ヒムロ

シー・ハルク:ザ・アトーニーのヒムロのレビュー・感想・評価

4.5
ロサンゼルスの女弁護士ジェニファー・ウォルターズは事故によって従兄弟であるブルース・バナー、ハルクの血液が体内に入り自身もハルクに変身できるようになってしまう。
ハルクの力を得たからにはヒーローとして世界を救いながらも苦難と闘う生活が待っていると言うブルースに反して、ジェニファーは弁護士として変わらず生活する道を選ぶ。
超人専門の弁護士として「シーハルク」の法廷ドラマが始まる。

ちょくちょくこっちに向かって喋りかけてくるのは演出上の事かと思ったら調べてみるとシーハルクには第4の壁を超える能力があるのね…ちょっと説明してほしさあったよ…

それはそれとして本作はMCUドラマシリーズだからこそ出来る超傑作ドラマだ。
従来のヒーロー物の形態をほぼ捨てて法廷コメディドラマとして7割ぐらい進んでいくのが斬新。
ヒーローをやらないということがフリになってくるのはここまで追って見てきたからこそ。


ハルクになったから夜ヘッドホンをつけて歩いても怖くなくなった。
など女性の立場についての風刺も描写として多いが、ジェニファー自身がサバサバとしていて説教くさくさせていない。

女性で弁護士、しかもスーパーパワー持ち、だけど仕事もプライベートも充実させて1人の女性としてどう生きていくか。
ヒーロー物というより本作はヒューマンドラマが正しいジャンルだろう。


最終話については賛否かなり分かれそうな展開ではあるが、僕は正直ああいう演出のゲームなど大好物なので最高に痺れた。
ヒムロ

ヒムロ