湯っ子

ハウス・オブ・ザ・ドラゴンの湯っ子のネタバレレビュー・内容・結末

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(2022年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

GOTの興奮が覚めぬまま、こちらに突入。
やっぱり一気に観てしまった!
タイトル通り、お家騒動の様相。エログロは控えめだけど、観ていて痛みを感じるような出産シーンがあったり、殺伐とした雰囲気で抉ってくる。愛着を持てるキャラクターがひとりもいないシビアさに痺れつつ、寂しさもあり。
中心人物となる少女の頃のレイニラの不敵な佇まいが良い。誰かに似てるんだよなぁ、とずっと思ってて閃いたのがタカトシのトシで、父親である王と並んで座ってたら、これがまた王もタカにちょっと似ていて面白かった(今にも「欧米か!」ってツッコミそう。実際に欧米だけど)。少女の頃のレイニラもなかなかだけど、今後けっこうな悪役として活躍しそうなエイモントがまた良いアゴ加減(高畑監督の「かぐや姫の物語」の帝並み)で、近親婚を繰り返している王家を表現してるのかもなんて思った。
王あるいは女王は孤独なものだということは、GOTを観ていても感じたことだけど、デナーリスは本当に「ひとり」だなあ、とつくづく感じるところがあった。本作のレイニラも同じように「ひとり」なところが共通していると思う。
シーズン2では、今いるキャラも新しいキャラも含め、「推し」ができるといいんだけど。
湯っ子

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