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ウ・ヨンウ弁護士は天才肌のsouのレビュー・感想・評価

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(2022年製作のドラマ)
3.6
自閉症の弁護士を中心とするヒューマンドラマ。
 
パクウンビンちゃん、本当に素晴らしい演技で可愛くて仕方なかった!

だけど、可愛いんだけど、やっぱり少し変わっている。
こだわりがあったり、苦手があったり、空気が読めずに突拍子もなかったり。
私の子供は自閉傾向があるので、他人事ではなく、ただ「カワイイ、面白い」と気楽に見ることはできなかった。
ヨンウのお父さんの気持ちがすごくよくわかった。

実際ああいう弁護士さんがいたら、仕事続けていけるのかどうか…
仕事って人間関係9割と言っても過言ではない気がするから。
仕事の能力とは別に、世渡りコミュニケーションってやっぱりある程度必要になってくるんじゃないかなぁ…
ウヨンウは優秀だから雇われるかな。
じゃあ、やっぱり秀でたところがないと、変わっている人は生きづらいのかな…とか。
少し考え込んでしまう作品だった。

でも、ウヨンウの真っ直ぐに突き進むところ、好きなことを話すときのキラキラしているところ、やっぱりすごく魅力的だった。
仕事においても、他の人とは違う発想があるからこその強みがあったと思う。
そんなウヨンウのいいところをちゃんと見てくれる人が周りにたくさんいた。
困ったときは助けてくれてた。

それって実はどんな人にでも共通して言えることかもしれない。
ムカつくところ、嫌いなところ、なんでできないの?なんでそうするの?そう思うこともある。
でも、いいところがあって、得意なこともある。
それを認めて、やっぱり好きだから、仲間になる。そばにいる。困っていれば助けてあげる。


自分と違うものはなかなか認められないのが人間。
まずは、こういう特性の人もいるんだと皆が知ることが大事なんだと思う。
わざとじゃなくて、一生懸命やっても苦手なことがある人のことを知ってほしい。

皆が違う人間でそれぞれ長所と短所を持っている。
それを認めあえて、お互いに長所を活かしてゆける世の中になっていってほしいなぁと思うのである。

カンテオの優しさと温かい瞳が印象的だったなぁ。
あと、春の日差しのスヨンとちゃんと認めてくれる上司も素敵だった。

うちの子も、認められ、愛される人に育ち、いい仲間に巡り合ってほしい(涙)
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