、立ちくらみ、唇のしびれ、失神などの症状が起こり、かつては熱失神、熱けいれんと呼ばれていた。暑さや高音で皮膚の血管が拡張し、血圧が低下することで、脳への血流が減少して引き起こされる。
⚫︎セレウス菌:土、水中など自然環境に広く分布している土壌細菌の1つ。下痢型、嘔吐型の2種類の食中毒を引き起こすことがある。発育の段階で芽胞(がほう)と呼ばれる熱に強い殻を作り、100℃ 30分の過熱にも耐えることができる。熱中症になると蔓延するというわけではない。
⚫︎熱中症予防① 帽子:直射日光や、頭部への過熱を防ごう。
⚫︎熱中症予防② 水分補給:脱水症予防のため、こまめに水分や塩分を補給しよう。
⚫︎脱水症:体の中にある体液が失われて日常活動や生命維持活動に障害が生じた状態のこと。この状態になると、栄養素や酸素の吸収、老廃物の排出、体温調節、体液循環に支障を来すことがある。
⚫︎輸液注射:静脈内に投与される注射剤。主として水分補給、電解質補正、栄養補給などの目的で投与される。
⚫︎体を冷やす:涼しい場所に避難し、首の周り、脇の下、足の付け根(ふともも)など、大きい血管が通る部分を冷やすのが効果的。
🛺 12 出血性ショック(前編)
⚫︎ミュータンス菌:ヒトの口腔内にも存在する虫歯の原因菌のひとつ。
⚫︎血圧:全身の隅々まで血液を送り続けるためにかかる圧力。普通「血圧」といった場合には、動脈の血圧を表す。心臓の収縮、拡張にともなう拍動をエネルギー源にしている。血圧はいろいろな要因によって変化するが、正常範囲より高すぎる場合は高血圧、低すぎる場合は低血圧と呼ばれ、体内にさまざまな影響を及ぼす。
🛺 13 出血性ショック(後編)
⚫︎大量出血時の症状『血圧上昇』:初期は交感神経が興奮し、血圧が上昇する。
⚫︎大量出血時の症状『体温低下』:循環する血液量が減少するため、体温が低下する。
⚫︎出血性ショック:外傷による出血や消化管など体内からの出血などによって大量の血液が失われると、血圧が保たれなくなり意識が朦朧としたり、失神したりする。適切な処置を行わなければ、命を失うこともある。体内の血液量の3分の1程度を失うと、ショック状態になると言われる。
⚫︎献血:輸血や血液製剤製造のために無償で血液を提供すること。輸血用血液は長い間保存することが出来ないため、献血は常に必要とされている。
⚫︎輸血:足りなくなった血液成分を補充する治療方法。輸血で補うことができる血液成分は赤血球、血小板、血漿成分、凝固因子などがあり、状況に適した血液製剤を選び、輸血が行われる。
“仕事は知識だけじゃなく、経験と熱いハートが大事”
 ✏︎ 東北の赤血球たちーーー!!!輸血かな ? (輸血でした🙆🏻‍♀️)
"ゆい言"はもっと他にあるだろーー!(笑)

※サブタイトル横の🌼はお気に入り回※
▪️2022年8月9日〜8月22日 鑑賞